公務員の面接試験に関する記事が増えてきましたので、まとめ記事を作成しました。
公務員の面接対策をしたいという方に向けて発信しています。
※この記事は以下の方にオススメです。
・公務員試験の面接について基本的な知識や対策が知りたい方
・公務員試験の面接に向けての準備や手順が知りたい方
皆さんこんにちは!
ざく(@NAO85294160)と申します。
私の経歴はこちら
近年の公務員試験は面接試験の比重が上がってきており、なかなか対策も難しいところ。
公務員予備校であれば面接の手厚いサポートをしてもらえるのですが、独学だと何から手を付けていいの分からないものです。
私も過去に5~6年ほど公務員試験を受けていましたが、全て最終面接まで突破できたわけではありません。
ただ逆に言えば最終面接までの面接試験はほとんどパスしていますし、最終面接を突破して内定を貰えた試験もあるわけです。
もともと面接がとても苦手だった自分ですが、だからこそ足を動かして色々な情報を収集していました。
そして長年公務員試験の面接を受けてきた私だからこそ見えたものがあります。
この記事で私の収集した面接試験の情報やノウハウを還元できるようにします。
少しでも面接試験が苦手な方のサポートになれば幸いです。
やるべきことをやってから望むようにしよう!
Contents
ステップ1:公務員試験の面接を知る
公務員試験の面接には種類がいくつかありますが、基本的なものは以下の3つです。
・個別面接
・集団面接
・集団討論
「上記3つの面接がイメージできない」という方は、まず下記の記事を読んでみてください。
また受験する公務員試験によっては以下のパターンもあります。
・グループワーク
・プレゼンテーション
グループワークの特徴としては下記の通りです。
・集団討論に共同作業が加わったものであり、グループで何かを作ったり発表したりする。
・集団討論と異なり、議論だけでなく発想力や行動力といった実践力が見られる。また、集団討論と同じく協調性やコミュニケーション能力も重視される。
・作業やプレゼンテーションなど明確な役割分担が行われるため、議論が苦手な人でも他の役割で評価してもらえる。
プレゼンテーションの特徴としては下記の通りです。
・与えられたテーマに対して自分の考えを発表する
・テーマの発表後に面接官が質疑を行う場合もある。
・テーマは事前に通知される場合と試験会場で与えられる場合がある。
・テーマは自治体の課題や自己PRなど多種多様。
・具体的なプレゼンテーションは事前に作成した資料をレジュメとして配布したり、ホワイトボードに板書ながら発表する。
公務員試験の面接について型と特徴を押さえましたら、次のステップにいきましょう。
ステップ2: 自己分析をする
公務員試験の筆記試験をパスすると、受験先の官公庁から筆記試験合格通知および面接に必要な書類が送られてきます。
ここで言う面接に必要な書類とは、面接カードや官庁訪問カードのことを指しています。
ただし、いきなりこの書類を適当に書き始めるのは止めましょう。
まず最優先ですべきことは”自己分析”です!
ここがしっかりできていないと、中身のない薄っぺらな面接カードになってしまいます。
どうせなら自分自身のオリジナリティに溢れた、面接官の目を引く面接カードにしたいですよね?
なので、まずしっかりと自分の経歴を整理し、自分のアピールできる強みを把握することからスタートすべきです。
書類提出の時点から面接は始まっていると思ってください。
自己分析のやり方で悩んでいる方は下記の診断がおすすめです。
ステップ3: 面接前に提出する書類を作成する
面接というのはあなたという人物を売り込みに行くいわば営業のようなもの。
そして面接カードは面接官が最初に手にするあなたの情報です。
これが適当に作られていると、面接試験の前から印象が悪くなってしまうリスクがあります。
とはいえ、なんでもかんでも面接カードに詰め込んで書く必要はありません。
内容の詳細は面接試験の本番で話せばいいだけです。
そのためにも面接の前に「この受験生のこういうところがもっと知りたいな」と面接官に思わせれるような面接カードを作成してやりましょう。
それから面接カードのサンプルを作成する時に、面接カードが1枚しかない場合は必ずコピーを取ってからコピーに書き込むようにしてください!
