さっきからわからない問題全部3番にしとるんじゃないか?
確かにそういう人多いけど、そんなルールないからね。それより選択肢を絞るための裏ワザみたいなテクニックを教えてあげるから、参考にしたまえよ。
正解の選択肢がわかる!?
やったー!これで試験は安心だね!
ゲームしよーっと!
いいかい?あくまで補助的なものだから、これだけで合格しようなんて勘違いは絶対しちゃだめだぞ!
本当に使える?公務員試験で選択肢を絞る裏ワザ
公務員試験は5つの選択肢から正解の番号を選ぶ試験です。
逆に言えば間違いの選択肢を見つける試験でもあります。
というか、むしろ間違いを見つけた方が効率よく問題を解ける試験になっています。
しかし、わからない問題はとりあえず3番を選ぶという方もいますよね?
この記事では、そんな間違っている箇所がわからない選択肢を1つでも多くはじくための「裏ワザ」と呼ばれるテクニックをご紹介します。
と、その前に最初に注意していただきたいことがありまして…
このテクニックはあくまでどうしてもわからない問題が出てきた時に使う、補助的なものと思ってください。
あたりまえですが、いわずもがな…
公務員試験は勉強なくして合格はできません!
公務員試験を勉強中の方は、基本的に裏ワザなど気にせず勉強にはげんでください。
ぶっちゃけ公務員試験の勉強をすることが合格への一番の近道ですから!
以上の前提条件を踏まえたうえで、気になる方だけ読み進めてください。
では具体的に裏ワザを解説していきます。
まず裏ワザを紹介している本がありまして、
それがこちら
・公務員試験マル秘裏ワザ大全【国家総合職・一般職/地方上級・中級用】
友人に紹介してもらったこの本なんですが
皆さんどうでしょうか…?
「何かあやしくね?」というのが第一印象だと思います。
正直私も最初はうさんくさいな~と思っていました。
私は公務員試験を5年ほど受け続けていましたから、だいぶ試験にも慣れており、正直心に余裕がありました。
なので興味本位でこの本を読んでみたというわけです。
そして試験でも実際に使ってみました。
その結果…
確かにこの裏ワザで正答を導くことができました!
この本には裏ワザがいくつも収録されているのですが、その中から私が参考にさせてもらった裏ワザの考え方を、私なりに例にしてみました。
具体的にどういった裏ワザかというと、
例1
※たとえば選択肢のひとつに
・この現代社会において「いじめ、自殺」といった社会問題はなくなったといってよい
こんな選択肢があったとします。
皆さん、これ見てどう思いますか?
おそらく公務員試験で時事を勉強している方や、試験勉強をしていない方でも普通に考えて、「いやいやそれはおかしいだろ…」って思うはずです。
ニュースなんかで今でもみる社会問題ですし、実際、社会から無くなっている問題じゃないですよね。
こんな選択肢は間違いだ…
はい、つまりこれは常識的に考えておかしい選択肢は間違いと判断する裏ワザを使ったんですね。
実際にその現状を知らなかったとしても、常識的に考えてはじける選択肢になるということです。
なんか、あたりまえじゃんよ。と思う方もいらっしゃるでしょうが、意外と試験中は気づかないこともあるものです。
特に文書理解でこういった選択肢がでてくると、「あれ?これってこの文書を読む限りだとそういえるのかもしれない」というような思考になってしまいます。
しかし、皆さんが受けているのは公務員試験です!
国民や、市民に行政の立場で説明責任を負う公務員を採用する試験です!
そんな公務員試験が、国民や市民の反感を買うような常識外れの答えを正解の選択肢として選ぶはずがありませんよね?
だから、正解の選択肢にはなりえない!
このように判断するわけです。
故に知らない知識でも間違いと判断できます。
この裏ワザの根拠というかバックボーンは、こういった考え方のもとになりたっているようです。
では続いてもう一つ
例2
※こんな選択肢があったとします。
・この世界では高学歴であり勉強ができるものこそが、有益であり有能な人間といえる。
皆さん、これ見てどう思いますか?
