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公務員の転職・独立

【体験談】30代で公務員からWeb業界への転職成功!その裏話を語ります!

・30代になってしまったけれど、今さら公務員から民間へ転職できるだろうか?

・そもそも安定の公務員を捨てて転職すべきか悩んでいる。

・同じ状態で転職を決断した人、成功させた人の意見や体験談を聞いてみたい。

 

こんな疑問をお持ちの方に、30代前半の公務員で地方のWeb系企業から内定を頂いた私の体験談をお話しします。

 

なんで、この記事を書こうと思ったのか?

それは私も30代前半、公務員からの転職活動でめちゃくちゃ悩んで、めちゃくちゃ大変な思いを経験したからです。

そして民間への転職活動を通して、たくさんのことを学ぶことができました。

きっと同じ状況で同じ悩みを持っている方がいるのだろうと思い、この記事を書こうと思いました。

いろんなキーワードでググっても同じような情報ばかりだ・・
こんな悩みを持っている方に、少しでも新しい情報を届けることができれば幸いです。

 

ホント30代での転職活動は色々と厄介です。特に公務員からだと尚更!

 

本記事では忖度なしで、公務員からの転職活動を通して自分が感じたことや、学んだこと、利用して良かったもの、悪かったものなど、あらゆるものを投下します。

皆さんの転職活動に少しでも役立てれば幸いです。

 

  本記事の構成

  • 私が公務員から転職しようと思った経緯をお話しします。
  • 私の約1年間に渡る、Web業界(webエンジニア、web制作)への転職活動を全て記録します。
  • 30代前半の事務職公務員が、民間への転職活動を経て学んだこと、わかったことをお話しします。

いろいろ公務員へのディスも入ってるかと思いますが、転職活動を通して心境の変化がお楽しみいただけるかと・・

(注)かなり力入ってますので、結構に長い記事です。

 

ですが私の1年間のリアルな葛藤から内定獲得までを凝縮してますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

公務員から転職をしようと思った経緯

私が公務員から転職しようと思った主な経緯は以下の通りです。

あくまで私個人の思いですので、あしからず!
(皆が皆このように思っているわけではありません)

 

  • 配属先の環境が合わなかった
  • 公務員の安定しない環境が不安になった
  • スキルが身に付かず将来が不安になった

順番にご説明しますね。

 

配属先の人間関係が合わなかった

公務員から転職しようと思った動機の1つ目が人間関係です。

ぶっちゃけ、これが一番大きい理由かと思います!

  • 職場の人間関係が良ければ、きつい仕事でもやっていける。
  • 職場の人間関係が悪ければ、好きな仕事でも、楽な仕事でもやっていけない。

もうね・・上記は事実です。

あまり個人的な話を具体的には言えないんですが・・

もちろん人間関係がよろしくないことについて、私にも問題があります。

でも、周りには一切問題がないと言われれば・・・まぁそんなわきゃないよ(あくまで私の場合ですが)

 

事実、人間関係が原因で転職をする人はとても多いんですよ。

公務員になればわかりますが、人間関係でメンタルをやれれてしまい休職している人もいます。

でも人間関係が原因で転職だと、ほとんど転職が目的になってしまいます。

これがよろしくない・・。

おそらくこの状態だと転職先でも同じ悩みにぶち当たります。

あくまで転職は自分の目的のための手段!ここを間違えてはダメです。
(そうは言っても、早く環境を変えたいから、転職することが目的になりますけどね〜)

 

そもそも組織で仕事をする以上、公務員だろうが民間だろうが人間関係の問題はつきまとうわけだし、人事でもない限り私たちに職場の人選はできません。

どこに行ってもうまいこと付き合っていくしかないわけです・・

 

公務員には異動があるんだから、人間関係の問題なんて2〜3年も我慢すれば解決するでしょ?・・ってよく言われます。

でも、5年以上たっても異動できない人はできないし、本当に人間関係が破綻してしまえばその職場って1日ですら苦痛なはずです。

 

転職が目的になってはダメ?

‥ええ、わかっていますよそんなこと!

だからこそ公務員じゃダメな理由を探したり、他にやりたいこと・目的を見つけて、それを大義名分に転職活動をするわけです。

でも自分の場合、固めた転職の目的はほぼメッキでした。

メッキを剥がせば、単純に職場の人間関係がよろしくないから辞めたかった。リスタートしたくて転職したかった。

それだけの目的でした・・(°_°)。

 

とはいえ、持論ですが人間関係のストレスで体や精神を崩すくらいなら、転職の動機は逃げでもよいかと思います。

それがきっかけでやってみたいこと、挑戦したいことに出会うのは全然アリですから!

転職することが目的なのはダメだけど、転職したい動機はなんでもアリです。

公務員からの転職を意識したおかげで、私はブログ、プログラミング、Web業界、デザインなど新しいものにたくさん出会えたわけなので!

 

公務員の安定しない環境が不安になった

公務員から転職しようと思った動機の2つ目が、「公務員の安定しない環境が不安になった」です。

公務員って給与や福利厚生が充実していて生活面では安定かと思います(あまり高い給料じゃないですが・・)

でも、個人的に環境は安定していないと思います。

安定しない環境というのは具体的に以下の通り

 

  • 職場の環境
  • 仕事の環境
  • 安定しない自然環境への対応

順番に説明します。

 

  職場の環境

これは主に職場の人間関係のことです。

今の配属先で良好な人間関係だったとしても、次の異動先では気の合う人ばかりとは限りません。

それくらい役所っていろ〜んなタイプの人がいますよね。

遠目に「あの人と同じチームの人は大変だな〜」とか思ってる分にはいいんですが、いざその人が自分と同じチーム、さらには直属の上司とかになったらもう・・

 

大災害レベルですな!(*´Д`*)クワッ!

 

自分の公務員人生を振り返りましたが、配属先の人間関係には波があります。

最初は良好な人間関係でも、仕事を通して関係が悪化するパターンもありますね。

なので、いつ人間関係がすたれてくるんだろうとか、いつ性格が合わない人と一緒になるんだろうか

そんな安定しない人間関係への不安がありました。

別に公務員に限った話ではないんですが、異動で頻繁に人が移り変わってゆく環境は不安定そのものでした。

 

  仕事の環境

公務員は仕事の内容が安定しないです。

技術職や専門職の公務員は少し違うのかもしれませんが、一般事務職の公務員は異動すると転職したかのように仕事内容が変わります。

これが結構にストレスでして、異動のたびに仕事内容が全てリセットされます。

良い言い方をすれば様々な仕事を経験できるわけですが、悪い言い方をすれば、全てが器用貧乏に終わるとも言えます。

最近はある程度の専門性を高めるため、役所によっては事務職でも異動範囲が絞られているパターンがありますね。

とはいえ、やはり異動は畑違いの場所に行くことが多く、今まで積み上げたものがリセットされた気分になります・・。

さらにリセットされるのは仕事内容だけでなく、人間関係もです。

公務員の目まぐるしく仕事や人が入れ替わる環境に、次の年はどうなるんだろうと不安を感じていました。

 

  安定しない自然環境への対応

ここで言う自然環境への対応とは、主に自然災害などへの対応を意味しています。

公務員は季節によって、毎年なんらかの自然災害対応に追われます。

これが自然相手なので、予想が難しく不安定な仕事になってます。

例えば梅雨の時期や台風の時期の災害対応や避難所開設です。部署によっては冬の寒波対応もありますね。

特に市役所の職員は顕著です。

 

自然災害って最近増えてきてますよね?

温暖化とか、ゲリラ豪雨とか、台風とか、地震とか。局地的な集中豪雨など、今までになかったようなレベルの自然災害も増えてきています。

ここ数年は避難所の開設が多く、職員は雨が降るたびに落ち着かない気持ちに・・

でもこんな自然災害時にこそ、常に第一線の活躍を求められるのが公務員です。地震やコロナ禍でも行政の果たす役割は大きいですね。

とはいえ、個人的にはこの予測不可能な自然災害への対応も公務員の不安要素でした。

 

スキルが身に付かず将来が不安になった

公務員から転職しようと思った動機の3つ目が、「スキルが身に付かず将来が不安になった」です。

専門職の公務員は別ですが、一般事務の公務員をやっていると、将来独立してやっていけるようなスキルが何も身に付かず、このまま定年までずっと役所仕事か〜と不安に思いました。

まだ年齢が若いうちはいいと思うんですが、ある程度の年齢になると転職も厳しくなってきますよね?

