予備校の必要性が知りたい。
ついでに予備校の選び方とか、おすすめ予備校があるなら知っておきたい。
この記事ではこんな疑問に答えます!
皆さんこんにちは!
ざく(@NAO85294160)と申します。
私は過去に公務員予備校に通いながら、国家公務員(国家一般職)や地方公務員(市役所)に内定を貰った実績があります。
今回の記事は「公務員予備校に通うべきか?」というテーマです。
公務員を目指す方にとって公務員試験は避けて通れません。
そこで悩むのが、公務員試験対策として公務員予備校に通った方がいいのか?それとも独学で勉強できるものなのか?というポイントです。
公務員試験の勉強を5~6年ほど泥臭くやってきた私ですが、その経験から言うと、早く公務員になりたいなら予備校に通った方が圧倒的に近道です。
この記事を書いている私(ざく)は、当初独学で公務員試験の勉強を始めて、すぐに挫折しています。
その後、公務員予備校に切り替えてから1年間、一気に複数の公務員試験を突破して内定まで辿り着くことができました。
本記事では
- 私の公務員試験体験から、公務員予備校に通う必要性やメリットをお伝えします。
- その上で公務員予備校の選び方やおすすめ予備校をご紹介したいと思います。
- 公務員予備校の実態を理解した上で、予備校に通うか?独学でいくか?皆さんにとって最適の選択肢が選べるようにします。
これから公務員を目指す方の参考になれば幸いです。
Contents
公務員予備校の必要性(そもそも予備校に通うべき?)
公務員予備校に通うメリットとは?
公務員予備校に通うメリットとしては以下のものがあげられます。
- 勉強する科目のポイントや優先順位を教えてもらえる
- 強制力が働き勉強に集中できる
- 定期的なテストで自分の力を確認できる
- わからないことはすぐに質問できる環境がある
- 面接や論文試験の対策を手厚くしてもらえる
ざっくりまとめると、公務員予備校とは公務員試験の勉強すべきポイントや勉強しやすい環境を提供してくれる場所・・という感じです。
これが公務員予備校のメリットになります。
>>公務員予備校のメリット・デメリットについてはこちらの記事でも紹介しています
予備校の必要性を判断してみよう
私は周りから「公務員試験は予備校に通わないと合格できないの?」という質問をよくいただきます。
私がこの問い答えるなら、「ぶっちゃけ公務員試験は予備校でも独学でも合格はできる」と答えます。
ただし難易度に関しては別問題!
そう、問題なのは合格に行きつくまでの難易度です。(←ここが大事なポイント)
イメージしやすいように、もう少し具体的に公務員試験の中身を見ていきます。
公務員試験は大きく分けて筆記試験と2次試験(論文、面接等)の2つに分けられます。
次に2つの試験それぞれの場面から、予備校の必要性を考察していきましょう。
公務員の筆記試験で判断してみる
公務員試験の勉強科目は30科目くらいある
公務員試験の勉強科目は受験する試験にもよりますが、だいたい30科目程度あります。
科目の内容も幅広く、1つの科目をまともに勉強するとなると平均で2~3ヶ月の期間は必要になってきます。また、中には半年~1年くらいかかる難しい科目もあります。
これらを全く初めての方が独学で勉強となると、まず1年では終わらないです。
独学だとわからない問題を質問できる環境もないですし、本当に勉強のやり方が正しいのかもわかりません。不安を抱えたまま勉強を進めていくことになります。
まずモチベが続きませんよね。
少なくとも私が初心者の時は無理ゲーだと感じました。
この点予備校であれば、筆記試験の対策で以下のようなメリットが受けれます。
- 公務員試験に出るポイントを効率よく学ぶことができ、無駄のない学習で最短合格を狙える。
- 講師が常駐しているので、わからない問題はその日に質問し解決できる。
- 予備校のカリキュラムや問題集があるので、勉強のやり方で迷うことがなくなる。
要は自力で筆記試験の勉強をやりきれますか?というところです。
上記を踏まえて、自分にとって予備校が必要なのかを判断してみるといいでしょう。
※公務員試験の科目は次の記事でも紹介しています。
公務員の2次試験で判断してみる
独学だと2次試験対策がやりづらい
公務員試験は筆記合格=内定ではありません。筆記試験をパスしても2次試験(論文試験、面接試験)が待ち構えています。
というより、最近の公務員試験は筆記試験よりも2次試験を重視する傾向にあります。
よって2次試験対策も手を抜けないわけですが、実は独学での2次試験対策はとてもやりづらいという問題点があります。
例えば独学での論文対策を考えてみましょう。
独学なら市販の参考書を利用する対策法がありますが、論文は参考書を読むだけでなく実際に書いて添削してもらわないとまず実力は身につきません。また、添削する人も公務員試験の論文に詳しい方でないと評価のしようがないですよね?
