「社会人から公務員採用を目指したい」
「社会人でも受験できる公務員試験ってあるの?」
「どうやって試験対策すればいいのかも教えて欲しいです」
こんな疑問をお持ちの方に、さくっと解説します!
皆さんこんにちは!
ざく(@NAO85294160)と申します。
今回は社会人が受験できる公務員試験について解説していきます。
社会人の人でも受けれる公務員試験ってあるの?
むしろ最近は社会人の採用枠が増えているんだ
私の同期にも民間企業から転職してきた人がいたからね
※この記事がオススメの方
・社会人の方で公務員を目指そうと思っている方
・社会人が公務員を目指すためのルートが知りたい方
・社会人として受験する公務員試験の対策や勉強法が知りたい方
Contents
転職の狙いめ!社会人が受験できる公務員試験とは?
社会人経験者の採用は増加している
最近の公務員試験は「社会人経験者」の採用が増加しています。
特に地方自治体では行政運営に民間の活力を導入しようと、社会人経験者の採用枠を拡大しています。
全国的に見ると都道府県、政令指定都市では8割程度の自治体で社会人企業経験者の採用が行われており、市役所でも増加傾向にあるそうです。
上記の数値からわかるように、社会人経験者の採用は地方自治体がメインとなって動いています。
ちなみにここでいう社会人経験者とは民間企業に勤めている方だけでなく、自営業や現職公務員、フリーターの方も対象です。
少しだけ私の話をしますと、
市役所時代に民間から転職してきた同期が複数がいて、民間以外にも別の役所から転職してきた方や、元自営業の方など、さまざまな前職持ちがいたんですね。
要するに公務員は社会人経験のある、職歴アリの人が普通にいるんです。
では社会人経験者採用枠では、どのような人材が採用されるのでしょうか?
結論を言えば、主に即戦力となる人材です。
よって社会人経験者最採用枠は、前職で培ったキャリアやスキルを公務員のフィールドで活かしたいという方にオススメの試験となっています。
こんな感じで、近年は社会人から公務員に転職しやすい状況だといえるでしょう。
試験の種類
社会人経験者が公務員になるための採用枠は2タイプあります。
①.一般枠の大卒程度試験
②.社会人経験者採用試験(社会人経験者枠)
①の一般枠は年齢が受験資格になっていますが、②の社会人経験者採用試験は年齢に加えて民間企業の職務経験歴や資格の保有、実績等が受験資格になってくるところが多いです。
ちなみに近年の受験年齢は上昇傾向にあり、30歳を過ぎた人でも受験できる試験が増加傾向になっているので、社会人にとっては非常に受けやすい状況です。私の同期にも30代から40代の方が複数いました。
また、①の一般枠では現役の大学生や予備校生と競争する試験になるわけですが、最近は公務員試験の受験倍率が低下傾向にあり、筆記試験の成績を2次試験以降に考慮しない「リセット方式」という採点方法を利用しているところが増えています。
この「リセット方式」であれば、たとえ最下位で筆記試験を突破しても2次試験からは皆同じスタートラインに立つことになるので、面接試験で挽回のチャンスがあります。
なかなか勉強時間が確保できない社会人にとって、面接試験で勝負できるのはありがたい一面ですよね。
試験の日程
①の一般枠の試験日程は各自治体のホームページで公開してあります。
全国自治体の試験日を網羅的に知りたいのであれば公務員情報サイトこむいんがオススメ。
②の社会人経験者採用試験の一次試験日は、一般枠の大卒程度試験と同じ日程で実施する自治体もあれば、別日程で実施する自治体もあります。
ただし、②については実施していない自治体もあるので注意してください。
こちらも詳しくは各自治体のホームページを確認しましょう。
また、国家公務員も係長以上の採用など限定的ではありますが、社会人経験者採用試験を実施しています。
受験資格も試験の種類により異なりますので、詳しくは国家公務員採用情報NAVIを確認してみてください。