自分に積み上げた専門スキルがあれば、民間への転職なり、独立開業なり選択肢ができるわけですが、これは公務員の事務職だとほぼ無理ゲーです。

どんなに嫌な部署に行っても、どんなに人間関係で悩んでも、定年まで公務員という仕事にしがみついていく選択肢しか手元に残りません。

これ結構不安に感じました。

 

また、私の場合だと将来へのモチベーションが持てませんでした。

自分の上司を見ていると、上司はさらに上の上司への説明や議会、議員への説明対応でバタバタしていたり、部下への指示や面倒見でバタバタしていたり、責任は重くなり給料はそれほど上がらずにグチグチ言ってたりと・・

とても「役職つきに俺はなる!(ワ○ピース的な)」というテンションにはなれません。

特に係長クラスは、上にも下にも挟まれてかなりしんどそうです。

役職つきになれるかどうかは別として、頑張った先に待つ将来はどんよりした黒雲だと思うと、公務へ努力のリソースを割くのは無駄とさえ思いました。

あくまで私の場合ですが、公務員だと「こうなりたい、ここに行きたい、これやってみたい」こんな仕事に対するモチベーションが何一つ持てません。

 

逆に「こうなりたくない、ここ行きたくない、これやりたくない」
こんなものは山ほど湧き出てくるんですよね・・

加えて前述しているよう、公務員はいざという時に別方向へ舵を切りにくく、基本的に公務員一択の航路しか見えてこないものです。

 

まぁ、公務員には休職というセーフティーネットがあるので、ある程度行き詰まっても退職レベルまで追い込まれることはないですね。

でも、休職から復職するのもかなり体力や精神力が必要です。

それなら休職して転職活動すればいいんじゃね?と思う方もいるでしょうが、休職中だと転職活動がかなり不利になりますよ。

転職エージェントの方に聞いた話だと、公務員から民間企業へ転職活動をして内定を貰われた方が、実は休職中だったと判明したことで内定取り消しにあったそうです。

 

要するにスキルが何もつかないまま公務員の事務を続けていては、いざという時に人生の選択肢が無くなってしまうということ。

これも、言うなれば私の不安要素でした。

 

長くなりましたが、以上が私の公務員から転職しようと思った経緯です。

何か記事を書いてるうちに、

「ふざけんな、単にお前が社会不適合者なだけじゃね〜か」

「公務員とか以前に、社会人としてどーなん?

「お前が公務員に相応しくないだけじゃね?嫌なら最初から公務員なるんじゃね〜よ」

という声が聞こえてこないでもないですが・・

 

確かに私のような考えの人間は、公務員にふさわしくないですね。それは認めます。
それ以前に社会人としてどーなん?という話にもなります。

でもそれで終わると何も生産性がないので、この記事を書いているわけです。

 

こういう公務員の裏話は大学でも予備校でもなかなか教えてくれません。これは中に入って身をもって体験するしかないので仕方ないです。

もし事前に公務員のリアルな話が聞きたいなら、現役公務員や元公務員、公務員のOBの方に聞くしかないですね。

もちろん当ブログでも、公務員のリアルを発信していきますよ。

 

さて、私は変化する環境に対応していかなければならないのは、公務員だけとは思っていませんし、公務員だけが不安定な環境にあると言いたいわけでもないです。

私は世間一般的に言われる公務員は安定してるからいいよね〜というイメージに「ちょっと待った」をかけたいだけ!

「公務員て意外と大変だよね〜」「辛いことも多いよね〜」と共感してもらえる部分があれば良いんです。そして公務員が少しでも人生の舵を切りやすい環境ができれば良いと思ってます。

 

あくまで自分自身の感覚ですが、安定してるからとか、モテるからとかで公務員をおすすめしてくる人って公務員じゃない人が多いイメージですね。

公務員のデメリット部分を度外視してる可能性大です。

 

すみません余談でした。

では、記事を続けます。

次から私の具体的な転職活動をお話しします。

まずWebエンジニアを目指してみた

まず公務員からの転職先として私はWebエンジニアを選択しました。

 

前段の転職動機により、少しずつ公務員からの転職を意識するようになりました。

とは言え、30代前半で事務職公務員の経験しかない私が目指せる業界なんて・・まぁ〜無いわけですよ。

私は実際に転職活動をしたのでわかりますが、転職市場では公務員の市場価値って低く見られがちです。

もちろん民間企業の全てが公務員を低く見ているわけではないんですが、少なくとも私の経験上はそう感じました。

 

そんな中で私が注目した業界がWeb業界です。

Web業界とはIT業界の一部であり、簡単に言うと、「インターネットを通して様々なサービスを提供する業界」といった感じですね。

世の中にあったら便利なインターネットサービスやアプリケーション、例えば「食べログ」や「メルカリ」なんかを生み出しているのもこの業界なんですよ。

数あるWeb業界の職種ですが、私はその中でWebエンジニアという職業に注目しました。

もう少し細かくいうと、私はそのWebエンジニアの一種であるバックエンドエンジニアを目指してプログラミングの勉強及び転職活動を開始しました。

 

「ちょっと待て、Webエンジニアとかバックエンドってなんぞ?」という方に軽く説明すると、WebエンジニアというのはWeb上で動く様々なアプリケーションを開発する職業です。

皆さんが日々当たり前のように使っているインターネットサービスや、スマホの画面でポチポチ起動しているアプリを実際に作っている人達です。

そしてバックエンドエンジニアとは、私たちの目に見えないアプリケーションの裏側を設計・開発する職業になります。

逆にアプリの操作画面やページのデザインなど私たちの目に見える部分を作る職業をフロントエンドエンジニアと言います。

 

こんな感じでエンジニアと言ってもたくさん種類があって、その中の一つがWebエンジニアなんですよ。さらに表側か裏側かでフロントエンド、バックエンドと分かれているというわけです。

皆さん、なんとなくエンジニア=システムエンジニアみたいに思っていませんか?

少なくとも昔の私は思っていました。

実は全然違うんですよね。

 

もともと物作りやパソコン・インターネットが好きな私にとって、この業界はとても魅力的に感じました。

加えてWeb業界というのは、私のような「公務員かつ職場環境に馴染むの苦手人間」に対して嬉しいフレーズがあります。

例えば下記のような感じ

 

  • パソコンがあれば時間と場所を選ばずに働ける
  • パソコン前でカタカタ作業する仕事。対人ストレスが少ない。
  • 需要が高く将来性が高い。
  • 人手不足の業界であり、未経験からでも転職を目指せる
  • スキルをつければフリーランスも目指せる。

どうでしょうか?

人によっては

 

「お!? なんだか今風でイケてる業界だな!」

「コミュ障な自分に相性良さそうだ!」

「将来性もあって明るい未来が見えそうな業界だ!」

「頑張ればフリーランスになれる!自由にやっていけるなんてサイコー!」

「パソコンとかネットが好きだし相性いいかも?やっぱり好きなことを仕事にしていくのが一番だよね!」

上記のように感じるかもしれません。

少なくとも初期の私は見事にこのフレーズに釣られました。

 

そもそも私は転職活動前からなんとなく自由な働き方がしたいな〜と思っていて、不労所得やフリーランスなど、いわゆる独立することに憧れを持っていました。

なので、当時はこういったWeb界隈のインフルエンサー達のブログ、TwitterやYoutubeの動画を片っ端からみていました。

 

それでだいたいこの界隈でトレンドになるのが

  • 正しい方向性で努力を継続すれば、誰でも月50万〜100万を目指せる!
  • 時間と場所に縛られずに働ける!フリーランスを目指せる!
  • 好きなことで生きていく!

