「公務員試験って独学で勉強できるものなの?」
「どの科目をどの順番でやっていけばいいの?」
「独学におすすすめの過去問やテキストは?」
こんな疑問をお持ちの方にさくっと解説します。
※この記事は以下の方を対象にしています。
・公務員試験を受験しようと決めている方
・国家総合職以外を志望している方
・独学で勉強を始めたいと思っている方
・独学での勉強法や勉強順が知りたい方
ただし公務員試験って科目も多いし、効率的に勉強するにはある程度のノウハウが必要なんだ
やみくもに勉強するんじゃなくて、きちんとしたやり方で勉強することが独学のポイントだよ。
Contents
・公務員試験を独学でやるためのポイント
公務員試験は勉強する科目もかなり多く、最近は論文試験や面接試験といった筆記試験以外の重要度が増加しています。
よって、現在は参考書や過去問を買って筆記試験の勉強をしておけば公務員になれるというものではありません。
特に独学で勉強する場合は論文試験、面接試験の対策がやりずらいというところがあります。
また筆記試験でも、わからない問題や科目をどうクリアしていくかが大切になってきます。
独学で公務員試験対策をする上で大事なことは、
・いかに効率よく、継続的に勉強できるを環境を作るか?
・論文試験や面接試験対策をどうやって行うか?
・わからない問題や科目をどうクリアしていくか?
少なくともこれら3つのポイントは押さえておきましょう。
ちなみに3つめの「わからない問題や科目をどうクリアしていくか?」についてですが、公務員試験には捨て科目にできるものが複数あります。
それを踏まえれば捨ててしまうという選択肢もアリです。
この「捨て科目」については下記の記事でも紹介していますので、ある程度勉強するものがわかっている方は参考にしてみてください。
・公務員試験の独学でまず最初にやるべきこと
独学で公務員試験の勉強を始める前に、まずは独学に必要な準備をしましょう。
ここで準備すべきことを確認したら、記事の後半で紹介する「科目ごとの勉強法と優先順位」に沿って具体的に準備を開始してくださいね。
ステップ1:勉強する科目を把握しよう
皆さんの中で受験する公務員試験は決まっていますか?
またご自身が勉強する科目の全体を把握していますか?
なんとなく公務員試験を受けよう→予備校とかだるいから自分で勉強やってみよう→で、何を勉強すればいいの?…、という方はまずここから固めましょう!
なぜなら公務員試験は受験する試験の種類によって勉強する科目が違うからです。
独学で勉強をするのなら、なるべく無駄なことは除外して時間を有効に使いたいですからね。
受験する公官庁のホームページや、市役所などが配布している採用試験の案内を見れば受験に必要な科目が書いてありますので、自分が勉強すべき科目は必ず最初の段階で確認しておきましょう。
また、まだ受験する試験が決まっていない方は公務員試験の情報サイトこむいんで試験情報を探してみましょう。全国の公務員試験情報が網羅的に紹介されており、各受験先のホームページへのリンクがあるので、採用試験ページへすぐにアクセスできるので便利ですよ。
■公務員試験情報サイト「こむいん」
■「国家公務員採用試験NAVI」(こちらは国家公務員試験の試験科目が確認できます)
■公務員試験の科目は以下の記事でも紹介しています↓
ステップ2:参考書や過去問を揃えよう
自分が勉強する科目を確認できたら、次はその科目の参考書および過去問を揃えましょう。
特に過去問は公務員試験の筆記試験を突破するためのマストアイテムです。
公務員試験は過去問に始まり過去問に終わるとも言われているくらいです。
参考書も初めて学習する科目の導入部分でとても役に立ちます。特にいきなり過去問から入っていくのはキツイ人という人は参考書から読み始めるのがオススメですね。
