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公務員試験対策

【経済原論】さくっとわかる!独学の公務員試験勉強法!

さあ、今日も公務員試験の勉強始めよう!

「でも、専門試験の経済原論ってどうやって勉強始めればいいのさ?」

「経済原論が難しいので、おすすめの参考書とか過去問が知りたいです」

…こんな疑問をお持ちの方に、さくっとわかるようご説明します。

 

こむ
こむ
ティーチャー!やばい!挫折しそうなものに出くわしてしまった!

ミクロだかマクロだか、意味不明な2体が襲ってきてる!

ヘルプミー!

ざく
ざく
経済原論のことかな?

なるほど、こむちゃんも初見殺しにあったというわけだね。

こむ
こむ
何か計算問題とかあるし…、図がいっぱい出てくるし…。

これが主要5科目ってマジなの?

ざく
ざく
経済原論は経済学を学んだことない人には馴染みがないからね。

そう言いたくなる気持ちもわかるよ。

でも、ばっちり主要5科目の一つだよ。

こむ
こむ
  あはは、…詰んだね…あたし
ざく
ざく
大丈夫!みんな最初はそんな感じだから。

攻略法は他の専門試験と変わらないよ。

しっかりテキストと過去問で対策していこう!

 

独学におすすめの公務員試験テキストと過去問

さて、ミクロ経済学とマクロ経済学の2バージョンあるのが経済原論という専門科目です。

ミクロとマクロを合わせて経済原論と呼ばれています。

さっそくですが、おすすめのテキストと過去問は以下のとおりです。

 

はじめて学ぶミクロ経済学、はじめて学ぶマクロ経済学

・新スーパー過去問ゼミ(ミクロ経済学、マクロ経済学)

 

過去問はあいかわらず新スーパー過去問ゼミ(通称:スー過去)をプッシュしたいと思います。

やはり経済もスー過去は内容が充実しており、一通り解くだけでもかなり得点力がつくと思います。

過去問に関しては、スー過去だけで国家一般職、地方上級、市役所等を合格レベルに持っていくことができます。

 

ただし…

経済原論の初心者が、いきなり過去問から入れといわれるのはかなり困難だと思います。

私は大学の時に経済学部だったので、過去問からすんなりと入っていけましたが、初めて勉強する方が、なんとなくスー過去をやっても…

「う~ん、なんとなく解いたけどこれで本当に力尽いたのかな?」という感じになってしまいます。

そこで、経済原論を初めて勉強する方はテキストの「はじめて学ぶミクロ経済学、はじめて学ぶマクロ経済学」などで、内容を理解しながら過去問にあたっていくことをおすすめします。

「はじめて学ぶシリーズ」は、スー過去を出版している実務教育出版さんから出ているテキストで、導入本として使うにはおすすめです。

経済原論も民法と同じく、多くの受験生がつまづく難解な科目です。

しかし国家一般職や地方上級ではミクロ、マクロ合わせて10問ほど出題されており、とても捨て科目にはできません。

逆に言えば民法と同じく、得意科目にしてしまえば大きな武器となります。

こむ
こむ
あれ?経済原論はおすすめが公務員Vテキストじゃないんだ?
ざく
ざく
というより、経済原論のVテキは私自身があまり使ったことないのでおすすめかよくわからないんだ。

導入本としてのテキストは最終的には好みだから、自分が分かりやすいと思ったものを使うといいよ。

 

公務員試験 はじめて学ぶミクロ経済学 (公務員基本書シリーズ) | 幸村 千佳良 |本 | 通販 | Amazon

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スーパー過去問ゼミが難しい方へオススメの過去問集

テキストなどの導入本から勉強を始めて、いざ過去問を解き始めたはいいものの…

・やっぱりスー過去は難しい

・スー過去をやり込む時間がない

・最初はもう少し易しい過去問から入りたい

こんな方もいらっしゃるかと思います。

そこで初心者や時間のない方にオススメなのが「スピード解説シリーズ」です。

こちらは「早解き×早回し」が強みの過去問集であり、特徴は下記の通りです。

 

