アガルートってどんな予備校なんだろう?
どんな人におすすめなのか、経験者に評価や意見を聞きたい。
こんな疑問に答えます!
皆さんこんにちは!
公務員経験者のざく(@NAO85294160)と申します。
今回の記事は「アガルートはどんな公務員予備校で、どんな人におすすめか?」というテーマでお送りいたします。
私ざくは、過去に複数の予備校を経験しており、多数の公務員試験に合格してきた実績があるので、参考になるかと思います。
アガルートは2015年1月に登場した比較的新しい公務員予備校ですが、無駄なく最短で合格を狙える予備校だと感じたので紹介させていただきます。
Contents
アガルートってどんな予備校?
アガルートはオンライン上で受講できる通信講座で、インターネットによる配信講義と製本されたテキストで学習を進めていきます。
アガルートは公務員予備校の大手であるLECやTACとは違い、最近数多く登場している通信講座が中心のオンライン型予備校にグルーピングされます。
アガルートの講座は必要最小限のボリュームで合格に必要な力を身につけられるよう、内容が絞られた講座になっています。かといって内容が薄いわけでなく、講義の質も高いとの評判が多いです。
また、アガルートで使用するテキストは元大手予備校講師が直接作成に関わっているため、どれも出題傾向に沿った内容で、力を入れるべき分野が分かりやすい構成です。
実は初学者がいきなり市販のテキストや過去問に手を出すと、どこに力を入れて勉強すべきか分からずに、必ずといって良いほど勉強に無駄が生じるんですよね。
アガルートの講座は、こういった初学者が時間を奪われるリスクを回避しつつ、公務員合格へのノウハウを最短で学ぶことができる構成になっています。
アガルートのメリット・デメリットとは
ここからは私が個人的に感じたアガルートのメリット・デメリットを解説していきます。
アガルートのメリット
アガルートのメリットだと感じたポイントは以下の通りです。
- 数的処理、法律系科目が強い
- 単科講座が豊富
- 大手予備校と比較すると費用が安い
- 手厚い面接対策
- USBメモリでオフライン受講ができる
- 国家総合職対策のカリキュラムがある
順番に解説します。
数的処理、法律系科目が強い
アガルートには数的処理や法律系科目に強い講座があります。どちらも公務員試験の中で合否を分ける重要科目であり、苦手とする受験生が多いです。
中でも元大手予備校LECの講師である柴崎先生の数的処理講座はとても評判がよく、わかりやすいとの声が多いです。
どんな講座か気になる方は、ぜひ下記の動画をチェックしてみてください。
特に数的処理は教養のみで受験する方にとって、合否に直結するほどの超重要科目です。
それにもかかわらず、苦手な人はとことん苦手で、なかなか点数をあげられずに頭を悩ます受験生が多いんですよね。私もそんな受験生をたくさん見てきました。
数的処理が苦手な人ほど、是非こちらの講座を受けてみて欲しいです。
それから、法律系科目も「理解すること」に力を入れた質の高い講座を受けれます。
皆さんは法律系の科目って丸暗記すれば問題が解けると思っていませんか?