上記みたいなノリですね。

 

確かに魅力的だし、努力次第で目指せるものなんですよ。

でも、今の私はこれを鵜呑みにしてしまうのは良くないし、人によりけりだと感じています。

この辺についてはブログの後半で触れたいと思います。

 

さて、Web業界に転職活動をするにあたっては公務員の経験だけでは足りません。最低でもITの基礎知識やプログラミングの知識が必要です。そして、何よりもプログラミングを通して自分で開発した作品や経験が必要になります。

でも面接で「毎日プログラミング学習してま〜す」とか、「アプリケーション作ったことありま〜す」とか言っても、なんの信憑性もないわけですよ。

そこで必要になってくるのが、ポートフォリオと言われるものです。

ポートフォリオというのは簡単にいうと自作アプリケーションやWebサイトのようなものです。

Web業界に未経験で転職活動をしていく場合、このポートフォリオを企業に持ち込み自分の熱意や意欲、そしてスキルをアピールしていくことになります。

ポートフォリオは転職の必須アイテムなんですよね。

 

とは言え、いきなり素人がアプリケーションなんて作れませんよね?
そもそも本当に自分がこの業界でやっていけるのかもわかりません。

そこで私は、まずはプログラミングに触れてみようと思いました。

以下で、具体的にどのようにプログラミングを学習したのか説明します。

 

プログラミングの学習を開始 (私が具体的にやったこと)

というわけで、私はWebエンジニアを目指し転職活動を開始するためにプログラミングを学習するようになります。

参考までに、私が学習したのはPHPというプログラミング言語です。

プログラミング言語ってたくさん種類があるんですが、私がこのPHPを選んだ理由は以下の通りです。

 

  • 私の住んでいる地方の求人に多い言語だった
  • 比較的初心者でもとっつきやすい言語だった

 

プログラミング言語は流行り廃りが早いもので、当時はRubyという言語が流行っており、多くのプログラミングスクールや学習サイトなどでRubyはトレンド言語になっていました。

ところが、私の住んでいる地域にはこのRubyの求人がほとんどなかったんですね。Rubyを学習したところで転職に活かせないと思いPHPを選択しました。

 

  まずは一部無料のプログラミング学習サイトから始めてみた

最初はドットインストールプロゲートと言った、無料で使える学習サイトから始めてみました。

この2つは誰でも気軽にプログラミングを体験できるので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。ほんとにゲーム感覚でチャレンジできますよ。

 

で、私がこれを一通りやってみた結果・・

  • プログラミングってなんだか面白いぞ!
  • これなら続けられそうだし、仕事にもできそうだ!

・・と思ったので、思い切ってオンラインのプログラミングスクールを受講することに決めました。

ほんと、プログラミングって合う人合わない人がいるものだと思うので、まずは無料の学習サイトで体験してみることをお勧めします。

プログラミングとの出会いをきっかけに、私は本格的にWeb業界への転職活動を始めていきます。

 

  プログラミングスクール「テックアカデミー」で本格的に学習開始

次に、私はテックアカデミーというオンライン完結型のプログラミングスクールを受講しました。

私がスクールを受講しようと思ったきっかけは、プログラミングをもっと深く勉強してみたいと思ったことと、転職活動を開始するために早くポートフォリオ(自作のアプリケーションなど)を作りたいと思ったからです。

また、オンラインスクールを利用したのは仕事をしながら学習を継続するためです。やはりパソコン1台で学習を完結できるのは嬉しいところ。

 

正直、プロゲートなどの無料学習サイトだけでポートフォリオを完成できるとは思いませんでした。

まず何から手をつけるべきか右も左もわからない状態です。

早く転職したいという焦る気持ちもあったのでスクール受講を決めました。

ちなみに私のプログラミング学習体験記が下記の記事になります。興味のある方は読んでみてくださいね。

 

【公務員もスキルが欲しい!】それプログラミング学習がおすすめです! 公務員なんだけど、何かスキルを身につけたい! スキルを身に着けて、あわよくば転職も考えれるようになりたい。 ...

 

 

 

  約半年をかけてプログラミング学習からポートフォリオを作成

私はプログラミング学習の基礎(Webアプリケーションとは?みたいな)から始めて、自分のポートフォリオを完成させるまでに約半年かかりました。

これが一般的に早い方か?遅い方か?と言われれば、遅い方だと思います。(^_^;)
早い人であれば1〜2ヶ月でポートフォリオを完成させ、転職活動を始めるでしょう。

言い訳する気は無いんですが平日は仕事で帰りが遅く、休日くらいしかまとまった学習時間を作れなくて・・(イイワケシトルガナ・・)

かと言って、朝が弱い私に朝活なんていう意識高い系の所業はできません!
結果的に6月くらいからスクール受講を始めて、ポートフォリオの完成が11月下旬、転職活動を本格的に始めたのが12月上旬でした。

完成したポートフォリオもぶっちゃけ大したレベルじゃないんですよ。

「グルメレポート記録×簡易Twitter」みたいなやつで、飲食店の情報をデータベースに登録し、それをフォロワー同士で共有できるみたいな感じのアプリです。

 

そもそもWeb業界の転職では未経験に技術的なものを期待していない傾向にあります。

とにかく何か自分でテーマを決めて、自分で試行錯誤して作った!ということが大事なポイントのようで、中身を隅々まで審査してるわけじゃないです。

この辺は公務員の面接カードと同じですね。企業の人事も一人一人の就活生に割ける時間は決まっていますから。

 

よく満足のいくポートフォリオが完成するまで、なかなか転職活動を始めない人もいますが、個人的にはある程度妥協して会社にエントリーにした方が良いと思います。

その方が、早くWeb業界という世界を知ることができるし、自分のポートフォリオがどのレベルなのかを知ることもできます。

 

というわけで、私はポートフォリオの質を気にすることなく転職活動を開始します!

 

な、なんていさぎがいいんだワ・タ・シ! ・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

ちなみに私はPHPLaravelというフレームワークを学習していまして、開発環境にはAWSなどのIDE(統合開発環境)を利用していました。

作り上げたアプリケーションは、Herokuというアプリケーション実行環境にデプロイしまして、これをポートフォリオに転職活動を開始しました。

「いきなりわけわからん単語連発するな!」という声も聞こえてきそうですが、とりあえず「ふ〜ん」くらいに思ってもらっていいです。この辺はプログラミング学習をすればわかる話ですので。

 

  プログラミングスクールを受講して思ったこと

スクール受講した感想としては、かなりポートフォリオ作成の難易度が下がったと感じました。結果的にテックアカデミーを受講して良かったです。

やはりわからないところはすぐ聞ける環境があったし、何よりメンターがベテランエンジニアの方だったのでこちらのやりたいこと、実現したいものをすぐに把握してアドバイスをくれました。

 

ただ、これがWebエンジニアを目指す上で良かった状況だとは思いません。

エンジニアでも何でも同じですが、本当に身につけるべきで大事なことは自分で行動し、自分で課題を解決していく力だと思います。

確かに手厚いサポートのおかげでポートフォリオは作りきれたけど、このレベルで転職したところで仕事をやっていけるだろうか・・そもそも自分で作りきったポートフォリオと言えるのか・・という不安はありました。

自転車で例えるなら補助輪をつけている状態で走っただけですね。まだ、自転車の乗れるようになったとは言い難いわけです。

そんなモヤモヤを抱きながらも、早く転職したいという思いからWeb開発会社にエントリーを開始していきます。

 

ちなみにプログラミングスクールには費用が60万〜80万円以上するようなバカ高い所もありますが、正直そんな費用を出す必要はないかと思います。

テックアカデミーも費用が10万〜30万円ほどかかり決して安くはないですが、十分プログラミングを学習できるし、未経験の方でもポートフォリオを作りきることができます。

ただ、最近ではもっと格安で学習できるオンラインサロンやWebサービスもたくさんありますね。

だんだん、プログラミング学習に高いお金を払う必要はなくなってきています。

 

本当は技術書などの本を買って勉強するのが良いのでしょうが、未経験だとハードルが高く感じました。

もしプログラミング学習でスクールを検討している方は、知名度だけじゃなく自分にあった学習サービスを調べてみましょう。

 

Web業界へ転職活動開始

12月上旬から本格的に転職活動を開始しました。

もう年明け間近ですよね。企業もお休みに入る時期だし焦ってました。

私が転職活動を始める際に利用した主なサービスは以下のとおり。

 

