「公務員を退職する時ってどんな感じなんだろうか?」
「具体的な話を聞きたいな」
こんな方向けに、今回は私の国家公務員退職時のエピソードをお伝えいたします。
皆さんこんにちは!ざく(@NAO85294160)と申します。
今回は私が国家公務員を退職した時のことをお話ししたいと思います。
ちなみに私が国家公務員を退職したのは今から約5年前のことです。
当時のことを思い出しながら実況スタイルでお伝えしていきたいと思います!(‘Д’)
公務員を退職する時ってこんな感じだよ~というのを感じていただければ幸いです。
正直もっと過去の話だと思っていた。
自宅警備員?
ちゃんとバイトしたり、転職活動してたぞ!
まあエピソードを聞きたまえよ。
Contents
Turn1:公務員退職1年前「退職計画始動!」
まず始めに私「ざく」が、なぜ国家一般職を退職したのかというと
地方公務員へ転職をしたかったから!
というのが主な理由です。
「いやいや、国家公務員で働きながら受験すればいいのに」
という声も聞こえてきそうですが、そりゃそう思われても仕方ないと思ってます。
実際に働きながら何回も受験したんですが、ほとんど全て面接で落っこちてしまいました。
そしてこの男=「ざく」はとんでもない考えに行きつきます。
このままのオレでは何回面接を受けても無理ゲーだ!
もはや根本的な何かを変えなくてはいけない!
そうだ!
1回公務員辞めよう!
なぜそうなる!?
もちろんこれは実話です。(;^ω^)
今思い返すとホント思い切った行動にでたな~と思います。
仕事から帰ってはトイレにこもりこんな計画をず~っと練っていました。
この段階ではまだ空想のシナリオ状態だったんですが、計画化しないと物事が進まないと思い行動に移していくことに!
まず家族に話をすることにします。
この時、両親ともめちゃくちゃもめております(;^ω^)
「マジで辞めたらニートになるぞ」
「頼むから辞めてくれるな!」
「せめて内定決めてから辞めろ!」
こんな感じの言い合いをず~っとやっていました。
これも今思えば言われてもしかたないこと…
しかし、らちが明かないと思った当時の私は次の行動に移ります!
意外とやんちゃな社会人だったのね
・退職する時は計画を立てて行動に移していく
Turn2:上司にぶっちゃける
両親との話し合いも全くまとまっていない状態で、この男=ざくが動きだす!
[
ちょっとお話があるのですがあああ!
い、言いよったあああ!
はい、ここで直属の上司に退職の意思をぶっちゃけます。
これで退路が断たれたも当然の状態になったというわけ。
しかもこれは退職日の1年前くらいの話なんですよ。
何となく退職の意思を告げるなら早い方がいいと思っていたので、1年前から仕込みに入ったというわけです。
これによって両親との話し合いは強制的に辞めた後の話に変わっていきました。
ただし私は両親との話合いを揉み消すために退職の意思を告げたわけではありません。
絶対に地方で就職するという強い思いと、自分の道は自分で切り開くという譲れないものがあったからです。
なので以下のルールを自分に適用して、両親にも話をしました。
絶対に家族に迷惑はかけない!
がむしゃらに転職活動をする!(地方公務員を目指す)
どこにも採用されなかったら民間やフリーの道も考える!
やや漠然とした感じですが、この辺りはとにかく自分の絶対ルールとして順守することを決めていました。
何だかんだでやっぱり家族は私の心の支えでしたし、退職も言ってしまえば自分のわがまま。
そんなわがままで家族を振り回すようなことは絶対にしたくなかったからです。
その思いもあって両親も半ばあきらめ気味というか、納得はしてくれたようで転職を応援してくれるようになりました。
やはり今の環境を変えたいならは一歩踏み出す勇気がいる、それを学べたという感じでしたね。
・退職をする時はまず直属の上司にその意思を伝えること
・上司に言う前に自分の気持ちも整理しておくこと(家族とも調整がいるなら話をしておくこと)
・退職の意思を告げるのは1~2か月前がベスト(自分のような1年前は早すぎかも)
Turn3:退職日を決めるので難航!
直属の上司である課長に話をしてからは、人事や総務との調整が始まります。
まずは数回にわたる面談、説得などを受けました。
私の場合、辞める意思がとてつもなく硬かったのであまり説得の時間はなかったように感じます。
まぁ説得するほど重要なポジションでもなかったですからね。
そして具体的に辞める時期を決めるわけですが、この時も公務員試験を受験しながら仕事をしていたので、できれば結果がでたタイミングで退職をしたいと思っていました。
そこでこの男=ざくは再び動き出します。
9月くらいまで待ってもらえないでしょうかああああ!
