「公務員試験の面接ってどんな質問されるんだろう?」
「どんな準備をしておけばいいんだろう?」
「頻出な質問は知っておきたい」
「経験者の声を聞いておきたい」
こんな方のために「公務員試験でよく聞かれる質問」「事前に準備しておくべきこと」をご紹介します。
皆さんこんにちは!
ざく(@NAO85294160)と申します。
近年の公務員試験は面接重視だ!
これは当ブログでも繰り返しお伝えしていることです。
特に面接で重要なのは事前準備!
中には「面接試験なんだから小細工なし!ありのままの自分で勝負する!」という人もいるでしょうが、準備不足だと面接本番でぼろが出てしまうリスクが大きいです。
とはいえ、ありとあらゆるパターンの質問を網羅的に準備しておくということではありません。
面接試験の質問を100%予測なんてできませんからね。
それでも公務員試験ではよく聞かれる典型的な質問があります。そういった質問は事前に回答を用意しておくと本番で余裕が生まれます。
でもよく聞かれる質問は押さえておきたい!
用意していた回答が面接で活かせると、面接の流れが良くなることもある。
事前準備はしっかりとやっておこう!
※「そもそも公務員の面接ってなんだろう?」という方は下記の記事に飛んでみてください。
Contents
公務員試験の面接でよく聞かれる質問例
ここで紹介するのは、公務員の面接試験でよく聞かれる典型的な質問例です。
面接試験を受験する前にあなたならこれらの質問にどのように答えますか?
ここで1分近く何も思い浮かばないならば、本番試験でも全く同じようになってしまいます。
面接中にフリーズしてしまうと良い評価は得られません。
本番で自信を持って答えれるように、今一度チェックしてみてください!
一般的によく聞かれる頻出質問
受験生をリラックスさせるタイプ
・昨日はよく眠れたか?
・朝ごはんは何を食べたか?
・会場までどうやって来たか?
・筆記試験のできはどうだったか?
面接試験の冒頭でされる質問です。
こういった質問は緊張している受験生をリラックスさせることが目的なので、深く考えずにありのままを簡潔に答えましょう。
自己PRタイプ
・自己PRをしてください。
・あなたの長所や短所は?
・あなたの長所が活かされたと思うエピソードは何か?
・あなたが遭遇した困難なできごとは何か?またどのように乗り越えたか?
自己PRとしてグルーピングされる典型的な質問です。
ここは自分の強みをアピールするチャンス!そして自分のエピソードを交えながらPRするのがポイントです。
エピソードがあれば具体性が増して相手にもよく伝わるし、自分が聞いて欲しい部分に面接官を誘導できます。
・自分の強みを把握する
・エピソードと絡めてまとめる
これで面接官にも的確に伝わりやすくなります。
こういった自己PRタイプの質問に答えるためにも、事前の自己分析はしっかりとやっておおきましょう。
ちなみに「あなたの長所や短所は」という質問は強みだけでなく、弱み(短所)も答えることになるので難しいところですが、
・長所の説明を多くする
・短所は改善してきていることを示す
・短所が長所になったことがあれば話す
このあたりを意識しておくといいです。
というのも公務員にはいろんな部署があって、長所が短所にもなりえるし、短所が長所にもなりえます。
正確性はあるが書類を見るのに時間がかかる人は、数を裁くスピード重視の部署では短所になりますが、書類の不備をチェックするような正確さが求められる部署では立派な長所です。
自分の長所のアピールに力をいれつつ、短所の改善状況や、短所が活かせたエピソードがあれば話しておきましょう。
※自己分析に使える便利なお手軽アプリをこちらの記事で紹介しています。
志望動機タイプ
・なせ公務員を志望するのか?
・なぜ国家(地方)公務員なのか?
・なぜ県(市)ではなく市(県)なのか?
・なぜ○○県(市)を希望するのか?