■オススメの参考書、過去問はこちら↓
https://zakunoblog.com/osusumesankousyo%ef%bc%86kakomon
ステップ3:勉強のスケジュールを立てよう
参考書や過去問を揃えたら今度はスケジュールをたてましょう。
予備校であれば、学校側がカリキュラムを作成しその通りに勉強を進めていくのですが、独学でやっていく場合は自分で学習スケジュールを作成しなければなりません。
スケジュールはどんなものでも構いません。
自分が受験する試験の日程に間に合うよう学習スケジュールが立っていればOKです。
ステップ1で確認した方はおわかりでしょうが、公務員試験は試験ごとに勉強する科目が違ってきます。教養科目のみの試験もあれば、教養科目+専門科目の試験もあります。
試験日は決まっていますので、この科目をいつまでに終わらせるといったように自分で期限を設けて学習を進めていきましょう。
こちらも具体的な勉強順番は、この記事の後半にある「科目ごとの勉強法と優先順位」でご紹介します。
やみくもに勉強を始めても中途半端に終わってしまうからね
準備に時間かかりそうだね…
・公務員試験を独学で勉強するために意識すべき事
公務員試験を独学で勉強していくために意識的にやっておくべきことをお話しします。
少し私の話をしますと、公務員試験の勉強は大学の学内講座から始まり、独学、公務員予備校と3つの勉強パターンを経験しています。
それを踏まえた上で公務員試験の勉強に置いて共通に必要だと感じたことをまとめました。
独学で勉強される場合も重要なことだと思うので、常に意識しておきましょう。
継続が大事
とにかく勉強を続けることが大事です!
学習スケジュールを立てたらきちんと勉強をやる。その日が勉強できなかったら別の日に時間を作って遅れを取り戻す。これを続けていきましょう。
例えば教養科目の数的処理や文書理解などは完全に慣れが必要な科目となっています。
よほど得意科目な人でない限り、基本的に毎日問題を解いて本番を迎えるくらいの気持ちでいた方がいいです。
特に独学の場合は予備校と違って強制力が働きにくいというデメリットがあります。
自分自身を完璧にコントロールできる人は問題ないですが、人によって違うところですよね。
なのでサボり癖があったり、どうしても一人じゃ続けていけないという人は早い段階から公務員予備校を考えた方がいいです。中途半端にダラダラ1年~2年と勉強しても時間を無駄にする可能性が高いですからね。
勉強の優先順位が大事
科目ごとに優先順位をつけて勉強していくことが大事です!
例えば教養科目はほぼ全ての公務員試験に出題される科目になるので優先的に始める必要があります。さらに教養科目の中でも数的処理は最優先で勉強すべき科目となっています。
また専門科目には主要5科目という出題数や勉強時間が多く必要な科目が5つあります。
なので専門科目での最優先はこの主要5科目となっています。
このように各科目には勉強の優先度というのが決まっています。優先度を知らずに自分の興味のある科目から勉強を始めてしまうと、かなりの非効率かつ時間のロスとなってしまいます。
取捨選択を意識
公務員試験の勉強で大事なことが取捨選択という考え方です。
冒頭の「公務員試験を独学でやるためのポイント」でも少し触れましたが、公務員試験は捨て科目を作ることができます。
公務員試験は満点をとる必要がない試験です。だいたい合格の基準は6割~7割程度の得点だと言われています。
なので、出題数が多い問題を優先して勉強していけば多く得点できるようになります。
逆に出題数が少なく勉強のボリュームがある科目や、試験問題の選択制によって問題を選ばなくて済むような科目は捨て科目として優先順位を落としても構いません。
やるべき科目を把握し、やらなくていいのは後回し!