確かに、お勉強のできる人は優れており、有益、有能なのかもしれません。社会で活躍されている高学歴のエリートの方もたくさんいるでしょう。そういった意味では間違いとは言い難い選択肢なのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
では、勉強のできない人、低学歴の人は無益で無能な人間か?と言われれば、それは大間違いだといっていいでしょう。
勉強ができなくたって、社会で活躍している人たくさんいますよね。学歴なくたって弁護士になった方もいらっしゃいますし、ちょっと思いを巡らせれば、すぐに反例が見つかるはずです。
そもそもこの勉強の定義ってなんやねんってかんじですよね。学問はできなくても、仕事の知識はバリバリでベテランの方を勉強のできない人なんて言えるでしょうか?
はい、つまりこれは良識的に考えておかしい選択肢は間違いと判断する裏ワザなんですね。
たしかにそうなのかもしれないが、平等、公平でなければならない立場の公務員試験で、このような良識的に欠ける極論は正解の選択肢になりえないということで間違いと判断できます。
裏ワザは全ての問題に使える?
はい、というわけで私が使っていた裏ワザを少し説明しましたが「この裏ワザって全ての問題で使えるの?」という方もいるでしょう。
私自身がこの裏ワザを全ての問題に試したわけではないので、はっきりと言い切ることはできませんが、一番効果的なのは教養試験の文書理解だと思います。
文書理解は現代文、英文、古文の3種類があり、文章本体から読み始める方もいれば、選択肢から読んでみる方もいると思います。
この裏ワザ本では選択肢から読み始めて、前述の例で紹介した常識的、良識的におかしい選択肢は最初からはじいてしまうという解き方が載っています。
このやり方でいけば、たとえ英文や古文が読めなくても、選択肢を5択からさらに少ない範囲まで絞ることができるというわけです。
裏ワザの本ではこの他にも、いろいろと選択肢を絞るためのテクニックが書いてあります。文書理解だけでなく、他の科目でも使えるものもありました。
公務員試験の勉強中だけども余裕があって、気になる方は一度本を読んでみてもよいかと思います。
最終的に裏ワザを使うかは自己判断で!
この裏ワザは、あくまで「公務員試験の選択肢を違った角度からみる目を養うツール」というイメージでよいと思います。冒頭にも言いましたが、この裏ワザだけで公務員試験は突破できません。
私自身もこの裏ワザを使い、確かに文書理解を解くスピードがあがりましたし、実際に正答を導くこともできました。
しかし、過去問を解いていた時にこの裏ワザを使ったことで間違えた問題もあります。
私の使い方が悪かったのかもしれませんが、普通に文章読めば正解がわかってたなんてこともありました。
正直なところ、このテクニックが100%通用するのか、また将来の公務員試験でこれまで同様に通用していくのかはわかりません。
ただ、選択肢で迷った時の判断材料としては十分活躍してくれると思います。
今現在、文書理解でとくに苦戦しておらず、安定して点数を取れている方には特に必要がないものだと思います。
逆に自分の感覚を迷わせてしまう原因になるかもしれませんので、今までのやり方をキープしていった方がいいと思います。
個人的に、この裏ワザがおすすめなのは、公務員試験の勉強が一通り終わっており、余裕があって、新しい知識を探し求めてるみたいな人、
もしくは、文書理解が壊滅的に苦手で捨て科目にしてるような人か、教養試験だけの公務員試験を短期間の勉強で受験するような人…
このあたりかな~と思います。
いずれにせよ、最終的にこの裏ワザを使ってみるかどうかは自己判断でお願いしたいと思います。
・裏ワザだけで公務員試験は突破できない
・裏ワザは公務員試験の選択肢を違った角度からみる目を養うツール
・裏ワザは主に文書理解に使える
・裏ワザを使うのに適してる人は次のどれかに当たる人
①公務員試験の勉強に余裕がある人
②文書理解を捨て科目にしてる人
③短期の公務員試験受験を考えてる人
え~と、あ、数学だ…3番でいいや