試験の科目
①の一般枠では教養科目、専門科目、面接、論文の4つが主な試験内容となってきます。いわゆる大卒などが受ける通常のガチ公務員試験です。
受験先によって試験科目のラインナップは変わりますが、一般枠で公務員を目指す場合は上記4つの対策をする必要があります。
※参考
当ブログでは教養科目、専門科目の勉強法を公務員試験(教養・専門科目)の勉強法をまとめてみた!【初心者向け】という記事で解説しています。
面接対策は面接が苦手な人へ!公務員試験の面接対策をまとめてみた!で解説しています。
論文対策はさくっとわかる!独学の公務員試験勉強法【論文対策】で解説しています。
次に②の社会人経験者採用試験の試験内容は教養試験、面接・論文試験が中心です。
この枠では専門試験が実施されるところは少ないようです。
社会人経験者枠で1つ注目したいのが論文試験です。こちらは一般枠で実施される「一般課題論文」のほかに「職務経験論文」があって、文字通り民間企業での職務経験や、実績を記述する論文試験です。
社会人経験者枠は論文試験のウエイトが一般枠よりも重い感じですね。
加えて、市役所によっては「社会人基礎試験」というものが実施されており、こちらは「職務基礎力試験」と「職務適応性検査」の2つから構成されている試験です。
とはいえ、「社会人基礎試験」の内容は一般枠の教養試験を少し易しくしたもので、一般枠の教養試験対策をやっておけば十分なレベルです。
※教養試験の勉強にオススメの問題集や勉強法は下記の記事で紹介しています↓
これは友達に教えてあげなくちゃ!
一般枠で受験する場合の勉強法
一般枠で受験するメリット
一般枠で受験するメリットは社会人経験者枠に比べて採用人数が多いことです。
その代わり試験科目は教養科目、専門科目、論文・面接と科目量が多いですし、一般の学生や予備校生との競争は避けられません。
よって勉強時間があまり確保できていないと、筆記試験の難易度が上がります。
一般枠で受験する場合の勉強法
勉強法としては独学と公務員予備校を利用する方法がありますが、時間的に余裕のない社会人の方であれば公務員予備校がオススメです。
公務員予備校のメリットは下記のとおりです。
・公務員試験のプロに効率よく合格までのノウハウを教えてもらえる
・通信講座を利用すれば時間と場所を問わずに勉強できる
・筆記試験だけでなく、論文や面接などの対策もしてもらえる
特に社会人の方にとっては「時間」を確保するのが大変だと思います。
公務員試験の勉強にはたくさんの問題集やテキストが必要になり、勉強法にも様々なノウハウがあるんですが、これらを一つ一つ調べていくと、それだけで結構な時間を食います。
できればすぐに行動したいですよね?
時間を節約するためにも、その手のプロから必要なものやノウハウを教えてもらった方が圧倒的にコスパがいいです。
公務員予備校を利用すれば無駄のない効率の良い勉強法を学ぶことができ、最短の合格ルートを辿れますよ。
また、予備校と言っても校舎に通学するタイプだけではなく、多くの公務員予備校では通信講座が利用できます。
通信講座であれば好きな時間に好きな場所で勉強できるので、とても便利ですよ。
パソコンやタブレット、スマホなどで手軽に講義を受けれるので、仕事で疲れたまま学校に通う必要もありません。
さらに、論文や面接試験は独学での対策がやりづらいですが、予備校であればこのあたりの手厚い対策をやってもらうことができます。
特に近年の公務員試験は論文や面接試験のウエイトが重くなっているので、2次試験対策は手を抜かずしっかりやっておきたいところ。
公務員の面接は民間企業の面接と少しタイプが違うので、社会人の方でも油断できません。
※オススメの公務員予備校や予備校の選び方については下記の記事で紹介しています。
結果的に時間を有効に使えるんだ
社会人経験者枠で受験する場合の勉強法
社会人経験者採用試験のメリット
大きなメリットは一般枠の試験と違って筆記試験の科目やライバルが減ることでしょう。