と、止まんねーな!
もう何でもありかよ…って感じですね。
普通は今年度いっぱいの3月末とか区切りのいいタイミングで退職するものでしょうが、私が申し出たのは9月くらい…なんですよ。
ようこれでOKしてもらえたな…(;^ω^)
とはいえ9月や10月の時期にも異動があったりするし、人が補充しやすい時期だったからかもしれませんが、とりあえずこの日程で退職の準備が進んでいきました。
ハッキリ退職の日付がわかったら申告をするみたいな流れになっていました。
しかし夏で転職先を決める宣言をしたはいいものの、なかなかうまくいきません。
結局、内定をつかめずこの男は次の行動を起こします!
やっぱ夏は無理でしたぁぁぁ!
今年いっぱいまで延長をお願いしま~す!
そ、そんなカラオケみたいな感覚で!
うん、さすがにこれは怒られましたね(;^ω^)
それもそのはずです。
退職がアバウトな時期設定だったとは言えど、いろいろと私が辞めた後の準備も進んでいたし、退職日を延長する理由もポンコツすぎます。
この時期からいよいよ背水の陣という感じになってきましたね。
そこで、私は今年いっぱい転職活動をやって結果が出ても出なくても退職するという意思を固めます。
退職の手続きでやらかしてしまったので腹をくくったというのもありますが、これ以上、職場に迷惑をかけれないという思いもありました。
そして結論を言を言ってしまえば、今年いっぱい転職活動をしても内定はゼロでした!
結局は内定がゼロのまま退職をするということになります。
まあ、この頃はすでに私がが退職するという情報が拡散しまくっていたので身の引きどころとは思っていました。
内定の獲得とはいかなかったですが、ここから気持ちを切り替えて、退職までにする準備、そして退職後にやることの準備を本格的に始めていきます。
・退職する日は職場と話し合いのうえ決めるものだが、自分が退職したあとの処理も同時進行しているので早めに退職日を明確に決めること。
・退職の意思を伝えると退職までの段取りを決めるために面談がある。場合によっては引き留めるために説得が行われることもある。
Turn4:退職前の準備開始!
退職日が確定したら具体的な退職の準備を始めます。
退職の準備をざっくり言うと
・引継ぎの準備
・お世話になった人への挨拶回り
・引っ越しの準備
・公務員予備校探し
こんな感じです。
引継ぎの準備
仕事の引継ぎに関してはメインが窓口業務の課にいたので、それほど誰かに引き継ぐという業務はありませんでした。
なので引き継いだと言っても、私が個別に担当していた簡単な事務作業くらいです。
引継ぎは自分しかわからないような業務を抱えていると大変だったりします。
結構に分厚い引継ぎ書類を作っている職員を見たこともありますね。
退職の意思を固めたら早めに引継ぎの準備を始めた方が良さそうです。
お世話になった人への挨拶回り
私が退職するという情報がオープンになってからは本当に多くの職員から声をかけてもらいました。
・お世話になった先輩方
・お世話になった上司
・一緒に仕事をしていた非常勤職員さんたち
・同期の職員
突然の退職に驚いたという声も多く、中には私の次の進路について心配してくれる方もいました。
職場内の挨拶回りは退職日の当日にしたんですが、部署が離れている人は事前に電話やメールでお礼を言いました。
辞めた今でも思うことなんですが、仲良くさせてもらっていた先輩や仲間も多くいたので、そんな人たちと離れてしまうのはとても残念だったです。
個別に送別会もしてもらって本当に感謝しています。
結構にグダグダな体たらくで退職をした自分ですが、ここまで続けられたのは良い人たちに出会えたからだと思っています。
職場で合わない人も多かったですが、それ以上に素敵な出会いがあったことは貴重な思い出になっています。
引っ越しの準備
退職後は一旦実家に帰る予定だったので、年末あたりから引っ越しの準備を始めます。
一人暮らしをしていたんですが、国家公務員の転勤族ということもあってあまり部屋の中にモノを置かないようにしていました。
なので、帰ったらもう使わないであろう冷蔵庫や洗濯機などの家電だけを処分し、あとはひたすら段ボールに詰め込む作業でOK。
引っ越し自体は業者にお願いするんですが、やっぱり何社か見積りをとって比較した方が良さそうですね。
私は国家公務員を退職したからいいんですが、転勤族の人にとって引っ越しの費用はバカにならないですよね?