・なぜ民間企業ではなく、公務員を志望するのか?
・公務員と民間企業の違いは何か?
・どんな仕事をしてみたいか?
志望動機としてグルーピングされる典型的な質問です。
公務員の役割や各種公務員の違いや、志望先に対する熱意・理解度などをいろいろな角度からチェックされます。
「なせ公務員を志望するのか?」「なぜ民間企業ではなく、公務員を志望するのか?」という質問には、公務員が一部ではなく「全体の奉仕者」であり職務に専念する義務があるということや、民間も公務員も等しく社会に貢献しているという、基本的な考え方を持って回答するようにします。
基本的な考え方を押さえた上で、自分の強みと絡めた具体的で個性的な回答を準備しておきましょう。
学生生活、友人タイプ
・学生時代に印象に残ったできごとやそこから得た経験は何か?
・得意科目は何か?
・親友と呼べる人を紹介してください。
・友人からはどのように見られていると思うか?
・友人とケンカしたことはあるか?
・友人の中であなたの主な役割は何か?
学生生活や友人との付き合いから職場での適応性を見られている質問です。
また友人間での役割を問うことで、自分の役割や自分を客観的に分析できているのかを判断されます。
自分が普段どのように見られているのか?友人に思い切って聞いてみるのもいいですね。
比較的話しやすい内容だと思うので、簡潔に述べれるようにまとめておきましょう。
就職活動、併願状況確認タイプ
・民間企業と併願をしているか?
・民間企業の就職活動はしているか(していたか)?
・他の公務員試験も受験しているか?
・両方合格したらどっちに行くのか?
・今回不合格だったらどうするか?
・今回は何度目の受験か?今年も不合格だったらどうするか?
・前回の受験で合格できなかったのは何が原因だと思うか?
受験生全員に共通する質問ばかりではないですが、就職活動、併願状況を確認されるタイプの質問です。
併願状況についてあまり心配はいりません。今の公務員試験が併願ありきなのは面接官もわかっていることなので
また「不合格だったらどうするの?」みたいな質問もあったりします。
この手の質問で下手にうそをつく必要はありませんが
公務員が第一志望!
この役所が第一志望!
ダメでもまた挑戦する!
という気持ちは伝えるように答えてください。
例え第一志望でないところでも、第一志望だと伝えましょう!
熱意を伝えるのは大事!
行政タイプ
・市長の名前は?
・○○県(市)の人口は?
・○○県(市)の政策で興味のあるものは何か?
・本市(県)の特色は何だと思うか?
・あなたが市長になったらどんなことをやりたいか?
志望先に対する関心度を問われる質問です。
どちらかといえば志望動機に近い感じ。
事前準備がもろに影響してくると言えますね。相手に関することなので自分が調べてなければ何も喋れません。
なので志望先のホームページや広報誌などで志望先が力を入れている事業や政策、自分が興味のある事業や政策は事前に研究しておきましょう。
もし志望先の官庁にコネがあり、実際に働いている職員から話を聞く機会があればぜひ利用してください。
現場の生の声は説得力がありますし、なにより職員にアポをとって話を聞いたという行動力は面接でも評価されます。
答えに詰まってしまう質問が大多数…
しっかり準備しとこう
前職がある場合によく聞かれる質問
・なぜ前職を辞めたのか?
・なぜ公務員に転職しようと思ったか?
・前職での対人関係はどうだったか?
・前職での経験を公務員でどのように活かしたいか?
・休職したことはあるか?
・ストレス耐性は高い方だと思うか?
多くの社会人経験者が問われる質問です。
特に社旗人経験者だと「前職での経験」「専門知識や技能」「コスト意識」などが期待されています。
自分が前職で得た知識、経験、能力を公務員としてどう生かしたいかをアピールしていきましょう。
また、近年の市役所などは特にストレス耐性を求められることが多いです。
公務員も部署によっては激務なところがあり、仕事の多様化・複雑化に加えて職員の削減という流れから、人は減るが仕事は増えるという状況にあります。
つまり、公務員も仕事のストレスなどで休職している職員が割といるんですね。
こういった現状からストレス耐性の強さをいろいろな角度からチェックされるようです。
■参考記事↓
女性がよく聞かれる質問
・結婚・出産後も仕事を続けていきたいか?