これ大事です。
勉強に集中できる環境づくり
自分が集中して勉強できる場所を確保しましょう。
自分の部屋だとすぐに勉強をサボってしますという人は図書館や学校の自習室などを利用するのがオススメです。
逆に自分の部屋でしか集中できなくなってもいけないので、時には勉強する環境を変えてみるのもいいかもしれません。
模擬試験を受けてみる
過去問の演習と本番の試験は別物と考えてください。
なので、ある程度参考書や過去問を解いて問題に慣れてきたら模擬試験を受けてみましょう。
過去問はジャンルごとに問題がまとめてありますが、本番の試験はランダムに全ての科目から出題されます。
本番で焦らないためにも、試験形式の問題に慣れておくことが重要です。
模擬試験は公務員予備校などで受験することができます。
模擬試験は有料で予備校生でなくても受験できる学校が多いです。
試験問題を取り寄せて自宅受験できる模擬試験もありますが、実際にライバルがいる試験会場で受験する方が本番前のリアルな体感ができるのでオススメです。
また予備校以外であれば、全国レベルの模擬試験である産経公務員模擬テストや公務員試験定番の過去問スーパー過去問ゼミを発行している実務教育出版さんが実施している公務員公開模擬試験(自宅受験のみ)などがオススメです。
スポーツや格闘ゲームでもそうなんですが、自分一人で練習していても本番の試合でうまくいくとは限りませんよね?
やはり本番の空気や問題の特徴などを少しでも感じるために、会場に足を運んでその臨場感を体験しておいた方がいいと思います。
独学だからこそ、たくさんの人が受験している中で試験を受ける慣れが必要があるといえるでしょう。
正しく効率的に勉強していくことを心がけよう。
・科目ごとの勉強法と優先順位
教養科目、専門科目の具体的な勉強法と優先順位を紹介します。
勉強法については科目ごとに解説ページへのリンクがありますので、勉強を始めたい記事へ飛んでみてくださいね。
各科目をオススメの勉強順で並べていますので、勉強する順番が全く分からないという方はこの順番で勉強を始めてみてください。
この順番で勉強することで効率よく進めていけます!
教養科目の勉強法と順番
教養科目は多くの公務員試験で採用されている科目であり、一般教養と一般知能の二つに分けられます。
教養科目そのものが優先して勉強する科目ですが、その中で優先順位をつけると最優先で勉強すべきなのは数的処理、次いで文書理解といったところです。
繰り返すようですが、この2科目は出題数も多く合否を分けるレベルです。さらにある程度の慣れが必要になってくるもので毎日問題を繰り返し解くことで力をつける必要があります。
■教養科目の勉強順(1から順番に勉強していきましょう)
1.(最優先)
・数的処理 (数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈)
・文書理解 (現代文、英文、古文)
・時事
※赤字は捨て科目候補
数的処理は自分で勉強量を決めて、毎日問題を解くようにしましょう。
文書理解は毎日やるほどではありませんが、定期的に問題を解いて感覚を忘れないようにします。
時事は普段からニュースや新聞を読んで世の中の流れに関心を持っておくことが大事です。しかし試験対策としては毎年2月頃に発売される「速攻の時事」という時事の参考書で勉強します。時事の優先度は高いんですが速攻の時事の発売を待つ必要があります。
そして数的処理、文書理解、時事に加えるように、下記の準優先科目を付け足して勉強していくと効率よく勉強していけます。
2.(準優先)
・人文科学 (日本史、世界史、地理、思想、文学、芸術)
・社会科学 (法律、政治、経済、社会)
・自然科学 (数学、物理、化学、生物、地学)
※赤字は捨て科目候補
準優先の科目は特に優先順位はありません。
ちなみに赤文字になっている科目は、比較的捨て科目として勉強されないことが多い科目です。
赤文字の科目が得意だという方でない限りは、とりあえず他の科目を優先して勉強してください。
これらの赤文字科目は出題数が少ない上に勉強量が多かったりとあまりコスパがよろしくないので、序盤から時間を掛けて勉強する必要がないです。