少しでも安いところがいいです。
公務員予備校探し
私が国家公務員を退職したメインの理由は地方公務員に転職をするためです。
退職後は地元の予備校に通学をする予定だったので、退職前から公務員予備校を探していました。
実は仕事しながら公務員試験を受けてた時に、ある受験生の人から地元にあって便利な予備校の情報を聞いていました。
ある程度ここにしようかな…というのはあったんですね。
とはいえ、公務員予備校はたくさんあるので最終的にいろいろな予備校から資料請求をしてから決めました。やっぱり費用面とか気になったからですね(;^ω^)
そして予備校を決めたら、退職日の当日に予備校訪問の予約を入れました。
これで退職後の環境が固まったというわけですね。
でもホワイトな感じで退職できる環境だったんだ
いろいろグダったけど、計画的に進めてきたおかげだと思うよ。
・仕事の引継ぎなど退職前の準備は早めにとりかかる
・退職後すぐに次の行動に移せるように退職後の進路を早めに決めておく
Turn5:辞める前のお約束?お菓子を買いに行く!
退職する人が皆やっていくことがあります。
挨拶回り?
引継ぎ?
送別会?
それもありますが…
皆さんお菓子を置いていきます!
今まで産休代行の方、非常勤職員の方、正職員で辞められる方をいろいろと見てきましたが、何かしらお菓子を置いていくことが多いです。
デパ地下で売ってそうなお菓子とかですね。
この男「ざく」もどんなお菓子を置いていこうかと、少なくとも2~3日は考えました。
そしていよいよ決断を出します!
ここは無難にチョコレート菓子だあああ!
な、何のための3日間?
さんざん悩んだ挙句、無難にチョコレート菓子に行きつきました。
チョコが解けたりしないかな~とは思いつつも、冬場だから大丈夫!と割り切ります。
本当はラスクあたりにしようかと思ってたんですが、直近で辞めた方がラスクを置いていったので被りは回避!
…というかお菓子を置いていく置いていかないは自由なので、このあたりを特に気にする必要はないです(;^ω^)
・退職時にお菓子を置いていく時は数が多くて、長持ちするようなものを選べばOK
Turn6:最終章ー退職日当日ー
さて1年前から準備してきた「退職計画」もいよいよ最終段階に入ります。
退職日の当日は年末の官庁御用納めの日でした。
年末ということもあり割と窓口はバタバタ気味でしたね。
そんな中で最後の勤務が終了し、職場の人全員に挨拶回りをしました。
最後に思いもよらなかった花束の贈呈を受けまして、ここで無事に退職が完了です!
新年が近い年末というのもあり、何だか感慨深い思い出でいっぱいでした。
最後に職場から退庁した時のことは今でも覚えていますね。
退職後の話
退職を終えた私は花束を抱えたまま公務員予備校へと駆け込みます。
その日の内に予備校への入学手続きを済ませて、年明けからいよいよ予備校生として新生活をスタートさせることになりました。
ここで少しだけ退職後のお話をします。
退職金はどれくらい?
公務員を辞めた時に気になるのが退職金ですよね?
私は5年弱ほど国家公務員(国家一般職)として働いていたわけですが、退職時に貰った退職金をお伝えします。
それでは…
…ドゥルルルルルルルル…(スロット的な音)
パーン!
約40万円!
( ˘ω˘ )…。
まあ、5年弱だとこんなもんですね(;^ω^)
もらえるだけ有難いと思いました。
この退職金は自己投資に使おうと思っていたので、予備校の費用にぶっこみました。
結果的に地方公務員に転職できましたので、今では予備校の費用は回収できた感じですね。
ただ退職金は勤務年数によって大幅に変わるものなので、私のはあくまで参考程度に見てください。
退職後の手続きは?
あまり詳しく覚えていないんですが、住所変更やら年金やら国民健康保険やらの手続きで地元の市役所へ行きました。
公務員は失業保険がでないのでハローワークには行ってません。
また退職金の話で前職の人事と連絡を取ったりもしていました。
退職後の生活は?
ある程度は国家公務員時代の貯蓄があったので、アルバイトをほどほどにやりつつ公務員試験の勉強に集中していました。
いや~やっぱり予備校に行くと生活にメリハリがついていいですね~(^O^)
新しい予備校の仲間もできて、毎日が充実していました!
何より仕事から解放された感が半端なくて実に清々しかったです。
おわりに
とにかく退職する時は計画的に円満退職を目指すのがオススメだ。
私のようなグダった感じにならないためにもね。
退職も転職もいつ自分ごとになるかわからないよね~。
参考にさせてもらいます!