こんな感じで独学だと論文試験対策で詰まりやすいです。
続いて面接試験対策を考えてみましょう。
論文と同じように面接対策も模擬面接で実践練習をする方が効果的です。
では公務員予備校以外で模擬面接をする場所がどれくらい思いつくでしょうか?
例えばハローワークだったり、大学であれば就職課などがあげられますよね。
しかし私の経験上、公務員試験に特化した模擬面接は予備校以外で受けれません。
私も一度ハローワークに公務員試験対策として模擬面接を受けに行きましたが、対応してくれた職員の方もあまり公務員試験には詳しくなかったです。私の場合ハローワークでは模擬面接を受けれず、相談だけで終わってしまいました。
この点予備校であれば、2次試験の対策で以下のようなメリットが受けれます。
- 多くの予備校は模擬面接が回数無制限で利用でき、論文や面接カードの添削もしてもらえる。
- 予備校では公務員試験の面接を熟知したプロから直接アドバイスを受けれるし、相談にのってもらえる。
- 予備校では過去の合格者たちが残した膨大な面接試験や論文試験のデータが残っており、たくさんの情報を収集できる。
やはり論文試験にしても面接試験にしても公務員予備校の方が圧倒的にノウハウが多いです。
私は面接試験がとても苦手でしたが予備校でしっかりと面接対策をしたので、本番は自信を持って挑むことができました。
こんな感じで、なかなか独学だと論文の添削や模擬面接を受ける機会に恵まれていません。
ちなみに基本的に2次試験対策だけを予備校で受けることはできません。
一般の方でも料金を払うことで模擬面接を受けれる予備校もありますが、予備校生ほどの手厚さはないです。回数も1回きりの模擬面接になります。
やはり面接は複数回受けて改善していくものなので、1回だけだとかなり物足りなく感じましたね。
さて筆記試験と2次試験から予備校の必要性を考えてきましたが、皆さんいかがでしょう?
自力でやっていける自信はありますか?
逆にこれを見て、「あれ?この程度なら余裕じゃないか?」「これなら独学でなんとかなりそう!」と感じた方であれば独学でも行けるでしょう。
ただし少しでも不安を感じたり、いまいちイメージが湧かないという方は素直に予備校を選んだ方が無難です。
やみくもに独学で勉強を始めても、時間と労力の無駄になる可能性大です。これは実際に私が経験したことなので…
公務員予備校の学習はどんな感じ?
では、予備校に通うとどのような学習になるのでしょうか。
以下に実際に私が利用していた予備校の「学習の流れ」を載せてみます。
私は「通学」「通信」の両タイプで予備校を利用した経験があるので、それぞれの実態をお伝えしますね。
予備校(通学)の学習スケジュール
- 予備校の時間割に沿って講義を受ける(インプット)
↓ - 講義で受けた内容を復習する
↓ - 問題集を問く(アウトプット)
↓ - 講義を受けた分野ごとに確認テスト
↓ - 定期的に本番形式のまとめテスト
予備校(通信)の学習スケジュール
- 自分のスケジュールで講義を受ける(インプット)
↓ - 講義で受けた内容を復習する
↓ - 問題を解く(アウトプット)
↓ - 講義を受けた分野ごとに確認テスト
↓ - 定期的に本番形式のまとめテスト
ここまで見ていただいいたように、基本的に公務員試験の学習の流れは
「講義を受ける」→「問題集を解く」→「テストで実力確認」
この繰り返しになります。
この流れは予備校も独学も変わりません。独学であれば「講義を受ける」の部分が「自分でテキストを買って学習する」に変わるだけですね。
また通学と通信で違いを言えば、予備校の時間割に沿って講義を受けるか、自分で学習スケジュールを立てて講義を受けるかという感じです。
前段の「予備校の必要性」でもお伝えしましたが、独学での問題は学習を自力で続けていけるかどうかです。
公務員試験ってやることは単純なんですが、毎日勉強を継続していくことが何より難しいんです。途中で挫折してしまう方が多いのも事実なんですね。
実際に私が受けていた大学の学内講座も、後半はほとんど人がいませんでした。
なので継続して勉強する環境作りのために予備校を利用するというのも全然アリなんです。
※予備校の学習スケジュールは下記の記事でも紹介しています。
公務員予備校か?独学か?最後に決めるのは自分次第!