最優先の数的処理と文書理解と時事に準優先の科目をつけ足して勉強する。まずはこの順番に沿って学習スケジュールを作ってみましょう。
■教養科目の勉強法
下記の記事で教養科目の勉強法やオススメの参考書、過去問を紹介しています。
専門科目の勉強法と順番
続いて専門科目は主要5科目から優先して勉強していきます。
主要5科目とは(憲法、行政法、民法、ミクロ経済学、マクロ経済学)のことです。
理由としては勉強する時間がかかる上に出題数が多いからです。
なので早めにとりかかり、早めに壁にぶつかり解決しておく…、これが主要5科目の必勝法になってきます。
■専門科目の勉強順(1から順番に勉強していきましょう)
1.(最優先)
・憲法
・行政法
・民法(Ⅰ、Ⅱ)
・ミクロ経済学
・マクロ経済学
主要5科目はどの科目から勉強を始めてもいいんですが、初めての方は比較的勉強しやすい憲法から始めるのがオススメです。
また民法はⅠとⅡの二つで構成されており、ミクロ経済学とマクロ経済学は合わせて経済原論と呼ばれます。
この民法と経済原論は多くの受験生が苦戦する難関科目なので、ついつい敬遠したくなるんですがなるべく早めに勉強を始めましょう。
この主要5科目だけでも結構にボリュームがあります。
まずはこの5科目を終わらせましょう。
2.(準優先)
・政治学
・行政学
・財政学
・国際関係
・労働法
※労働法は受験する試験によっては不要となります
準優先の4科目は暗記が中心の科目になるので、過去問をまわして覚えていくという勉強法になってきます。
この4科目はどれから勉強しても構いませんが、労働法は地方上級試験や労働基準監督官採用試験など一部の試験のみで必要な科目です。ご自身の受験する試験によっては勉強を省いてもらって大丈夫です。
また、財政学は最新の国の一般会計予算や地方財政計画などの時事問題が絡んでくるので「速攻の時事」とセットで勉強をします。速攻の時事が出るまでに時間がある場合は時事が絡む分野以外から勉強を始めましょう。
ちなみに財政学は経済原論と内容が被る部分もあるので経済原論をやっておけば対処できる分野も出てきます。
3.(必要に応じて)
・刑法
・社会政策
刑法は地方上級試験や市役所試験の必須問題として出題されます。また、裁判所事務官の試験では選択問題として出題されます。かなり複雑な法体系の科目ですが、基礎的な知識で解ける問題も多いので勉強しておくと得点源になります。
勉強するタイミングとしては準優先科目がひととおり終わったくらいでOKです。
社会政策は地方上級試験や市役所試験で出題される専門科目です。基本的に時事が絡む問題が多いので専門科目として勉強するならば基礎知識の暗記がメインになってきます。財政学と同じように教養科目の時事とセットで勉強するのがオススメです。
4.(基本的に捨て科目)
・社会学
・経営学
・会計学
社会学は全試験で選択問題となっているので選択をしなければ捨て科目にしても問題ありません。ただ、政治学や行政学と似通った科目なので合わせて得点源にしたいという方は勉強するのもアリです。
経営学は地方上級試験の全国型でのみ必須問題として出題されます。他の試験は選択問題なので社会学と同じく選択しなければ捨て科目として問題ありません。
地方上級試験で必須解答とはいえ2問程度の出題になるので、他の科目の時間を割いてまで優先して勉強する科目とは言えません。時間があったらやってみるというスタンスでOKです。
会計学は国税専門官試験で出題される必須問題ですが、筆記試験の突破にはさほど影響はしません。私も過去に国税専門官の試験を2回ほど受けていますが会計学はノー勉強&ノー知識で問題なく突破できています。その代わり他の科目はしっかりと得点をしていました。
とはいえ国税専門官になる方は採用後に簿記の知識や資格が必要になってきますので、国税専門官が第一志望なら会計学を勉強しておいた方がいいでしょう。
5.(基本的に選択しない科目)
その他の専門科目(心理学、教育学、英語など…)
基本的にその他の専門科目は、その学問に詳しくて精通している人が解答するという感じの問題です。
ほとんどが選択科目なので特に勉強する必要はありません。
■専門科目の勉強法
下記の記事で専門科目の勉強法やオススメの参考書、過去問を紹介しています。
