「独学で公務員試験の勉強をやってるけど、一人じゃ対策が難しい科目だけは講義を受けておきたい」
「面接や論文試験対策は一人じゃ不安だから予備校のサポートを受けたい」
「自分が受けたい科目だけピンポイントで受講できる講座を教えて欲しい」
こんな悩みをお持ちの方に、公務員予備校の単科講座をご紹介します。
単科講座であれば自分が受けたい科目だけを選ぶことができます。
皆さんこんにちは!
ざく(@NAO85294160)と申します。
私は国家から地方公務員への転職歴をもっており、公務員試験の勉強は独学と予備校の両方を経験しています。
独学で公務員試験を勉強していると、一人では対策が難しい科目がでてくるものです。
人によって得意・不得意があるので一概にコレとは言えませんが、比較的多くの方が独学でつまづいてしまうのが以下の科目です。
- 一般知能分野 (数的処理、文書理解)
- 法律系科目 (憲法、民法、行政法)
- 経済系科目 (ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学)
これらは試験でも多く出題される科目であり、理解に時間が掛かかる難しい科目です。
なので予備校でも早い時期から対策を始めるんですよね。
私自身も独学の時期があったんですが、難しい科目を市販の参考書・過去問を使いながら勉強していた時に・・
- 何となく解いてはいるけど、力になってるかわからない
- わからない問題はそのまま放置
- 質問したいときに質問できる人がいない
常に上記のような悩みが発生していました。
正直、一人で対策が難しい科目だけでも予備校の講義が受けたいと思ってました。
また、教養論文や専門論文といった論文試験対策や、面接試験対策も悩みの種です。
どちらも合否に直結する重要なものですが、独学だと対策がやりづらいんですよね。
わからない科目だけ予備校の講義を受けれたらいいのにな…
こんな要望に応えてくれるのが公務員予備校の単科講座です。
単科講座がおすすめな理由は以下の通りです。
- 予備校に通う場合に比べてかなり費用を安くできる
- 通信型の講義であればPC・スマホ・タブレットなどを利用して、時間と場所を気にせずマイペースで受講できる
単科講座であれば自分が受けたい科目のみを受講できるので、かなり費用を抑えることができます。
また、通信であれば教室に通う必要もありません。ご自宅に居ながら自分のペースで受講できます。
通信は通学スタイルの予備校と違って、予備校のスケジュールに合わせて動く必要がないので、自分のペースを崩すことなく勉強を継続できます。
時間や場所にとらわれないので、勉強のスキマ時間を有効に使えるのもいいですね。
このように単科講座は独学のサポート、苦手科目対策としてメリットが大きいです。
公務員予備校のおすすめ単科講座!
必要な科目だけ予備校の講義を受けたい人には、下記の単科講座がおすすめです。
- クレアールの単科講座
- アガルート単科講座
以下で順番に特徴を解説します。
クレアール単科講座
クレアールは通信に特化した公務員予備校です。通信講座としては大手の予備校になります。
では、クレアール単科講座の特徴を見ていきましょう。
クレアール単科講座の特徴
クレアール単科講座の特徴は以下の通りです。
- 単科講座のラインナップが豊富
- 心理系、福祉系、技術系、公安系の専門科目がある
単科講座のラインナップが豊富
クレアール単科講座には、数的処理や経済学以外にもたくさんの講座が用意されています。
私の確認した感じ、高卒~大卒レベルの行政事務職に必要な科目は全て揃ってますね。
また筆記試験だけでなく論文対策講座もあるようです。
ちなみに、まとめて複数の科目を受講したいという方にはクレアールの単科パックがおすすめです。
コンパクトに複数の科目を受講できる単科パックは、予備校に通う場合と比べて費用がとても安いです。
「他の科目は自分で勉強できたけど、経済系科目だけは予備校の講座を受けておきたい」
こんな方にとってはかなりコスパがいいかと思います。
心理系、福祉系、技術系、公安系の専門科目がある
クレアールの単科講座には心理系、福祉系、技術系、公安系の専門科目も用意されています。
こちらは専門枠の公務員試験を考えている方におすすめです。
クレアールは心理系や福祉系など、通信講座には珍しい専門枠対策を行なっている数少ない予備校でして、単科講座にも専門単科パックがあります。
詳しい単科講座のラインナップと講座の詳細はクレアールのパンフレットで確認できるので、気になった方は資料請求をしてみましょう。
クレアール単科講座の費用
クレアール単科講座の費用は以下のようになっています。(数的処理、経済原論のみ抜粋)
科目 | 講義回数 | 費用 (税込) |
数的処理 | 36回 | 35,000円 |
ミクロ経済学 | 31回 | 25,000円 |
マクロ経済学 | 27回 | 20,000円 |
(2021年時点)
参考までに単科パックの費用は下記の通りです。
パック名 | 科目 | 費用 (税込) |
一般知能強化パック | 数的処理、文書理解 | 45,000円 |
法律系科目パック | 憲法、民法1.2、行政法 | 50,000円 |
経済系科目パック | ミクロ、マクロ経済学、財政学 | 45,000円 |
行政系科目パック | 政治学、行政学 | 30,000円 |
心理職 専門単科パック | 心理学A、心理学B 、心理学記述対策 | 100,000円 |
(2021年時点)
公務員予備校に通うと大体30万前後の費用がかかりますが、予備校に通学する費用を考えれば破格の安さですね。
この他にもクレアール単科講座では通信講座に加え、テキストと過去問が配布されます(テキストと過去問は対象講座のみ配布)