いきなりボールペンで清書を始め、書き損じてしまうと取り返しがつかないことなります。
具体的な面接カードの作成方法は下記の記事を参考にしてみてください。
ステップ:4 よくある質問は押さえる
面接試験にはどこの官公庁でも聞かれる定番質問があります。
例えば以下のような質問。
・自己PRをしてください。
・志望動機をお願いします。
・今までに最も力を入れて取り組んだことは何ですか?(またそこから何を学んだか?)
これらは面接での三大質問といわれているほどド定番な質問です。
こういったよく聞かれる質問に対しては事前に回答を用意しておくといい感じですね。
ただし、一字一句丸暗記で用意しておくというわけではなくて、何を話すかというのを漠然と押さえておいて、その内容のキーワードを覚えておきましょう。
本番ではキーワードから具体的な話に持っていけるようにしておくといいです。
全く同じ文言で質問されるとは限りませんからね。
下記の記事では面接でよく聞かれる質問をまとめています。
面接では冒頭で受験生をリラックスさせる質問をされますが、準備していた回答をうまく喋れるとさらに余裕がでてきます。
すると面接の流れも自然と良くなってくることが多いです。
もちろん想定しなかった質問がくることもあるので、そのような場面でも落ち着いて対処できるように次のステップへ進みましょう。
ステップ5:模擬面接を受けてみる
自己分析が終わり面接カードができあがった。ここまでくれば面接を受ける準備ができたと言えます。
ここで模擬面接を受けてみましょう。
模擬面接は本番前のリハーサルといったところ。
なかなか予定調和で進まないのが面接試験であり、こちらの想定外な質問をされることも多いです。対応力を鍛えるためにも模擬面接で慣らしておきましょう。
本番で頭が真っ白にならないために最低でも1~2回はやっておきたいですね。
質疑応答を含めた入室から退室までの流れを、事前にリハーサルしておけば本番で安心感が生まれます。
面接の練習をやる時はセルフでもいんですが、第3者を交えてやってみることをオススメします。
それからできれば公務員予備校の模擬面接を受けた方が効果的です。
ハローワークやジョブカフェなどでも模擬面接は受けれますが、公務員予備校では公務員試験の面接に特化した講師から指導を受けれるので、無駄のない対策ができます。
私は一度ハローワークに公務員試験の面接について相談したことがありますが、やはり実態はよくわからないといった感じで的確なアドバイスは受けれませんでした。
そう言った意味でも、模擬面接は公務員予備校がオススメです。
どうしても面接試験を突破できない方へ
「筆記試験はパスできるものの、面接試験の突破口が見いだせない」
「どうしても最終面接で落ちてしまう」
こんな悩みをお持ちの方は、私が面接試験を突破するために試した秘策を参考にしてみてください。
下記の記事にまとめています。
※基本的に急がば回れの考え方なので「どこでもいいから早く内定を貰いたい」といった時間に余裕のない方にはオススメできません。
おわりに
最後に筆記試験合格から面接までの流れをおさらいします。
①公務員試験の面接における基本的な知識(種類、概要)を押さえる。自分が受験する官公庁がどういった種類の面接かを把握する。
②自己分析を行い自分の経歴や強みなどを洗い出す。
③面接カード提出の前にサンプルを作る(できれば第3者に添削してもらう)
④面接カードを清書したら原本を提出する前にコピーを取っておく。
④定番質問は自分なりに回答を作っておく。回答が自己PRや志望動機に矛盾しないようにする。
⑤模擬面接を受けて実践力をつける
ぶっつけで何とかなるかと思っていたけど…
面接をしっかり受けたいなら、事前準備もしっかりやるべきというわけだね。