・問題と解説が近くて行き来しやすい

・全問に「1行解説」を導入しており解説を読むのに時間がかからない

・1冊当たりの問題数は100~130問ほどであり、スー過去の3分の2程度のボリューム

 

全体的に地方上級、国家一般職、市役所などの試験に出題される基本的な問題にフォーカスして構成された過去問集なので、手軽に入っていける内容となっています。

それだけに個人的に主要5科目はこれだけだと不十分かなと感じました。

しかし、序盤の導入問題集として非常にライトで解きやすい内容であり、最低限の重要ポイントをサラッと学べるところはこの問題集にしかない強みです。

スー過去に入る前にワンクッション置くという意味でとてもおオススメできます。

スピード解説である程度慣らしてスー過去に入るという流れが良いでしょう。

 

公務員試験 スピード解説 ミクロ経済学 | 村尾英俊, 資格試験研究会 |本 | 通販 | Amazon

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経済原論のオススメ勉強法

勉強に入る前に、少しだけミクロ、マクロ経済学とはなにか?というお話をします。

簡単に言うと個人や企業レベルの規模でみる経済学がミクロ経済学。一国や国際レベルの規模でみるのがマクロ経済学です。

かなりざっくりですが、このように覚えておいてください。

今の段階でしっかりと理解できてなくても大丈夫です。

経済を小っちゃく見るのがミクロ、おっきく見るのがマクロくらいのイメージでも十分ですからね。

イメージがだいたい湧きましたら、経済原論の具体的な勉強法をみていきましょう。

ここからは定番の公務員試験過去問である「スー過去」をベースに、具体的な勉強方法を解説していきます。

テキストで知識をインプットし、過去問でアウトプット

経済学という科目は大学に学部があるくらいですから、突き詰めればとても広くなってしまいます。

しかし公務員試験にでる経済学の問題はある程度範囲が絞られていますので、テキストを読みつつ、過去問を解いていく勉強法がベストです。

過去問を解くことで出題傾向や範囲、必要な知識を確実に定着させれます。

特にスー過去は解説が丁寧であり、まんべんなく様々なタイプの問題にあたれます。

各章についているPOINTのページにも詳しく重要ポイントがまとめてあるので、勉強しておくべきポイントがすぐわかります。

やはり力をつけるための近道はなく、しっかりとテキストや解説を読み込んで理解しながら解いていくことが一番の勉強法です。

過去問も最低2~3周はまわすことをオススメします。

 

このように経済原論は時間がとてもかかる科目なんですよね。

なので、経済原論の一番の対策とは「早い時期に勉強を始め、早く壁にぶち当たり、解決しておく!」につきると思います。

過去問を解く順番

ミクロ経済学→マクロ経済学の順番がオススメです。

その理由としては、ミクロ経済学の方が計算問題が多く慣れが必要になってくるからです。

例えば予算式や加重限界効用均等法則の式など、経済学独自の考え方を表した公式などが複数あり、その公式は覚えるだけでなく実際に使いこなしていく必要があります。

こういった公式はたくさんの問題を解いて、演習を積み上げて習得するしかありません。

そのためにもミクロ経済学は早めに着手しておいた方が無難というわけなんですね。

マクロ経済学にも計算問題はありますが、どちらかと言えば暗記項目が多い科目です。

ミクロ経済学をやっていないとマクロ経済学はわからないというわけではありませんが、なるべく面倒な方から片づけていったほうが気持ちも楽になります。

 

続いてスー過去の中身について、解く順番を見ていきます。

 

ミクロ経済学の進め方

●第1章の消費者理論から順番に問題を解き始めましょう。

●生産者理論の完全競争と不完全競争は違いを対比しながら勉強していきましょう。

●第1章の期待効用、第2章の生産関数、第6章のミクロ貿易論は意外とつまづきやすいテーマなので、1周目は深入りしないようにしましょう(とりあえず基本問題を押さえる程度で)