実は法律系科目の科目って暗記だけだと応用問題に太刀打ちできないんですよね。法律の裏にある背景や原理をきちんと理解する必要があります。
アガルートの講座はこの辺りをキチンと押さえてます。
また、アガルートは難関資格で有名な司法試験の合格率も44.8%と高いです。かなり法律系に強い予備校なので、法律系科目の多い試験を受験するなら、とても心強い存在と言えます。
ぶっちゃけ司法試験の法律問題に比べれば、公務員試験の法律問題は難易度低めですからね。
単科講座が豊富
アガルートにはたくさんの単科講座があります。単科講座というのは自分が受けたい科目だけ選んで受講できる講座のことです。
主なラインナップは以下の通りです。
- 教養科目対策 (数的処理、文書理解など)
- 専門科目対策 (憲法、民法、行政法、経済科目など)
- 教養論文・専門記述対策 (教養論文対策、専門記述対策)
- 面接
独学の方や、苦手な科目だけ集中して対策したい方など、ピンポイント対策に使える講座です。
価格も1万〜3万円の範囲で受講できるものばかりで、コスパがいい感じですね。
数ある単科講座の中でも特におすすめしたいものを、記事の後半で紹介しています。よろしければ参考にどうぞ。
>>こちらを押すと紹介ページへジャンプします。
内定獲得で講座費用が全額返金
アガルートの講座には「特典対象の講座で、試験年度内に内定をもらえれば受講料が全額返金される」という豪華な特典がついています。
特典の対象講座は下記の通りです。(2021年時点)
- 2022年合格目標 国家総合職
- 2022年合格目標地方上級・国家一般職・市役所・国立大学法人
- 2021年合格目標 国家総合職
- 2021年合格目標地方上級・国家一般職・市役所・国立大学法人
さらには受講料の返金だけでなく、お祝い金をもらうことができます。
かなり太っ腹な感じで、合格へのモチベーションが上がりますね!( ´ ▽ ` )
本気で公務員を目指しに行くなら、これほどお得な特典はないですよ。
大手予備校と比較すると費用が安い
公務員の大手予備校と比較すると、アガルートの公務員講座は費用が安く済みます。
通信講座というグループで比較するとやや割高ですが、大手予備校の平均費用が20〜40万円だということを考えれば、やはり安くてコスパがいいです。
公務員になってしまえば、予備校の費用くらい給料とボーナスでさくっと回収できます。どうせ公務員を目指すなら、自己投資だと割り切り、より確実な道で行きましょう。
さらに現在は期間限定で30%の割引期間となっています。申し込むタイミングとしてはかなりベストだと思います。
手厚い面接対策
アガルートは面接対策も手厚いです。
模擬面接や面接カードの添削を回数無制限で受けることができます。面接対策や面接カードのクオリティは数をこなしてレベルアップするものなので、このサービスは嬉しいですね。
ちなみに面接は対面とオンラインの2通りから選べます。
正直、公務員試験の通信講座では面接対策がイマイチなところも多いものです。それと比較すればアガルートの面接対策は大手予備校並みの手厚さだと言えますね。
近年の公務員試験は面接の重要度がとても高いため、面接対策の手厚さは予備校選びの重要なポイントになります。
USBメモリでオフライン受講ができる
アガルートでUSBメモリオプションを申し込むと、講義動画や講座テキストデータが入ったUSBメモリがついてきます。
オフラインでも講義を受けることができるし、オンライン講義と違って視聴期限がないのがメリットです。
オンライン講座は期限を過ぎると視聴できなくなりますが、USBメモリの動画は無期限に視聴できます。また、完全オフライン対応なので、インターネット環境がなくても学習を進められます。
国家総合職対策のカリキュラムがある
アガルートには通信講座に珍しい国家総合職対策のカリキュラムがあります。
なかなか他の通信講座や予備校では見かけないため、メリットとして挙げています。
国家総合職を目指す方で、オンライン受講を希望している方にはベストな選択肢ですね。
アガルートのデメリット
続いてはアガルートのデメリットだと感じたポイントです。
- 対面での模擬面接が限定的
- 通信講座としては費用が高め
対面での模擬面接が限定的
アガルートの模擬面接(対面)は、東京にある飯田橋ラウンジ限定(飯田橋駅から徒歩6~8分)のサービスとなっていて、遠方の方だと利用が難しい感じです。
前述したように模擬面接はオンラインにも対応してますが、本番に近いリアルな雰囲気で対面での練習がしたい、という方にはデメリットですね。
とはいえ、オンラインでも十分面接のシミュレーションはできるし、対面の模擬面接はハローワークやジョブカフェでも受けれるなど、別のやり方でも代替は可能です。
通信講座としては費用が高め
通信講座というグループで比較すると、アガルートの費用は若干高めな感じです。
カリキュラムの一例を挙げると以下の通りです。
地方上級・国家一般職カリキュラム・・・240,900円(税込)
市役所・国立大学法人カリキュラム・・・118,800円(税込)
(2021年)
とはいえ、こちらも前述したように大手予備校と比較すれば安い方だし、お手軽価格の単科講座もたくさんあるので、全体的に見ればさほど価格は気になりません。現在は30%の割引期間なので、上記の金額よりもさらに安くなってます。
また、アガルートの充実した講義内容や手厚い面接対策など、他の通信講座と比較して優れいているポイントを踏まえれば、個人的に妥当な金額というところです。
デメリットと書きましたが、公務員になれば回収できる金額だし、内定獲得で全額返金という良心的な特典もあるので、本気で公務員目指すのであれば気にならないですね。
アガルートはどんな人におすすめ?評判は?