履歴書、職務経歴書、面接対策
  1. 転職クエスト
  2. リクルートエージェントやワークポート
  3. Wantedly

転職クエストというのはエンジニア転職を目指す人が所属するオンラインコミュニティで、

転職活動における様々なサポートを受けることができます。

例えばエンジニア転職に特化した履歴書や職務経歴書のテンプレートが公開されており、とりあえず知識ゼロからでもエントリーの書類が作れます。

また、自分が書いた書類をメンターの方に添削をしてもらうこともできます。これが結構手厚い感じでして、2時間くらい付き合ってもらいました。

メンターが現役エンジニアや元エンジニアなど現場を知っている方ばかりなので、非常に心強かったですね。

それからSlackを活用して、他の方の転職活動情報や面接で聞かれた質問など、生きた情報をリアルタイムで取得できます。

「皆んな頑張ってるな〜自分も頑張らなきゃ」という感じで励みになってました。

総じて転職活動の良いスタートが切れたと思います。

 

次に利用したのは以下の転職エージェントです。

 

  • リクルートエージェント‥定番の転職エージェント
  • ワークポート‥IT業界に強い転職エージェント

 

ただ転職エージェントはほとんど登録しただけでした。

まず30代未経験だとあんまり相手にしてもらえなかったですし、加えて公務員という職業もウケが良くなかったみたいですね。

「未経験の30代で公務員か〜」「Web業界だと紹介する仕事ね〜よ」みたいな感じでして、何だか対応に困っているようでした。

面談後もほとんど求人紹介とか無かったですね。

面接の練習とかエントリーシートのアドバイスくれるのかと思ってましたが、エージェント経由の企業にエントリーした場合限定とのこと。

まぁ、そりゃそうですよね〜。

いろいろアドバイスや業界の話を聞けたのは良かったポイントですが、求人探しではほぼ機能してませんでした。

ちなみに20代なら未経験+公務員でも多少求人があるようで、転職エージェントを利用しても良さそうです。

やはり年齢の影響は大きいですね。

 

そして、Wantedlyは企業と求職者をつなぐSNSのようなもので、自ら会社にアプローチしたり、逆に企業からオファーが来ることもあります。

私も登録はしたんですが、結局全然利用しませんでした。

う〜ん・・何でだろう?
やはりこのサイトは未経験と言うより、即戦力的な人材を求めている雰囲気があったからだと思います。

あと企業からオファーが欲しければ、結構に凝ったプロフィールを作成しなければならないのも何だか面倒でしたね。

Wantedlyはあくまで参考程度にお伝えしときます。

 

  会社探しの具体的な方法

続いて求人の探し方ですが、基本的に私は自分の住んでいる県を中心に探していまして、

主な会社の探し方は「ググる!」

これだけです!

検索エンジンに「住んでいる県(または市)+Web開発(Web系とか受託開発とか自社開発とか)」みたいなキーワードを片っ端から入れ込んでは検索をかけていました。

そしてホームページを見て気になった会社にはエントリー、次にGoogleスプレッドシートにエントリーした会社名やURLを入力して一元管理・・みたいな感じですね。

会社によってはエントリーするページ自体無い場合もありますが、私は明確に「現在求人はしていません」等のメッセージがなければ、直接会社に電話して求人の有無を確認してました。

 

こんな感じで、一応転職エージェントも利用したんですが、実際にエントリーした会社はほとんど自分で探したものです。

なかなか転職エージェントや転職サイトでは、未経験対象の求人を扱っていませんからね。

 

そんなこんなでエントリーしたWeb開発会社は15社!

この15社は自社開発、受託開発、SES、自社開発➕受託開発➕SESなど様々です。

そのうち書類選考が通ったのが3社!

 

・・う〜む、やはり現実は中々に厳しい状況です。

私が未経験30代で実力不足なのはいうまでも無いことですが・・ほぼ門前払いってとこですね。

まぁ、これが現実です。

むしろ全く未経験の30代公務員に3社も会ってくれるということが奇跡に感じました。

ちなみにこの3社の内訳は自社開発+受託開発の会社が1社、残り2社は全てSESです。

 

基本的に面接はオンラインだった

面接はほぼGoogleMeetやZOOMなどのアプリケーションを使用したオンライン面接でした。

オフィスに招待されたのは3社中1社だけです。

ほんとにエントリー後のやり方は会社によって様々で、面接までに下記のような課題を出される会社もありました。

 

  • PHPでデータベースを利用した課題の提出
  • オンライン適性検査の実施
  • オンラインSPI的なやつの実施

課題によってはいついつまでに提出とかの期限つきもあります。エントリーしたからといって油断は禁物です。

ちなみにポートフォリオは履歴書とか職務経歴書にURLを書き込んで提出していました。ここに作品置いてるから見てくださいね〜と言う感じです。

 

  Web開発面接の結果

さて、面接に応じてくれた3社がどんな結果だったかと言うと・・

 

  • 自社開発+受託開発 → 1次面接で敗退
  • SESその1 → 1次面接で敗退
  • SESその2 → 2次面接まで行くも、その後音信不通に・・

はい、こんな感じです!

見事に惨敗ってとこですね〜( ^ω^ )

 

ココロオレルワ (T ^ T)

 

10社以上エントリーでお祈りメールを頂いていた私にとって、希望が崩れた瞬間でしたね。

 

しかし何とな〜くですが、この頃に心境の変化が起きていました。

実はプログラミングスクールでPHPを学習している時に、何だかアプリよりもホームページやデザインを作ってる方が楽しいと思っていたんですよ。

そこで自問自答します。

 

  • 本当に自分はアプリ開発がやりたいのか?
  • 昔から絵とかデザインが好きだったのなら、それが活かせる仕事がよく無いか?
  • 何だか無理やりポートフォリオを作成したけど、作ることが目的になってないか?

年末は年明け前でワイワイする中、ず〜っと方向性について考えていました。

 

そして1月に入り決断します。

年明け早々、Web開発からWeb制作の方向に切り替えました!

ここからWebエンジニアではなく、Webコーダー、WebデザイナーといったWeb制作サイドの仕事を本格的に目指すようになります。

既にスクールも卒業していたので、1月より完全に独学・自走でWeb制作会社にアプローチするためのポートフォリオを作り始めました。

ここから転職活動の第2段が幕開けです。

 

Web開発会社への転職活動を経て思ったこと

Web制作会社への転職活動を話す前に、Web開発会社に転職活動をしていて思ったことを書きます。

 

やっぱり転職が目的になってはダメ!あくまで手段です!

繰り返すようですが、プログラミングスクールに教えてもらいながらポートフォリオを作成するのは、補助輪付きの自転車に乗っているようなものです。

本当に技術が好きな人ならば、スクールなど通わなくても自分で技術書などを読み漁り、ネットでググりつつ勝手にアプリケーションも作成するでしょう。

個人的に、Webエンジニアに求められるのは、常に新しい技術への探究心と自走力だと感じました。

 

  • こんなWebサービスやアプリが作ってみたいなぁ。
  • この技術が面白そうだからもっと深く学んでみたいなぁ。

純粋に上記のように思える方はWebエンジニアに向いているのかなと思います。

 

ちなみに私の場合は・・

  • リモートで高単価の案件を受注できるようなエンジニアになりたい
  • あわよくばフリーランスになって、好きな人とだけ仕事がしたい。

上記のような思いでWebエンジニアを目指してました。

 

確かにこれらはWeb業界の魅力的なポイントではあるし、割と私のような目的でWeb業界を目指す人は多いです。

でもこれだと企業側の需要とマッチングしないんですよね。

企業にもよりますが未経験であれば、やっぱり技術が好きで、コミュニケーション力や協調性があって、末長く会社のために貢献してくれるようなポテンシャルの高い人材が求められていると思います。

 

甘い考えで転職活動をしていた私ですが、やはりどこかしらWeb業界に不安な思いはありました。

果たして運良く未経験からWebエンジニアになることができたとして、

 

  • 職場で技術の話題についていけるか?
  • 常に最新技術の情報にアンテナを張り巡らし、自分をアップデートし続けられるか?
  • 技術が好きな人たちと一緒に、定年まで仕事していけるか?
  • そもそもこの仕事に興味を定年まで持ち続けられていけるか?
  • 将来、本当に公務員という身分を捨てたことに後悔しないか?
  • プライベートも仕事の勉強ばっかりで、自分の趣味にさける時間が無くなるのではないか?