 

マクロ経済学の進め方

●第1章から順番に問題を解き始めましょう。

●乗数理論はマクロ経済学の計算問題なので、数的処理のように定期的に問題を解きながら慣れていきましょう。

●第5章の産業連関表はあまり出題されないので、時間がない人は捨てるテーマにしましょう。

●各テーマ毎にあるPOINTのページでは、参考書並みにわかりやすくポイントをまとめてあるので面倒くさがらず読み込みましょう。

 

補足ですが1周目は基本レベルの問題を中心にやっていきます。もちろんこの時点で余裕がある人は応用レベルの問題も解いてみてください。

対比できる分野は一緒に勉強

ミクロ経済学であれば、代替効果と所得効果、完全競争市場と不完全競争市場の考え方など。

マクロ経済学であれば、IS分析とLM分析、AD分析とAS分析、ハロッドドーマーの成長理論と新古典派の成長理論など。

このように、経済原論は赤と緑みたいに対比できる分野がけっこうあります。

これらは一緒に勉強してしまうと効率よく勉強できます。

自分なりに比較表なんか作ってみれば、なお知識が定着しやすくなります。

このあたりスー過去であればPOINTページにまとめがあるので、それを利用するのがいいと思います。

理解をしながら定番の型を覚える

経済原論はある程度「型」が存在します。この「型」にはめれば定番問題はさくっと解答できてしまうというわけです。

例えば!

ex:完全競争市場で利潤を最大化する生産者はP=MCとなるように生産量を決定する。(Pは価格、MCは限界費用を表す)

ゆえに、例えばPの値を求めるような計算問題であれば上記P=MCの式に、MCの値を入れることにより正解を導ける。

…こんな感じの問題です。

このP=MCというのが”型”というわけです。

初めて経済原論を勉強する人は最初に「型」から入っていくやり方がいいでしょう。

その方がとりあえず問題になじみやすいし、モチベのアップに繋がりますからね。

 

とはいえ、これはホントに単純な例です。

本番ではこの型通りはめれない応用問題も多く出題されます。

そういった時は、なぜP=MCになるのか?という「型」の背景を理解しているかどうかが、問題を解くためのポイントになってきます。

このあたり、例えばスー過去ならなぜこの型になるのかがPOINTや問題の解答で解説してあります。

初めて勉強する方が最初に型から入っていくのは問題ないと思いますが、ある程度得点力をアップさせたいならば、やはりこの型のバックグラウンドまで理解していく必要があります。

やはり早めに勉強を始めて、この辺りを暗記ですまさないようにするべきです。

暗記すべき項目は暗記をして、理解していく項目は自分でかみ砕いて理解して行きましょう。

頻出度が高くない分野の扱い方

あくまで個人の感覚ですが、経済原論はミクロ、マクロ共にスー過去でいう頻出度がBやCの分野でもまんべんなく出題されている感じがします。

例えば、ミクロ経済学の貿易論は出題頻度はかなり低いとされていますが、地方上級試験などでたびたび目にしています。

逆に、マクロ経済学の産業関連表に関しては、私がこれまで受けてきた試験でほとんど見たことがありません。

このように言うとあたりまえのことですが、どの分野も試験にでる可能性はあります。

ただし初めて経済原論を勉強する方が、力を入れてやる分野ではありません。

上記で例にあげた貿易論や産業関連表は出題頻度の割には、やや小難しい分野になりますので、他の頻出度が高い分野の勉強時間をさいてまでやる必要はないです。

 

こむ
こむ
は~、こうやって見ると、やっぱり時間をかけて早めに取り組むことが一番なのか~
ざく
ざく
そういうことだね。

独学だとなかなか難しい科目ではあると思うけど、あきらめないことが肝心だね。

どうしても攻略できないという場合は、予備校の短期講座を探してみるのもいいと思うよ。

こむ
こむ
よし!まずは導入本から読み込んでみます!

やるぞ!

明日から!

ざく
ざく
…やるなら、今じゃない??

 

 

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