女性の社会進出が著しい現代においても、家庭を持った女性が仕事を続けていくことは大変です。結婚を機に退職する女性も多いですよね。
しかし、面接においては周囲の理解・協力を得て仕事を続けていきたいという前向きな姿勢を示すようにしましょう。
それに実際の職場でも結婚や出産で休暇に入る職員は多いです。
産休・育児休暇など福利厚生が手厚いのも公務員の魅力の一つですからね。
公務員試験の面接で実際に聞かれた質問例
ここからは実際に私が受験した公務員の面接試験をリアルにお届けします。
過去の受験報告書をもとに記載していますので、そのまま参考にしてもらって大丈夫です。
A日程市役所の2次試験(集団面接)
・面接官5名、受験生3名
・時間約40分程度、受験生は3人とも社会人経験者
質問内容
・冒頭は面接カードにそった簡易な質問(受験生をリラックスさせるタイプの質問)
・○○市を志望したきっかけは何か?
・○○市でやってみたい仕事は何か?
・あなたの趣味を私がやってみたくなるようにアピールしてください(時間指定:30秒~1分)
・もしあなたが面接官ならどんな質問をする?
↓
・その質問をする理由は?
・前職で得たものは何か?またそれを○○市でどう活かせるか?
・前職でクレームはあったか?
↓
どのようにクレームに対応したか?
・最近、失敗したことはあるか?
C日程市役所の2次試験(集団面接)
・面接官5名、受験生6名
・時間約30分程度、質問に対する制限時間は1分以内(時間をカウントされていた)
・1人の面接官が終始質問をする。質問される順番はランダム。
質問内容
・学生時代で印象に残っていることは何か?
・他人と意見が合わなかった時はどうするか?
・困難だったことは何か?また乗り越えることができたか?
・○○市で気になっている事業は何か?
・仕事をする上で大切なことは何か?
・あなたにとって○○市の職員になることはどういうことか?
C日程市役所の最終面接(個別面接)
・面接官5名、受験生1名
・時間約15~20分程度
質問内容
・緊張はしているか?
・自己紹介をしてください(1分程度)
・志望動機をお願いします。
・大学生時代に学んだことをどう活かせるか?
・最近関心があることは何か?またその理由は?
・クレーム対応はしたことがあるか?(職歴があったため)
↓
・そこから何を学んだか?
・卒論のテーマは何か?
・自己PRをしてください。
・○○市でやりたいことは何か?
・前職の経験を○○市でどう活かしたいか?
・○○市の問題点とその解決方法は?
・最近気になったできごとは何か?
・あなたの短所は何か?どのように克服しているか?
・今後挑戦してみたいことは何か?
・どのくらい○○市に来たことがあるか?(○○市出身でないため)
・上司と意見が違ったらどうするか?
しかも「公務員試験の面接でよく聞かれる質問例」にあった質問がいっぱいある!
やはり頻出質問はどこかで必ず聞かれるものだ。
最初は簡単でいいから、これらの質問にざっと答えれるようにしよう。
そのあと内容に肉付けしていけばOKだ。
面接の前に準備しておくべきこと
公務員の面接試験は事前準備が欠かせません。
では具体的にどのような準備をすればいいのか?