当時、自分の頭の中はこんな葛藤ばかりでした。

もう色々とブレブレですよね。完全に転職が目的になっているからこれなんですよ。

今なら自分に考え直せ!と言いたいです。何か目的があってそのために転職したいわけですからね。

 

転職のためにプログラミング学習ではなく、作りたいものを作るために学習しよう

私はWebエンジニアになれたわけじゃないですが、私からWebエンジニアへ転職を考えている皆さんに少しアドバイスをするならば、「Web開発会社に入りたいからプログラミングを学習するんじゃなくて、作ってみたいアプリやサービスがあって、ICT技術が好きだからWeb開発会社に入りたい。」まずこの思考回路になることが大事だと思います。

なので、自分が作りたいWebサービス、アプリケーションから逆算して、それらを作るために必要な言語を学ぶようにするといいです。

やっぱりこの方法だとプログラミング学習が目的を持ったものになるし、自分が作ったものがポートフォリオとして機能します。

ここで・・

  • 特に作りたいアプリとかないんだよな〜
  • とりあえず転職してから勉強頑張りま〜す

上記のような方は、Webエンジニアになった後が苦労すると思いますので、一度立ち止まって考え直した方が良いかと。

 

プログラミング学習を始めるのは良いんですが、転職することが目的になってしまうとプログラミングが苦痛になるし、挫折しやすくなります。

実際に私は何回も挫折しそうになりました。

それくらい本格的なプログラミング学習って難しいし、根気がいるものです。

 

この記事で紹介した「プロゲート」は、プログラミングをゲーム感覚でさくっと学習できますが、いざ自分でアプリを作ろうと思ったら学ぶべきものが山ほどあるし、壁にぶち当たりまくります。

でもこの経験が何よりも勉強になるし、自分の成長に繋がります。

正直、未経験が1年〜2年学習した程度では、現場で即戦力になる技術はつきません。

なので未経験者は下記のような経験、力を積むよう努めるべきかと思います。

 

  • 「トライアンドエラー」のマインドを身につけて学習を継続する
  • 自ら課題を見つけて解決のために行動する

できるだけ上記のような経験を積んで、面接時に具体的に話せるようにしておきましょう。

公務員の面接でも同じですよ。やっぱり困難を乗り越えた話ってウケがいいですよね。

これらはどんな仕事でも役立つものですからね。

 

Web業界は常に最新の勉強が求められる。止まればほぼゲームオーバー。

どんな仕事でも勉強は継続していくものだと思いますが、このWeb業界というのは本当に流行り廃りが早い世界でして、常に新しい情報をキャッチアップしつつ、勉強を継続していかなければ置いていかれる世界だと聞いています。

私はなんだか歩みを止めた時点で、自分が終わってしまう様な世界に感じました。

今は転職したいという意識があって、学習意欲や制作意欲に溢れています。
でも、実際に入社したらどうでしょう?

転職が目的となっている今の自分が、転職後も情熱を絶やさずに勉強を継続できるか信じられませんでした。

プログラミングスクール関係者を含め色々な人に話を聞きましたが、本当に好きでないと続けられない仕事だと感じました。

 

もちろん興味があれば挑戦してみるべきですよ。

プログラミング学習はすぐにスタートできる環境があるし、やってみてハマるものもありますからね。

でも、合う合わないが顕著な業界だと思うので、転職レベルの話なら何とな〜くで目指すべきでは無いかと思います。

「今流行の仕事だから〜」という短期的な目線ではなく、「本当にやっていける仕事か?」という長期的な目線持って転職すべきか考えましょう。

 

Web制作に方向性を変えてみた

さて、いよいよここからはWeb制作会社への転職活動をお話しします。

Web制作ってなんぞ?と言う方のためにざっくり説明すると、Web開発がアプリケーションを開発するお仕事なら、Web制作はホームページを作るお仕事です。

なぜ急にWeb制作会社に方向転換したのか?

主な理由は以下の通りです。

 

  • ホームページのデザインや構成を考えている方が楽しかった。
  • Web制作の方が自分の特技を生かせると思った。
  • Web制作の方がより自由な働き方につながると思った。

実はWeb開発会社用で作成していたポートフォリオで、自作アプリケーションのインターフェイス(アプリの見た目など)やデザインをアレコレ考えていたんですが、時間を忘れるくらいどっぷり浸ってしまったんですね。

とにかくやたら楽しかったんですよ。

それである日、下記のようなことに気づくわけです。

 

「あれ?私ゲームは好きだけど、ゲームを作りたいって思ったことないよね?」

 

自分はゲームとか大好きなんですが、ゲームを開発したいとは一度も思ったことなくて、むしろパッケージとかキャラクターとか、どちらかと言うとデザイン系に興味がありました。

これってWeb業界にも直接当てはまることだと思うんですよね。そこからWeb開発の方向性に疑問を感じ始めたのです。

 

Web制作会社にエントリーしていくためには、自作アプリではなく自作ホームページをポートフォリオとして作成する必要があります。

それでは、以下で私がどのようにWeb制作の学習を進めていったかを説明します。

 

Web制作の学習開始 (具体的に私がやったこと)

年明けの1月中旬くらいから本格的に「Web制作の学習+ポートフォリオ」の作成を開始していきます。

Web制作学習の定番はホームページの模写(サイト模写)です。

皆さんが普段インターネットを開いて閲覧しているWebページ、それを模写してWebページの構造やコードの書き方、Webデザインを学んでいきます。

コーディングスキルやデザイン力を手っ取り早く上げたいのなら、この模写が一番です。

 

しかし、これが結構に難しくて、なかなか要領よく進めていけません。
私もすぐ壁にぶつかっていました。

なんというか、どう模写していけばいいのか、どう学習していけば良いのか全くわからなくてすぐに手が止まってしまいます。

闇雲に時間をかけて模写を継続すると時間ばかり過ぎていきます。

やはり最初はプロゲートのように初心者向けのサービスを利用し、ロードマップのようなものを辿っていく方が無難だと思いました。

自分で経験してわかったのですが、ぶっちゃけ初心者にサイト模写はハードルが高すぎです。

高確率で時間だけ過ぎていくのでお勧めしません。

 

というわけで皆さんにはもっと効率の良い学習法をご紹介します。

私の場合、以下の手順で学習を進めていき、Webサイトのコーディングスキルが短期間で一気に伸びました。

もともとWeb開発でコーディングに慣れていたこともあるんですが、2〜3ヶ月でポートフォリオを完成することができました。

順番に解説しますので、Web制作の学習に詰まっている方はぜひ参考にしてみてください。

 

あれこれサイト模写するより「くりノート」から始める

サイト模写が初めての方は、Webクリエイターのくりのすけさんという方が書いている「くりノート」がおすすめです。私はこのノートで学習を始めてから、一気にコーディング力が上がりました。

※くりノートはこちらから(無料版と有料版があります)

このノートはコーディング初心者にとてもお勧めでして、①〜④まで無料で閲覧ができます。

具体的にはWebページ作成のスタートからゴールまでを徹底的にナビゲートしてくれるので、誰でも一から1つホームページを作り上げることができます。

まずこの1つ作り上げるという工程がすごく大事です。1つ完成させると謎の自信が湧いてきます。そして、もっとレベルの高いコーディングをやってみたいと思うようになります。

こうなると良い循環が生まれて、ガンガン学習が前に進んでいくわけですよ。

サイト模写で挫折しかけている人には、まずこれを体験して欲しいです。

特にこのノートはやることが明確なので、迷う必要がなくなります。

 

そのほか、HTML、CSSやWebデザインの基礎を学ぶために下記の書籍を読みました。どれも初学者の方にはお勧めの本ですよ。

 

 

難しいサイトを模写せず、簡単なサイト模写から始める

書籍を読み、「くりノート」を一通り終えると、サイトを作れる基本的なコーディング力が備わっていると思います。

私はこのタイミングで簡単なサイト模写を始めました。模写に利用したサイトは以下の通りです。

 

ぶっちゃけこれらは初級レベルですが、私はかなり時間かけて作っていましたね。全然私のコーディングレベルなんて大したことないんですよ。

でも、ある程度慣れてきたら企業のコーポレートサイトなどにも挑戦してました。

ただし沼にハマると時間ばかりが過ぎてしまうので、わからないところはGoogleクロームのデベロッパーツールを使ってソースコードを見てました。

そもそもサイト模写はポートフォリオを作るための練習なので、ある程度自分の作れそうなサイトがイメージできたらさっさと自作サイト作成に入るのがいいです。

模写したサイトをポートフォリオの一部としてもいいんですが、会社によっては模写自体ポートフォリオ扱いされません。

やはり1つ2つは自作サイトを作っておきたいところですね。

 