アガルートの特徴や、メリット・デメリットをふまえると、以下のような人におすすめの予備校だと言えます。
アガルートがおすすめな人
- オンラインで時間と場所に縛られず受講したい人
- 費用をできるだけ安くしたい人
- 講義やテキストの質も重視したい人
- 数的処理、法律系、経済系に強い予備校の講義を受けたい人
- 単科講座のように、自分が受けたい科目だけを受講したい人
アガルートの最大の特徴は、オンライン型であり、費用の安さと講義の質のバランスが取れているというところです。
全体的にバランスを重視した通信講座を希望する人に、相性がいいかと思います。
アガルートの評判は?
アガルートの公務員講座はまだ歴史が浅いため、あまり実績等の情報は飛び交っていません。
ですが、前述したように司法試験の合格率も高い水準となっており、講座の口コミや評判も上々なのでポテンシャルを秘めた予備校なのは間違い無いですね。
私が講義の動画を視聴していても、公務員試験を熟知されている講師だと感じました。何より大手公務員予備校LECに在籍していた講師も多いので安心感があります。
そういや管業の勉強は結局アガルートで進めていくことにしましたー
通勤時間に邪魔にならない大きさで良い感じ!! pic.twitter.com/nXSXhsH1xo— まいも (@maimo527) June 9, 2021
行政書士の勉強開始して1か月でようやくアガルート民法視聴完了😅
で、2回目通読復習した単元の肢別問題集で過去問に挑戦開始してます💪
今のところ正答率は約84%💦相賀先生の講義は初学者でも理解しやすく網羅性高いと感じています(おそらく過去問の90%はカバー)。安心して次の科目行きます🙋
— 法柱🎓@医師🏥🚑が行政書士受験✏️ (@l2ZurjAKIjgX4jn) June 14, 2021
講師陣めちゃくちゃ爽やかじゃんアガルート pic.twitter.com/wSZiM68mxC
— のだ (@ae_kc6) June 10, 2021
独学が難しい科目だけ受講するのもおすすめ
「アガルートのメリット」でもお話ししたように、アガルートは単科講座が豊富です。
例えば、他の科目は自分でもできそうだ・・でも数的処理だけはプロに習いたい・・みたいな時に役立ちます。
もちろん筆記、面接、論文試験対策など、合格まで総合的にサポートして欲しいのであればアガルートの各カリキュラムを受講するのが最もおすすめです。
しかし、独学が難しい科目のみを単科講座で受講して、残りは市販のテキストや問題集で勉強するというやり方もできます。
この辺りは個人の判断かなと思います。
参考までに、以下で私がおすすめしたい単科講座を紹介します。
個人的におすすめしたい単科講座
個人的にこれは是非おすすめしたいと思うのが以下の講座です。これだけでも十分受ける価値がありますよ。
数的処理対策講座
柴崎先生の数的処理対策講座はかなりおすすめです。特に数的処理が苦手な人や教養のみで受験する方は受けておくことをおすすめします。
「数的が苦手だから、得意の生物で絶対2問正解したいんです!」って切羽詰まっていた受験生がいたけど、オススメしないです🙅♂️
生物は範囲が広い!しょせん2問しか出ない!