憲法
行政法
民法
経済原論
政治学・行政学
財政学・国際関係
労働法・刑法
・論文試験と面接試験対策
論文試験と面接試験が公務員試験に占める比重は年々大きくなっています。
筆記試験のボリュームから手を抜きがちになるのがこの2つなのですが、どちらも無視できません。
特に独学で勉強する方が対策に困る試験でもありますね。
ですが独学で打つ手なしというわけではありません。きちんと正しい対策をすれば突破できる試験です。
論文試験と面接試験の対策を始める時期ですが、筆記試験が落ち着いてきた時期に始める人が多いです。
特に面接試験の対策は筆記試験がパスしてから始める人も多いですね。
ただ論文試験と面接試験の対策はそれなりに時間がかかるので,なるべく早い時期に始めることをオススメします。
またタイムリーなネタに対応できる力を身に着けるためにも、論文試験と面接試験の対策は時事をセットで勉強するのがいいですね。
論文試験
論文試験の対策としてはまず論文を書いてみることが重要です。
そして書いた論文はそのままではなく第3者に添削してもらいましょう。
もう少し細かく言うと、おおまかな論文試験対策の流れは以下の通りです。
・公務員試験の論文でよく扱われるテーマを勉強する。
・論文の型を覚える
・論文を書く
・第3者に添削してもらう
・添削結果をフィードバックし、次の論文を書く
上記の流れで何回か論文を書けば本番でも対応できるレベルになれるはずです。
このあたりの具体的なやり方は下記の記事にまとめています。
面接試験
面接試験対策は実際に面接の練習をしてみることが重要です。
いわゆる模擬面接ですね。
面接試験も筆記試験と同様に事前準備が重要になってくるので、絶対にぶっつけ本番はやめましょう
事前準備として具体的には下記のようなものなります。
・自己分析
・志望先の分析
・面接の基本ルールの把握
・模擬面接
予備校であれば模擬面接を含めた面接試験のサポートをしてくれます。
独学でも面接試験の参考書などで準備できるものもありますが、模擬面接などは難しいところですよね?
独学の人でも模擬面接の練習ができる相手としては、
・家族や友人
・ハローワーク
・予備校の有料模擬面接
・ジョブカフェ
上記のような相手が考えられます。
ただし、家族や友人は模擬面接というより気休め程度でしょうね。
場所が限られたり、有料になってしまったりですがハローワークや予備校の有料模擬面接、ジョブカフェなどを利用する方が面接練習としては効果的でしょう。
面接試験の具体的な対策は下記の記事にまとめています。
・一般的な学習スケジュール
学習スケジュールはこれまで紹介してきた科目の優先順で、試験本番日から逆算するように組んでいくといいでしょう。
参考までに一般的な学習スケジュールを紹介します。
あくまで参考なのでご自分の受験先やペースに合わせて常時組み替えていきましょう。
※設定
勉強期間(約1年)
4月から勉強スタート、来年度受験
受験予定(国家一般職、地方上級、市役所)
月 | 教養①(毎日やる) | 教養②
(①とセットでやる) |
専門①
(主要5科目) |
専門②
(①の次に勉強スタート) |
論文
面接 |
4月 | 数的推理
判断推理 空間把握 |
憲法
経済原論 民法 行政法 |
|||
5月~
12月 |
数的処理(資料解釈)
文書理解 |
日本史、世界史
地理 生物、地学 政治、経済、社会 |
政治学
行政学 財政学 国際関係 |
||
1月(新年) | 労働法 | ||||
2月
(速攻の時事発売) |
時事 | 刑法
社会政策 財政学(時事)
|
論文
面接 対策開始 |
||
3月 | 社会学
経営学 (時間があれば) |
||||
4月~
5月 |
総合演習 | ||||
6月 | 試験本番(国家一般職、地方上級) | ||||
7月~
8月 |
総合演習 | ||||
9月 | 試験本番(市役所) |
・独学の費用
一般的に公務員試験は公務員予備校に通って勉強するやり方と、自分で参考書や過去問を買って勉強する独学の2パターンがあります。
基本的に公務員予備校と独学では独学の方が費用的には安くて済みます。
実際に独学でかかる費用はどれくらい?