ある程度コーディングができるようになったら、さっさとポートフォリオ作成に移る

この辺りから私は、そこそこ模写ができるようになって、HTML、CSS、Javascript、Jqueryあたりの知識がついてきたので、さっさとポートフォリオ作成に移りました。

ちなみに私はインターネットやSNSで見つけた、いろんな人のポートフォリオを参考にしています。もう真似できるところは真似しまくりましたね。

あ!、もちろんソースコード丸パクリとかじゃないですよ。きちんとオリジナリティを加えた上でデザインや動きを参考にしたというレベルです。

 

そして、レンタルサーバーと契約して、ドメインを購入して、ポートフォリオを載せるサイト(ポートフォリオサイト)を作り、そこに模写サイトや自作サイトを画像ファイルでアップロードしました。

これが私のポートフォリオ作成フローです。

 

サイト以外にも、自分のブログ情報とか、自作した4コマ漫画とかも載せました。

ポートフォリオサイト自体にもレスポンシブ対応のデザインにしたり、Jqueryで動きをつけたりと色々と工夫をしました。

とにかくポートフォリオというのは会社への実績アピールなので、できることや作ったものはふんだんに盛り込みましたね。

そんなこんなで、未熟ながらも年明けの2〜3ヶ月でポートフォリオを完成させました!

いよいよここから地元のWeb制作会社を中心に、会社へのエントリーを開始します。

 

Web制作会社へ転職活動開始!

私が地元のWeb制作会社を探すためにやったことは、やはり‥

「ググる」です!

基本的に探し方はWeb開発会社と全く同じです。

検索エンジンで「住んでいる県名や市名+Web制作」や「住んでいる県名や市名+Web系」といったキーワードで検索すると割と地域のWeb制作会社がヒットしてきます。

こちらも調べた会社名はスプレッドシートに記録しつつ、求人のある会社には迷わずエントリーしました。

 

一応「ググる」以外の探し方もお伝えしておくと、地域のWeb制作会社をお探しならWeb幹事というサイトがお勧めです。

こちらは全国にあるWeb制作会社が掲載されているサイトで、その数5000社以上です。

私は割とローカルな地域に住んでいるわけですが、結構な田舎でもWeb制作会社を見つけることができました。

一度にいろんなWeb制作会社のホームページが閲覧できるのでお勧めですよ。

 

採用情報ページがない会社でも気になった会社は電話でアプローチ

さて、気になる会社を見つけたら応募していくわけですが、割とWeb制作会社って求人が少ないんですよ。

都会だと違うんでしょうが、ローカルな地域だとそもそも少人数で運営しているような小さい会社が多いので、なかなか採用情報ページが見つかりません。

しかしここも対策はWeb開発の時と同じ!
私は例え採用情報ページがなくても、気になった会社には直接電話して求人の有無を確認していました。

電話の応対も様々でして、マジで「もうちょっと話聞いてくれよ」レベルで門前払いくらったこともあったし、中には1時間近く懇切丁寧に話を聞いてくれる会社もありました。

ほんとさまざまですね〜。

でも電話すると多少会社の雰囲気を感じれるのでお勧めです。そもそも電話で嫌な思いさせられるような会社に入りたくないですもんね。

 

そんなこんなでエントリーしたWeb制作会社は10社!(電話応募含む)

そのうち書類選考が通ったのが1社!!

な、なんだと!?

ココロオレルワ・・Part2 (/ _ ; )

この時はさすがに転職を諦めようかと思ってましたね。

 

あくまで私がエントリーした会社の場合ですが、Web制作会社は応募に対しての返答率がかなり悪かった印象です。

まともに返事が返ってきたのは4社だけで、残りは返答なしか、電話での門前払いですね。

御祈りメール(不採用メール)が来るだけマシという感じです。

 

そして奇跡的に書類選考に通ったこの1社ですが、実はこの会社が無事内定までたどり着くことになります!

なんと奇跡は最後まで繋がったんですね!

 

以下で内定獲得の詳細をお話をしします。

地方のWeb制作会社に内定!!・・でも

私は最終的にとある地域のWeb制作会社1社に内定を貰うことができました。

本当にこの1社だけ運良く引っかかった、という感じです。

ここがダメならガチで全滅でした。

ちなみに私のポートフォリオがとてもレベル高かったとか、デザインが優れていたとかではありません。実力的にはまだまだ戦力外といったところで、これは実際に採用担当の方にも言われました。

では、なぜ採用に至ったのか?

考えられる理由は以下の通りかと思います。

 

  • 地元が好きだという思いがマッチングした
  • 事務の仕事との兼務だった
  • 完全に運が良かった

まずこの会社は地元やローカルな地域をWebで盛り上げたいという企業理念を持っており、私もWeb技術を使って地域を盛り上げていきたいという志望動機で面接に臨んでいました。

ここにお互い思いの一致があったので、面接も型式ばった雰囲気ではなく、とても自然な感じで会話ができました。

なんというか、自分のやりたいことに近い事業を展開している会社なので、純粋な思いで話ができるんですよね。一生懸命考えて丸暗記してきた志望動機や自己PRとは違って、自分の熱意や考えをストレートに話せました。

Web制作の技術的な側面ではなく、自分と会社の雰囲気や、自分と会社の思いがマッチングしたことが内定の決め手になったかと思います。いわゆるカルチャーフィットというやつですね。

 

さらに、この会社はWebデザインに加えて事務ができる人を募集していました。

私は公務員の事務職だったので、うまい具合にこの募集枠とマッチング。

さらに行政をターゲットにした新規事業を計画していたようで、公務員であることが初めてプラスに影響しました。

 

振り返ってみれば、なんかこう全てが噛み合った状態でしたね。

総合的に見ると、内定がもらえたのは運が良かった!・・ほんとそれだけの理由なんです。

 

家族からの反対や自分の迷いとの戦い

 

「よっしゃ、Web制作会社に内定がもらえて転職成功!

これで晴れてWeb業界にデビューだ!!

グッバイ公務員!\\\\٩( ‘ω’ )و ////」

 

・・・。

 

と・・いきたいところだったんですが、ここで次なる葛藤が幕開けします。

それは、本当にこのまま公務員を辞めるのか?という最後の決断との葛藤です。

 

私の家族はWeb業界への転職に反対でした。

やはり30代前半という年齢で、公務員という安定の地位を捨ててまで挑戦することに多大なる不安があったようでして。

今まで積んだ公務員の実績までもが無に帰ってしまうとなると賛成とは言い難い・・ということでした。

 

加えて、実はこの時期に異動の内示があっており、転職しなくても職場環境が変わろうとしていたんですね。

  • もしかしたら異動で環境が改善するのかも?
  • 転職した瞬間燃え尽き症候群になったらどうしよう。
  • ほんとの本気で、公務員やめたこと後悔しないかな?

全てが噛み合って結びついた内定でしたが、実際に公務員を辞めて転職するという選択肢を手に入れた瞬間、さまざまな葛藤に苦しみました。

ぶっちゃけ、これは想定外でしたね。

わかっていたことではあるんですが、実際に目の前に選択肢ができると相当悩みます。内定をもらう前のほうが精神的に楽だとさえ感じました。

企業はいつまでも内定承諾を待ってくれるわけじゃありません。下手すれば内定取り消しでリセットです。長く待ってくれる会社でもせいぜい1ヶ月程度。

現職場での業務の引き継ぎや、新しい配属先での挨拶や業務の引継ぎでバタバタする中、ずっと自分の進路について悩んでいました。

新しい配属先でいきなり「突然ですが、転職するんで辞めます」なんて言ったら前代未聞レベルではないか?

こんなことばかり考えていました。

人生でここまで悩みくれた日々はなかったですね。ネットやSNSでも現役Webデザイナー、クリエイターの方に質問したり、とにかく何か自分で判断する材料を手に入れようともがきました。

ただ、最後まで明確な答えは出ませんでした。

当然ですよね。

結局自分の人生、いつだって最後に決めるのは自分自身です。

誰も答えは教えてくれませんから。

 

Web制作会社への転職活動を経て思ったこと

日々悩んだ挙句・・。

結果的に私はWeb制作会社の内定を辞退しました。

つまり公務員を継続することにしたのです。

内定辞退を会社に連絡した瞬間、スーッと自分の中が楽になる気がしました。
今までの葛藤や重荷から解放された気分です。

 

では、私がWeb制作会社に行かなかった理由の決め手は何だったのか?