さらに基礎レベルでは物足りない方には応用レベル講座もあるので、自分の状況に合わせて難易度を調節できるのもうれしいところ。
独学では難しい科目をピンポイントで受講すれば、最小限度の費用で得点力をアップできます。
クレアール通信講座や単科講座の詳細は、パンフレットで確認できます。
クレアール単科講座および単科パックの注意点
コスパの良い魅力的な単科講座や単科パックですが、何点か注意しておくべきポイントがあります。
個別サポート体制が全適用されない
クレアールには受講生一人一人をサポートする各種サービスがありますが、単科講座や単科パックの場合、担任サポート、安心保証プランといったサービスが利用できません。
また、各講座の質問回数は5回までとなっており、申し込んだ科目以外の質問はサポート対象外となっています。
面接対策の講座がない
現在、クレアール単科講座に面接対策は無いようです。
今後は登場するかもしれませんが、他のラインナップが豊富なだけに残念なところですね。
※クレアールは下記の記事でも解説しています。参考にどうぞ。
アガルート単科講座
アガルートもクレアール同様、通信に特化した公務員予備校です。
アガルートは2015年1月に登場した比較的新しい公務員予備校で、近年無駄なく最短で合格を狙える予備校として注目を浴びています。
では、アガルート単科講座の特徴を見ていきましょう。
アガルート単科講座の特徴
アガルート単科講座の特徴は以下の通りです。
- 単科講座のラインナップが豊富で面接対策もあり
- 数的処理や法律系科目に強い単科講座がある
単科講座のラインナップが豊富で面接対策もあり
クレアールと同様にアガルートも単科講座の種類が豊富です。
こちらも高卒~大卒レベルの行政事務職に必要な科目は全て揃ってますね。
また、筆記試験だけでなく論文や面接対策など2次試験対策がバッチリ揃っています。
特に面接対策の単科講座があるのは嬉しいですね。
模擬面接も受けることができるので実践力をつけることが可能です。
数的処理や法律系科目に強い単科講座がある
アガルートは数的処理や法律系科目に強いという特徴があります。
中でも元大手予備校LECの講師である柴崎先生の数的処理講座はとても評判がよく、わかりやすいとの声が多いです。
ぶっちゃけ、アガルートはこの数的処理だけでも受ける価値ありです。
数的処理は苦手とする受験生は多いですよね。さらに公務員試験の合否に直結する重要科目なので、手を抜かずに対策しておきたいところ。
他の受験生に差をつける意味でも、ぜひ受講しておきたい単科講座です。
アガルート数的処理校講座はこちら
それから法律系も出題数が多く、専門試験のなかでウェイトが大きい科目です。こちらも苦手とする受験生が多く、差がつきやすい科目となっています。
しかし逆に言うと、法律系をきちんと押さえていれば専門試験の得点力はグンとアップします。
実はアガルートは難関資格で有名な司法試験の合格率が44.8%と高く、かなり法律系に強い予備校なんです。
きちんと理解することに重点をおいた質の高い講義を受けれるので、なんとな〜く暗記で法律系を勉強している方は、さらにレベルアップが期待できるかと思います。
アガルート法律系単科講座はこちら
アガルート単科講座の費用
アガルート単科講座の費用は以下のようになっています。(一部抜粋)
科目 | 講義時間 | 費用 (税込) |
数的処理対策講座 | 30時間 | 27,500円 |
法律系科目対策講座 憲法 |
12時間 | 13,200円 |
経済系科目対策講座 ミクロ経済学 |
15時間 | 15,400円 |
経済系科目対策講座 マクロ経済学 |
15時間 | 15,400円 |
アガルートにもまとめて単科講座を購入できる単科パックがあります。
参考までにパックの費用は下記の通りです。(一部抜粋)
パック名 | 科目 | 費用 (税込) |
法律系科目対策講座 3科目パック |
憲法、民法、行政法 | 44,000円 |
経済系科目対策講座 4科目パック |
ミクロ,マクロ,経営学,財政学 | 42,900円 |
こちらもクレアールと同様に、通学スタイルと比べれば破格の安さです。
アガルート単科講座の注意点
基本的にアガルート面接対策講座の模擬面接(対面)は、東京の飯田橋ラウンジ限定になっています。
ただ、Skypeを利用したオンライン模擬面接をしてもらえるので、遠方の方でも特に問題ないですね。
※アガルートは下記の記事でも解説しています。参考にどうぞ。
まとめ
最後に単科講座(通信)のメリットをまとめておきます。
- 自分が必要な科目だけ予備校の講義を受けることができる
- 予備校に通う場合に比べてかなり費用を抑えれる
- 独学でも自分のペースを崩すことなく勉強を続けることができでる
- 通信型の講義であれば、PC、スマホ、タブレットがあれば時間と場所を気にせず受講できる
やはり自分に必要な科目を選んで、ピンポイントに受講できるところが大きな魅力ですね。
ただし自分に必要な科目を選んで受講するということは、当たり前ですが自分に必要な科目が何かを把握してないといけません。
ゆえに単科講座は、ある程度公務員試験の勉強が進んでいる人向けと言えます。
私は大学が経済学部だったのでミクロ、マクロ経済学は問題なく勉強できたんですが、未経験者にとってはかなり取っつきにくい科目だったようです。その私も数的処理でみごとに挫折し予備校の講義を受け始めました。
このように人によって得意、不得意な科目は違ってきます。
ある程度公務員試験の勉強が進んでいて、この科目だけは誰かに教わりたいという時こそ単科講座を利用してみましょう。
※これから公務員試験の勉強を始める方や、本格的に予備校への通学を検討している方には下記の記事がおすすめです↓