途中で挫折しないためにはどうするか?
ここまで公務員予備校の必要性や、公務員予備校の学習環境を見てきました。
何とな~く予備校に通う必要性を感じ取っていただけたのではないでしょうか?
しかし最終的に予備校に通うか、独学でいくかを決めるのは自分自身です。
一人一人状況は違うと思うので、一概に「公務員になりたかったら予備校に行くべきだ!」なんてことは言えません。
ただ個人的にですが公務員試験に合格できる、できないという話は別として、何もわからない状態から公務員を目指すのであれば予備校をおすすめします。
これは私の実体験を根拠にしていて、記事の冒頭でもお話ししましたが、私は公務員試験を独学でスタートし盛大に挫折をしました。
では、なぜ私が独学で挫折したのか?その理由は以下の通りです。
・何から始めていいかわからない
・何をどの程度やればいいのか?ゴールが見えない
・相談できる人がいない
上記は私に限らず多くの初学者にあてはまる悩みですよね?
結局やみくもに勉強を始めても、公務員試験のようなボリュームのある試験だと持続できません。
私の場合は、大学の学内講座を利用したことで上記の悩みが一発でなくなりました。(大学の学内講座とは予備校の講師が大学に出張してきて公務員講座を行うもの)
結果的にやり方で迷わず勉強に集中ができて、1年間で国家公務員試験に合格することができました。
予備校のノウハウをフル活用できた結果だと思います。
自分が何をどの程度すべきか?
どこを目指すべきか?
わからないところはどこか?
予備校を利用すれば上記のような不安要素から解放されます。
予備校か独学かを決めるポイント
最終的には今回の記事で解説した予備校の必要性、メリットを知ったうえで、自分自身と照らし合わせて考えてみるといいです。
予備校か独学かを判断するポイントを挙げるならば下記のようになります。
- 筆記試験の勉強を自力で最後までやりきれるか?
- 2次試験対策(論文、面接)を自力で対策できるか?
- 自分が継続的に学習できる環境を作れるか?
これらに自信がなければ予備校の検討をした方がいいでしょう。
※公務員予備校の選び方については下記の記事で紹介しています。自分に合った予備校の選び方を詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
おすすめ公務員予備校
ここからは参考までに私がおすすめする公務員予備校をご紹介します。
今回は公務員予備校を検討したいと思われた方に向けて、以下の基準で厳選しています。
・実際に私が利用してみて良かった予備校
・カリキュラム、特徴、費用を総合的に見て良いと感じた予備校
・公務員の同期や知人に聞き込みをして評判の良かった予備校
結果的にとりあえずココを選んでおけば間違いないという予備校になっています。
おすすめ公務員予備校(4校)
① LEC
LECは毎年多くの公務員試験上位合格者を輩出している実績ありの予備校です。
かく言う私も通信講座はLECを利用していました。
私の知人もLECから公務員になった人が多かったですね。それくらい知名度も信頼性も高い予備校です。
校舎もおおむね駅の周辺など比較的アクセスの良い所にあるので便利でした。
コースも志望別に用意されており選択肢の幅が広いのが特徴的ですね。
またLECは2次試験対策にも力を入れており、模擬面接は回数無制限で本番に近いリアルな面接を受けれます。
総じてクオリティの高い公務員予備校ですね。
②TAC
TACもLECと同様、毎年多くの公務員試験上位合格者を輩出してる実績ありの予備校です。
TACは「大卒レベルの公務員試験に強い」というアピールポイントを持っています。
筆記試験対はもちろん、模擬面接や論文の添削を回数無制限で受けれるなど2次試験対策もバッチリです。
ちなみに当ブログでも紹介している公務員試験の有名な参考書「Vテキスト」を発行しているのがこのTACです。
参考書のクオリティから講義レベルの高さがうかがえますよ。
③大栄
大栄は2試験対策に定評のある公務員予備校です。他の予備校よりも早い時期から2次試験対策を始めるのが特徴ですね。
大栄は地方でよく見かける予備校でもあります。全国で100校以上の校舎があるので、私の地元でも2~3件は大栄の看板があるビルを見ることができます。
通信講座を考えている方でも、大栄なら近くに校舎がある確率が高いです。