思い返せば以下の3つだったと記憶しています。

  1. 割と異動先の雰囲気が良かった
  2. 経済的な事情とタイミング
  3. 内定をもらえたという経験から自信がつき、自身のスキルをさらに磨いて自分で独立しようと思った。

 

割と異動先の雰囲気が良かった

前述したとおり、私は内定獲得の時期が異動のタイミングと重なっていました。

異動先に挨拶がてら訪問したんですが、割と雰囲気が良い職場で、人当たりの良さそうな方が出迎えてくれました。

この時、自然とここならやって行けそうかも・・という思いが巡ったんですね。

職場環境は大半人間関係の良し悪しで決まると思っていたため、私にとってこの異動は良い環境変化となりました。

異動ガチャでハズレを引かずに済んだ・・という感じです。

同時に公務員を続けるという選択肢も候補に上がってきたわけですね。

 

経済的な事情とタイミング

転職を考えた時に、やはりお金の面で迷いがありました。

全く畑違いの職場(Web業界)に未経験で転職する私は、結果的に年収が下がることになっていて、加えて民間の中小企業企業であったためボーナスも業績次第という状況でした。

ぶっちゃけ転職活動時は内定獲得・環境の変化に必死だったため、肝心のお給料にはあまり関心を持っていませんでした。

未経験の公務員上がりなら、年収が下がるのは当たり前だとさえ思っていましたね。

しかし内定獲得後、私自信が経済的に厳しいタイミングだったということもあり、このタイミングで年収がダウンし経済力が落ちるのはダメージでかい・・そういう局面に立たされたわけです。

公務員を続ければ、これからも安定して給料やボーナスが入ると思うと非常に悩みました。

 

内定をもらえたという経験から自信がつき、自身のスキルをさらに磨いて自分で独立しようと思った。

転職を含めた自分のこれまでの行動が、それなりに成果へ結びついたことから、自身のスキルをさらに成長させて独立するという新たな目標を見据えはじめました。

正直、内定がもらえたと言ってもカルチャーフィットやポテンシャル採用なので、自身のスキルを即戦力として買ってもらえたわけではないんです。

私自身もWeb制作はあくまで転職用のツールとして利用していただけなので、正直ハマるくらい好きなことというわけではありませんでした。

私が好きで力を入れたいことは、他にたくさんあります。

 

また、公務員であれ民間であれ、最大の問題である人間関係という環境問題は付き物でして、転職したからといって解決するわけではありません。

やっぱり人間関係はガチャという運命に左右されます。

 

環境が変わった今、転職という手段を使わなくても好きなことを磨いていける余裕ができたし、何となくですが、このまま自分のスキルを磨いていき、経済的に独立し、フリーな働き方を目指すほうが性に合っているし、ワクワク感が大きかったんですよね。

Web開発や制作ではなく、自身の好きなアートや漫画・イラスト、地域など、自分が得意で好きなものを掛け合わせて自身で事業を作りたい、そんな思いが出てきました。

今、巷で流行っているFIREムーブメント(経済的独立・早期退職)とまではいきませんが、私はセミFIREを目指して頑張りたい・・そんな新たな目標が出てきました。

 

さて長くなりましたが、主に上記3つの理由から、私はWeb業界への転職をやめて公務員を継続することに決めたのです。

 

公務員にグッバイしたい・・、正直その思いは今も変わりません。

私には公務員というフィールドで目指すものや、将来性が見えないからです。

 

ただやり方が変わっただけなんですよね。

 

とはいえ、これは運良く異動に救われただけです。

今は安定航海中ですが、またいつ雲行きが怪しくなるかわかりません。

その時にいつでも舵を切って航路を変えれるようにしておく!

人事ではなく、自らの手で!

それこそが、本当の安定航海だし、環境の不安定さを乗り切るためのコツだと思います。

 

Web業界への転職活動を経て思ったこと

ここからは、私が約1年間のWeb業界への転職活動を振り返って、思ったことをお話します。

未経験からWeb業界へ転職するハードルは、年々高くなっている

未経験からこのWeb業界へ飛び込むのは、かなりハードルが高くなってると感じました。

例えば未経験でプログラミングスクールに通って、言われたとおりカリキュラムをこなして、課題ポートフォリオを作成した程度では、ほとんどの会社で門前払いの状態です。

一昔前では未経験でも上記のようなルートで内定がもらえていたようですが、少なくとも私が転職活動をしていた令和2年度では、ほぼ通用しないレベルになっていました。

これはWeb開発でもWeb制作でも同じかなと思います。

特に地方ではWeb業界の求人が少なく即戦力を求める傾向にあります。

ある程度の規模がある中規模以上の会社でなければ、未経験が入り込めるスキがありません。

もちろん私の努力が至らなかった部分もあるし、会社とのマッチングもあるかと思います。

一概にはいえませんが、「未経験でもプログラミングを学習すれば、誰でもエンジニアになれる!」みたいな軽いノリで行ける世界ではないと感じました。

 

未経験はエージェントを経由するより、直接応募が絶対オススメ!

未経験は転職エージェントや転職サイトを利用するより、会社に直応募したほうがガチでおすすめです。

これは会社の立場になればわかります。

会社としては、高いお金を払って人材紹介・求人を転職エージェントや転職サイトに依頼しているので、実力があるかも分からない未経験を採用するのはかなりハイリスクなんですよね。だから実務経験が豊富な即戦力を欲するわけです。

会社はどんな人材を雇っても転職エージェントを経由した以上、何百万円という報酬をエージェントへ払わないといけないので、会社のリスクヘッジを考えれば当然なんですよね。

実際に転職エージェントへ登録してみるとわかるんですが、未経験に紹介できる求人はほとんどありません。

ただ、年齢的に20代は割と未経験でもOKな求人があるようですね。でも30代以上はマジで無いです。

事実、公務員から未経験で内定を獲得した私も会社のホームページから直応募でした。

会社側としても「数ある会社の中から自社に直接魅力を感じてくれた」と思って悪い印象は与えません。

さらに会社がホームページに載せている求人への直応募ならば、会社側としてはほぼ費用が発生しないので、未経験でも面接の門戸を開いてくれます。

よって未経験は直応募しましょう!というわけです。

 

ちなみに私がやった具体的な応募方法は以下の通りです。

  • 会社のホームページにある採用情報ページなどから、エントリー
  • 採用情報がない会社は電話やメールで求人の有無を確認

前述しましたが、例えエントリーページがなくても、

「近々募集する予定だった」

「ホームページを更新していなかったか、そもそも採用情報を載せていない」

「とりあえず話だけでも聞いてくれる」

上記のような可能性はありますので、気になる会社は積極的にコンタクトを取ってみましょう。

スキルは重視されていない、ポテンシャルが大事!

これも繰り返しになりますが、未経験は言うほど即戦力スキルを求められていません。

私の感覚ですがどちらかといえば、

  • すぐ辞めないだろうか?
  • 会社のために末長く働き続けてくれるだろうか?
  • スキルアップをして将来会社のために有益な人材になってくれるだろうか?

上記のような見方をされています。

どちらかといえば今のあなたよりも、将来のあなたに投資する価値があるだろうか?と言う将来ビジョンで見られています。

 

例えば私の場合だと、内定を頂いた会社からは「ポートフォリオを見る限り、とても即戦力レベルではないが最低限のことは理解できている。しっかりと学習されていますね。」と言った評価をいただきました。

私の例からわかるように、必ずしもハイレベルなポートフォリオを作成できなくても、自身の努力を示すことができればWeb業界への転職チャンスはあります。

もとより未経験からの転職です。実務経験積んでいない未経験に、すぐ現場で活躍できるようなスキルは求めていません。

もちろん採用担当者があっと驚くスキルを示すに越したことはあリませんし、名だたる大手企業であれば未経験にもそれ相応の高いスキルを求めてきます。

ただしあなたのポテンシャルを見込んで、将来のあなたへ投資してくれる会社も必ずあります。

なので、まずはしっかりと学んで、それをポートフォリオという作品に込めましょう。

ある程度ポートフォリオが形になったら、すぐに転職活動を始めた方がいいです。
あまりポートフォリオに時間をかけ過ぎると、エントリーに億劫になって転職のチャンスを逃したり、ポートフォリオの質に対するハードルが上がったりと、あまり良いことはありません。

エントリーして転職活動を開始すれば、後は通常の就活や公務員試験と同じです。

業界を研究し、自分の強みをしっかりPRしていくことで道は開けてきます。

 

他人と差別化できるものを準備することが大事!