・志望先の研究
・模擬面接
・自己分析
このあたりですね。
この内、「志望先の研究」は受験する官庁や自治体の情報収集のことになります。
自分のことではないので、事前に下調べをしなければ面接でまともに話すことができません。
薄っぺらいことを言っていると、「この人うちが第一志望じゃないんだろうな~」と思われてしまうこともありえます。
少しこの記事でも触れましたが、ホームページや広報誌、職員のコネがあるなら職場訪問などを利用して積極的に情報を集めておきましょう。
自分の志望動機により具体性が乗るようになれば、自分の関心の高さをアピールすることができます。
また、「模擬面接」に関しては面接に慣れておくためにもやっておくことをおすすめします。
どこで模擬面接をするのかというと
・自分一人で面接をやる(セルフ面接)
・家族や友人
・公務員予備校を利用
・ハローワークやジョブカフェを利用
自分でセルフ面接をやるのもいいですが、やはり別の人に面接をしてもらう方が緊張感あるのでオススメです。
家族や友人もしないよりはマシですが、公務員予備校やハローワーク、ジョブカフェの模擬面接を利用する方が本番に近いイメージでやれます。
特に一番確実なのは「公務員予備校」の模擬面接を利用することですね。これが間違いないです。
予備校によっては生徒でなくても有料で模擬面接を受けさせてくれます。
近くにある公務員予備校に連絡して確認してみるといいでしょう。
そして事前準備に欠かせないのが「自己分析」です。
ただ私も経験があるんですが、なかなか自己分析のやり方ってわからないものです。
なので自己分析が手軽にできるオススメのやり方をご紹介します。
手軽にできる自己分析のやり方
面接前に自分の強みを知って軸を固めましょう!
強みを知っておかなければ面接官にうまく自分の良さをアピールできません。
自分自身のことではありますが、用意してないと意外と出てこないものなんです。
また、強みを知っておかなければ回答がブレブレになってしまいます。
例えば
ある回答で継続性をアピール
ある回答で真面目さをアピール
ある回答で作業スピードをアピール
ある回答で慎重さをアピール
ある回答で、自分の短所が慎重すぎて作業に時間が掛かることだと回答。
こういったブレブレの回答をされると、面接官としては…
「あれ?この人何か矛盾してない?」
「というか強み多すぎ」
「一体どれが本当の強みなんだろう?」
こんな感じで自分の回答に一貫性、信頼性が無いと思われてしまいます。
せっかく難関の筆記試験を突破してきたのに、こんなところで落とされたくないですよね?
面接重視になってきている公務員試験だからこそ手を抜かずに自己分析をやるべきです!
繰り返すようですが、面接の攻略なくして今の公務員試験は突破できません。
そして自己分析をして自分のPRできる強みを知っておくことは必須です!
適当に紙に書き出せばいいのかな?
勿体ないな…
昔はなかったけど、今は便利な自己分析ツールがあるからね
自己分析の大切さはわかるけど…やり方がイマイチピンと来ない、という方もいると思います。
しかし今は質問に回答していくだけで自分の強みや適性を診断できる無料のサービスがあります。
これらを使えばお手軽に、わずか数分で自己分析ができてしまいます。
必要なのはPCまたはスマホだけ!
私も診断を受けてみましたが、無料とは思えないほどレベルが高いです。
気になる方は下記の記事で紹介しているので、ぜひ使ってみてください。
■公務員の転職に使える!自分の強みがわかるミイダスを使ってみた!
ボランティアは事前にやっておくべきか?
やっておくにこしたことはありませんが、必須というわけではないです。
この記事でさまざまな質問例を載せていますが、直接ボランティアに関する質問はありません。
やっておけば聞かれた時にアピールできるというだけです。
とはいえ、何を聞かれるかわからない面接ですから機会があれば積極的にやっておきましょう。
私は面接で聞かれた時のために、一応清掃ボランティアに参加していました。
どれも過去に面接試験を合格してきた先輩達が残した貴重な情報だ。
余すことなく利用して合格への道を辿ろう!
そして私の強みはいつでもどこでも寝れること!
明日からがんばるぞ、おやすみなさ~い!
現実逃避するなと起こすべきか…