地元に予備校があるか不安だ…という方は大栄を探してみるといいでしょう。大栄なら地方でも校舎がある確率高いです。
大栄も40年以上の歴史があり、多くの合格者を輩出している実績ありの予備校ですよ。
④クレアール
クレアールはWEB通信講座に特化した公務員予備校です。他の予備校と違って通学タイプのコースはありません。
クレアールの特徴は何と言っても費用の安さですね。
地方上級や国家一般職ねらいのスタンダードコースをベースにすると、だいたい平均的な公務員予備校の受講費用が30万円前後ですが、クレアールなら10万円台まで費用を抑えれます。
費用面はクレアールが頭一つ抜けているという感じですね。
予備校を悩む理由が費用であったり、通信講座で勉強したいという方にオススメの予備校です。
もちろんクレアールも多くの合格実績がある予備校です。
首都圏でおすすめの公務員予備校
公務員予備校EYE
公務員予備校「EYE」は、東京都内の3ヶ所(水道橋、池袋、渋谷)に校舎がある公務員予備校です。
大手予備校に比べると知名度は低い感じですが、受講生に対する手厚い面倒見やアットホームな雰囲気で人気があり、最近頭角を現してきた中小公務員予備校です。
創業も27年目と歴史があって、決して最近できた新しい予備校というわけではありません。多くの合格者を輩出しており実績もあります。
公務員予備校「EYE」は、少人数制、完全マンツーマン個別授業といった特徴があり、生徒と講師の距離が近い予備校となっています。
校舎が東京都内限定というデメリットはありますが、都内在住の方で、「大勢の集合講義にはついていけない」「個別授業で講師にトコトン教えてもらいたい」という方にはとてもオススメですよ。
>>公務員予備校EYEの無料個別相談はこちら
※EYEについては下記の記事でも紹介しています。
通学が難しい方には通信講座がおすすめ
予備校に通学することが難しい方には、家で気軽に受講できる通信講座がおすすめです。
特に予備校に通う時間が確保できない社会人の方は、通信講座のメリットが大きいですよ。
夜間に講義を行っている予備校もありますが、通信講座であれば時間と場所を気にせず自分のペースで学習できるので、特に予定が変わりやすい社会人の方ほど相性がいいです。
平日の帰宅時間は日によってバラバラだったので、自分のペースで受講できる通信講座は魅力的でしたね。
※予備校の通信講座については下記の記事で詳しく紹介しています。
通信講座のメリット・デメリットや、大手予備校の通信講座を比較検討したい方はぜひご覧ください。
おわりに
さて今回は「公務員予備校は通うべきか?」というテーマで進めてきました。
ところで独学で公務員試験を勉強する場合でも、意外と費用がかかることを知っていますか?
参考までに私が独学時代に購入したテキスト、問題集、模擬面接代金などの費用を合計すると約80,000円程度になります。
これを見て「え?独学でも結構お金かかるじゃん!?」と思った方も多いのではないでしょうか?
繰り返しますが、大卒レベルの公務員試験対策コースなら予備校の相場は20~30万円前後といったところで、やはり独学に比べるとお金はかかってしまいます。
とはいえ、公務員になれば1年目のお給料やボーナスで予備校にかかった費用はさくっと回収できてしまうので、予備校に通って最短で公務員になる方が結果的に費用は安いです。
要は考え方次第ですが、少しのお金をケチって独学を選ぶのは、リスクが高くコスパが悪いので個人的におすすめしません。
だらだらと時間だけがかかってしまい、結果的に挫折してしまう可能性が高いです。
私自身公務員試験を5~6年と受け続けてきましたが、正直言って公務員試験はこんな長期間受け続けるものではないですね。
最短で合格を掴み、公務員としての経験を積む方が何倍も価値があります。
本気で公務員を目指すなら予備校を利用する確実な方法で行きましょう。
独学での勉強が不安な方や、合格を急ぎたい方には予備校のメリットが大きいです
ぜひ予備校を検討してみてください。
それでは今回は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回紹介した公務員予備校まとめ
・LEC ※豊富なコースと充実した2次試験対策
・TAC ※大卒レベルの公務員試験に強い
・大栄 ※圧倒的2次試験対策の手厚さ
・クレアール ※圧倒的費用の安さ
・公務員予備校EYE ※少人数制、個別指導が特徴的(首都圏のみ)