公務員予備校は地方上級、国家一般職のコースで約30万円というのが相場です。
では、独学で参考書や過去問を揃えた場合は総額でいくらになるのでしょうか?
今回は参考までに私が実際に使用していた参考書や過去問の総額を出してみました。
今回合計する書籍はこのブログの各科目別記事でも紹介しているものです。
ジャンル別に分けて合計すると以下の通りです。
教養科目の参考書、過去問 ¥26,618
専門科目の参考書、過去問 ¥37,682
論文試験、面接試験対策本 ¥3,968
公務員六法 \2,808
総合演習問題 ¥5,616
直前演習問題(受験ジャーナル) ¥1,728
以上の書籍の総額をだすと…
78,420円!
これに模擬面接や小論文の添削料、模擬試験代等を含めると
だいたい独学にかかる費用は8万~9万円程度だということがわかりますね。
さて皆さんどうでしょうか?
確かに予備校の費用と比べればかなりの安さですね。
逆に思っていたより独学って費用がかかるな~と感じた方もいるでしょう。
きちんとこれらの書籍を購入し、最後まで計画的にやり遂げることができる人なら独学でも結果をだせます。もちろんその時は予備校よりも断然安く済ませることができます。
独学のメリットは予備校に比べると費用を安くできて、自分のペースで学習ができるといったところですね。
悩ましい…
手堅くいきたいなら公務員予備校、自分に自信があるなら独学という考えでもいいと思うよ。
・独学に自信がなければ素直に予備校がオススメ!
繰り返すようですが、ここまで公務員試験の独学勉強法を見て「なんだか最後までやり遂げれるか不安だ」と自信がない方は素直に公務員予備校を検討した方がいいでしょう。
独学で勉強をスタートして挫折してしまい、公務員予備校に途中から通うとなれば結果的に公務員になる時間が余計にかかってしまいますからね。
予備校は試験勉強のノウハウや合格までの最短の道を示してくれるので、初心者の方も余計な回り道をしなくて済みます。
さらに前段で触れたように独学でも8万円~9万円程度の費用はかかってしまいます。
予備校の中には30万円台の学費がかかるところもあれば、10万円台の学費で済ませるところもあるので、利用する予備校によっては費用を最小限度に押さえることも可能です。
・予備校は試験勉強のノウハウや合格までの最短の道を示してくれる
・初心者でも余計な回り道をせず効率よく勉強できる
・論文や面接などの2次対策をしてもらえる
・独学でも費用は8~9万程度は必要
独学で勉強すると思っていた方で、少し予備校も検討してみようかな~と思ったら、ぜひ公務員予備校の資料請求をしてみましょう。
資料請求は無料で行えるし、なにより予備校のカリキュラムや雰囲気を知ることができるのでオススメです。
「どんな公務員予備校があるの?」と少しでも気になった方は、下記の記事でオススメの予備校をまとめていますので参考にしてみてください。
資料請求してみようかな
予備校を知ってから勉強法を判断してもいいと思うよ。
大手予備校なら資料請求後にセールスの電話がかかってくることもないから安心していい。
最後になりますが、独学で勉強するにしても、予備校で勉強するにしても参考書や過去問は使うことになるかと思います。
スーパー過去問ゼミや速攻の時事などの定番過去問は予備校の講師にも勧められたくらいですからね。
合格まで辿り着ける内容は独学でも十分手に入る状況です。
独学で勉強するにせよ、予備校で勉強するにせよ、計画的に時間を掛けて実力をつけていきましょう。
それでは今回はここまで!
最後まで読んでいただきましてありがとうございます!