一般枠の筆記試験は基本的に教養科目だけなので、勉強期間や物量もけっこう軽めと言えます。
また、一般枠では現役の公務員予備校生や大卒の学生と筆記試験で競争しなければなりませんが、社会人経験者採用枠のライバルは職務経験のある社会人だけです。
その代わり、面接や論文と言った2次試験以降の難易度は高くなります。
社会人経験者採用試験を受験する場合の勉強法
こちらも無難に行きたいのであれば、公務員予備校の利用をおすすめします。
社会人経験者採用試験の主な科目は教養科目、面接・論文です。
教養科目のレベルは一般枠に比べて易しい部類なので、ぶっちゃけ教養科目ひとつであれば問題集1冊で対策可能です。
しかし面接や論文対策まで見据えていくとなると、やはり公務員予備校を考えた方が無難です。
というのも社会人経験者枠では教養試験よりも面接・論文試験の方に比重があると言えるからです。
前段でも触れましたが、近年の公務員試験は面接や論文試験が重要視されており、この2つはなかなか独学では対応し難いところがあります。
さらに社会人経験者枠の試験は一般枠にはない以下の独自要素があります。
・論文には一般課題論文と職務経験論文2タイプがあり、論文の重要度が高め
・面接試験の重要度がかなり高く一般枠よりも難易度は高め
・自治体によっては試験の申し込みと同時に履歴書、職務経歴書、エントリーシート、論文などを提出させるなど書類選考がある
これらの3つの独自要素は第3者にきちんとチェックや指導をしてもらった方が確実なものばかりです。
そしてチェックや指導をしてもらうなら、その道のプロにしてもらうのが一番ですよね。
公務員予備校の中には社会人経験者採用試験の講座を開講している予備校もあります。
予備校にもよりますが社会人経験者枠に特有の職務経験論文の対策や、職務経験者向けの面接対策など、低価格ながらに手厚い内容のコースが充実しているところもあります。
面接や論文試験のウエイトが増加している現状だからこそ、手堅く確実に対策できる公務員予備校がオススメなんです。
※オススメの公務員予備校や予備校の選び方については下記の記事で紹介しています。
まとめ
・最近の公務員試験は社会人経験者の採用枠が増えている
・社会人が公務員へ転職するルートは2つある
①一般枠の大卒程度試験
②社会人経験者採用試験(社会人経験者枠)
・②のルートで受験する場合は面接と論文試験のウエイトが高く、「職務経験論文」という独自の試験がある
・社会人が公務員試験対策をするなら、公務員予備校の通信講座を利用するのがオススメ
社会人の方必見!無料で入手できる公務員転職ハンドブック
さて今回は「社会人が受験できる試験を解説」というテーマでお話をしました。
最近は全国的にみても社会人経験者の採用試験は増加しています。
ただし全ての自治体で実施されているわけではありません。
「それなら社会人経験者採用試験を実施している自治体が一目でわかったらいいのにな」と思う方もいるでしょう。
そこで最後に、社会人の方が公務員へと転職するルートを詳しく解説しているハンドブックをご紹介します。
こちらのハンドブックを読めば1冊で民間経験者採用試験の全体像が把握できるのでオススメです。
特に、
・転職ルート(一般枠と社会人経験者枠)を解説付きで詳しく知りたい
・社会人経験者採用試験を実施している自治体が知りたい
・社会人経験者採用試験の例題が見てみたい
・実際に合格した人の声を聞きたい
こういった要望をお持ちの方に答えれる内容のハンドブックとなっています。
こちらのハンドブックは公務員予備校の大手である「クレアール」さんが発行しているもので、無料で取り寄せることができます。
このハンドブック無料とは思えないほどのクオリティです。
社会人の方で公務員への転職を考えているなら、ぜひ読んでみてくださいね。
このハンドブックも友達に教えてあげようっと
積極的に情報収集をして、対策していくことがポイントだよ。