未経験からWeb業界への転職がブームになった昨今、競争を勝ち抜くためには他人と差別化が大事になってきます。

差別化の具体的例を1つ上げるならば、ポートフォリオの差別化です。

現在、プログラミングスクールの課題で作成したものや、その課題に少し手を加えたようなポートフォリオは採用担当者からすぐに弾かれてしまします。

一昔前は課題コピーでも通用していたようですが、あまりにも似たようなポートフォリオを提出する未経験者が増えてきたため、採用側の目が段々と厳しくなったようです。

 

よって、ポートフォリオを作成する際は他人のものを丸パクリではなく、良いところは取り入れつつ、自身のオリジナリティを加えると言った一工夫が必要です。

例えば私の場合、Web制作会社に持ち込んだ自身のポートフォリオサイトは、自作サイトのデザインに加えて、自作のアプリケーションやツイッターにあげていたイラスト・漫画なども載せていました。(この会社のデザイン業務に活かせると思ったため)

あまりに業務に関係のないものを盛り込む必要はないですが、自身の得意分野で会社の業務に活かせそうな何かがあれば、創作し積極的に盛り込んでみましょう。

 

ぶっちゃけ未経験からWeb業界は運も絡みます

やっぱり未経験からのWeb業界転職は運も絡みます。

色々言っておいてなんですが、やっぱり事実だと思うのであえて伝えています。

繰り返しますが、私自身の内定獲得もホント運が良かっただけなんです。

私も様々な人の転職情報を得てきましたが、採用されない人は100社受けても落ちます。
逆にたまたま1社目で内定という人もいます。

200社受けて1社受かるなんて人もいます。

なので少しでも運を手繰り寄せるためには、行動するしかありません。

つまり未経験はどんどん会社にエントリーして自分という人材を売り込み、失敗し、小さな成功を積んで、経験値を溜める・・というのが最適解です。

面接に落ちたり、実力不足だと感じたら、その都度何がいけなかったのかを考え、フィードバック改善をしていきましょう。

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」ではありませんが、実際、未経験からの転職は数をこなして経験を積むしかありません。

  • 希望する会社を1社に絞って、その会社に向けて全力アピール!
  • 私には御社しかない!御社以外眼中にない!

上記のような考えは完全に負けパターンです。

ひとランク上の会社を目指すのであれば、ひとまずWeb業界にデビューして、そこから実務経験を積んでから転職再チャレンジ、というパターンしかないかと。

会社選びの条件は程々にしたほうがいいです。これマジな話です。

 

未経験におすすめの会社選びは、条件をいくつも設定するのではなく、優先順位をつけること。

例えば、私の場合だと「完全週休二日制」「開発言語:PHP」は絶対に譲れない条件と決めておいて、後の条件は優先順位を振り分けて「あったらいいな」レベルの条件に設定していました。

そして、出来れば志望度が低い会社から面接を受けていくという感じがおすすめですね。

こうすると経験値を少しでも上げた状態で、より志望度の高い会社の面接に臨めます。

 

内定を一つでも獲得できれば、精神面がかなり安定するでしょう。

少しでも気になった会社はどんどんエントリーし、数をこなしていきましょう。

 

Web業界は福利厚生が手薄だったり、退職金制度がない会社が多い

あくまで個人の主観ですが、Web業界の求人を探していて、公務員と比較すると福利厚生が手薄な会社が多いと感じました。

特に公務員であれば支給される退職金制度を設けている会社はほぼありません。
私が内定を頂いた会社もありませんでした。

Web業界というのは比較的若い会社が多く、福利厚生面が構築できていない、または構築中である会社が大多数です。

 

未経験体というのもありますが、給与面も高いというわけではないし、何より退職金がないというのはかなり長期的に不安な面がありました。

公務員の福利厚生がいかに恵まれているのかを実感させられましたね。

 

Web業界を目指すならば、キラキラした部分だけでなく、こう言ったデメリット部分にもしっかりと目を向けるべきかと思います。

 

全ての転職活動を振り返って

ここまで読んでいただいた方々、本当にありがとうございました!

そして、かなりの長文記事ですみませんでした!m(_ _)m

安心してください、ようやく締めですよ!(笑)

 

いかがだったでしょうか?

最終的に私はWeb業界へ転職しませんでしたが、転職活動したこと自体は本当に良かったと思っています。

やっぱり公務員だけでは得られない知識や貴重な経験を積むことができたからです。

民間の社長やエンジニアの方と直接お話しする機会もあって、業界の実態や会社の戦略など貴重な情報を得ることができました。また、自分の転職市場での価値を知ることもできます。

何より自分の視野が広がったことが嬉しいです。公務員という世界にいるだけでは見えてこない部分もありますからね。

 

長くなりすぎたので、ざっくり「公務員+未経験+30代」の方に伝えたいことをまとめますと

  • 公務員など未経験からWeb業界へ転職する場合、特に30代を過ぎている場合は、プログラミングスクールに通って、ちゃちゃっとカリキュラムをこなしてポートフォリオを作った程度ではほとんど門前払いだということ。
  • 転職エージェントなどを利用しても、ほとんど求人は紹介してもらえないということ。(未経験は会社に直応募が○)
  • 内定獲得には運も絡むので、自分の志望通りの会社に入れる可能性はほぼないということ。
  • 未経験から入れる会社で、公務員より待遇が優れている会社はほぼないということ。

今からWeb業界へ転職を目指している「公務員+未経験+30代」の方は、上記をぜひ参考にしてみてください。

 

私がこの転職活動でしっかり学んだことは「未経験から誰でもエンジニア」「誰でもフリーランス」みたいなノリにホイホイと乗っかってプログラミングスクールに高額なお金を払うと、結局公務員から何も変われないという可能性が高いことです。

もちろんプログラミング学習はやらないよりマシだし、本人の能力や努力次第ではあります。

ただ、「あのユーチューバーやインフルエンサーがおすすめだと言ってたから」とか、何も考えずに他者の情報を鵜呑みにしてしまうと、後悔したり、あなたの貴重な時間を無駄にしてしまうリスクもあるということです。

知識は知識として吸収して、最終的にはしっかり自分で調べて、考えて判断することが大事です。

私はこれを怠っていたので凄く反省しました。

 

私は1年間みっちりプログラミング学習をやったつもりですが、お世辞にもプログラミングの才能があったとは言えないし、私より何倍も努力している人はいっぱいいました。

ただ、プログラミングの知識は無駄にはなりません。役所生活でも活かせる場所は少なからずあります。

例えば事務処理で使うエクセルやアクセスなどのオフィス系ソフトですね。一度プログラミングを学習しておくと、簡単なプログラムはすぐに理解できるはずです。

もし興味が出てきた方は、下記記事も読んでみてください。

 

【公務員もスキルが欲しい!】それプログラミング学習がおすすめです! 公務員なんだけど、何かスキルを身につけたい! スキルを身に着けて、あわよくば転職も考えれるようになりたい。 ...

 

そして最後に!

今の私はWeb業界に転職しなくて後悔していません。今の生活に満足しています。

今はプログラミング学習もしていませんし、ブログや漫画・イラスト、投資の勉強などやりたいことに忠実に生きています(笑)

自分なりに将来を考えて、自分なりの道を切り開いていこうと楽しみながら活動しています。具体的には自分の地元に貢献できるような事業を展開できたらいいなと考えています。

これも一重に転職活動でプログラミング学習やWeb業界の研究をしたり、異動などで自分の環境が変わったからできていることなんです。

一昔前の公務員の某部署にいた時では考えられません。

今後、私の環境に変化がありましたら、またブログにまとめてみようと思います。

 

それでは長い時間お付き合いいただきましてありがとうございました。

私の1年間の経験が、どなたかの転職活動や将来の考え方に少しでも貢献できたら幸いです。