他の科目で取るのも大事だけど、それと同じくらい苦手な数的の簡単な問題を取りこぼさないことも大事よ✋— 柴崎 直孝(公務員試験講師) (@shibasaki_no4) February 22, 2021
繰り返すようですが、数的処理は教養科目の合否を分ける超重要科目です。ここでつまづくと公務員試験は一気にハードモードになります。
手を抜かないように、また自信がある方でも油断しないように、数的処理対策講座だけでも受けておきましょう。
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市販の数的処理問題集だと解説を読んでもよくわからないことが多いです。解説の意味を考えるのに時間を使いすぎて、1問に時間をかけ過ぎるのは非常に効率が悪いんですよね。
また、難易度が高い問題を載せて受験生を置いてけぼりにしている問題集もよくあります。個人的にはあまり標準的な問題ばかり載せてると問題集が売れないので、難しい問題を集めているのだと推測しています。中には解く必要がないマニアックな問題もちらほら見かけます。
上記のような作業に時間をかけるのは完全に遠回りです。私は1度これで挫折しましたからね。
数的処理は難しい問題が解けることが大切ではなくて、「皆が間違えない標準的な問題を間違えずに解くこと」が最も大切です。
基本的にマニアックな問題なんて解く必要ないです。
柴崎先生の数的処理講座はこのポイントをきちんと押さえており、数的処理が苦手だった人が得意になったとかなり評判が良い講座です。
法律系科目対策講座、経済系科目対策講座
専門科目がある試験を受講予定であれば、法律系科目対策講座、経済系科目対策講座は受けておきましょう。
公務員試験の専門科目には主要5科目といって、出題数が多く、合否に直結している科目が5つあります。それが法律系科目(憲法、行政法、民法)と経済原論(ミクロ経済学、マクロ経済学)です。しかし、この5科目はボリュームが多く、内容も難しいので苦手とする受験生が多いのも特徴です。
なので専門試験でしっかり点数を稼ぎたい方や、国家公務員志望する方には、法律系科目、経済系科目対策の単科講座受講をおすすめしています。
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主要5科目はとにかく早い段階から学習を始めましょう。
時間をかけて、原理や背景をプロから習いつつ基礎の土台を固めておくことが大切です。基礎の土台が曖昧のまま学習を進めると、後々、応用問題に対応できなくなります。
ガチで詰まってしまうので、早めに取り掛かり、早めに壁にぶつかっておきましょう。
4科目パック(ミクロ,マクロ,経営,財政)がおすすめです。
受験に必要な経済科目がまとめて対策できますよ。
専門記述対策講座
専門記述も独学で対策がやりづらいので、おすすめの単科講座です。
専門記述試験で問われる論点の知識は、各専門科目の勉強でつけれますが、出題傾向の把握や、答案の書き方、答案の添削などは独学だと厳しいです。また、専門記述対策の市販テキストも種類が少ないです。
さらには、内容に関しても正解が決まっているわけではないので、自分ではよく書けたと思っても本番で評価されないことがあります。
というわけで間違いない対策はプロに指導・添削してもらい、正しいやり方で専門記述の練習をすること!
ぶっちゃけこれに尽きます。
具体的な対策の流れとしては、単科講座の法律系科目対策講座、経済系科目対策講座でしっかりと論点ごとの知識をつける→専門記述対策講座を受けてスキルアップする。
こんな感じですね。
以上が私がおすすめしたい単科講座でした。
まとめ:アガルートはバランスの取れた新世代の予備校です!
最後にアガルート公務員講座のまとめです。
アガルート公務員講座は個々の講座の質が高く、大手予備校と比較すると費用も安め。総じて全体的にバランスの取れている予備校。
アガルートのメリット
- 数的処理、法律系科目が強い
- 単科講座が豊富
- 大手予備校と比較すると費用が安い
- 手厚い面接対策
- USBメモリでオフライン受講ができる
アガルートのデメリット
- 対面での模擬面接が限定的
- 通信講座としては費用が高め
アガルートがおすすめな人
- オンラインで時間と場所に縛られず受講したい人
- 費用をできるだけ安くしたい人
- 講義やテキストの質も重視したい人
- 数的処理、法律系、経済系に強い予備校の講義を受けたい人
- 単科講座のように、自分が受けたい科目だけを受講したい人
筆記、論文、面接試験まで総合的なサポートを希望するなら、各カリキュラムの受講がおすすめ
地方上級・国家一般職+専門職・裁判所カリキュラム
地方上級・国家一般職カリキュラム
市役所・国立大学法人カリキュラム
※以下の講座は、評判も高く内容的にもおすすめ。特に数的処理対策講座は、数的処理が苦手な人や、教養のみで受験する人に強くおすすめ。
各カリキュラムはもちろん、苦手な科目だけ受講できる単科講座は、価格もお手頃で非常にありがたいサービスだと思います。
それでは、今回は以上になります。
皆さんの予備校選びに役立てば幸いです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!