「公務員試験の面接で面接カードを提出しないといけない」
「どんなふうに書けばいいんだろう?」
「書く前に書き方をチェックしておきたい」
こんな要望にお答えします。
皆さんこんにちは!
ざく(@NAO85294160)と申します。
今回は面接カードの書き方についてお話しします。面接カードの書き方については過去にいろいろと調べた経験がありますので、それを元に還元したいと思っています。
筆記試験に合格した受験生の方は、休む間もなく面接カードの作成に取り掛かっているのではないでしょうか?
この面接カードは面接試験や官庁訪問の際に提出を求められる書類で、事前に提出をしなければなりません。
つまり提出してしまうと書き直しができないわけです。
なので勢いに任せて書き始めるのは絶対NG!
きちんと要点を押さえて書き始めることが大事です。
面接官はこの面接カードを使って8割~9割の質問を作っているとのことなので、面接カードは面接試験の合否を握る書類と言えます。
適当に作るのではなく、納得のいくベストな状態にしてから提出しましょう。
書くこと悩むな~
自己分析もうまくできてないし~
筆記試験終わったのに…休めないじゃん!
本当は筆記試験前から準備したいけど、多くの受験生がこの時期から面接対策を始めるものだ。
ポイントを押さえてしっかり自分の情報をまとめよう!
面接カードを書く時のチェックポイント
面接カードの種類は多種多様で、受験先によって内容が違ってきます。
ゆえに網羅的に書き方を解説することは難しいです。
とはいえ、自己PRや志望動機といった項目はほとんど全ての面接カードに共通しているので、今回は自己PRや志望動機を書く際のまとめ方や注意点にフォーカスして解説します。
面接カードでアピールするポイントはコレ
自己PRや志望動機の書き方は人によって違います。
人それぞれの個性があり、動機があるわけでアピールポイントが違うので当然ですよね。
でも面接試験が社会人になるための登竜門だとすれば、前提条件としてアピールしなければならないことがあります。
では面接試験でアピールすべき前提条件とは何か?
それは
・意欲
・職務適正
主にこの2つを押さえておきましょう。
少しかみ砕くと
・意欲とは…「どれほど社会人になりたいと思っているか」
・職務適性とは…「志望先の官公庁で求められる能力を発揮できるか」
上記のようなポイントを加味したアピールが重要になってきます。
よって面接カードもこの「意欲」「職務適性」を前提として、自分自身をアピールするように作成していきます。
面接官にこの「意欲」と「職務適正」を感じさせるように作ることがポイントです。
というわけで受験先の官公庁が求める人材や職務適性を知る必要があるわけですが、そのためには以下の方法がオススメです。
・職務説明会に参加する
・官庁訪問をする
・OBやOGを訪問する
・自分の知り合いにいる現職公務員に話を聞く
こういった機会を利用して生の情報を集めると、面接官のターゲットにしている人材がなんとなくイメージできます。
要するに自己満足な面接カードではなく、面接官の気持ちや視点に立った面接カードを作成するのがベストというわけです。
①志望先の官公庁が求める人材や職務適性を知る
↓
②そしてこれを自分なりのエピソードでアピールする
このプロセスで面接カードを書けるといい感じです。
アピールに適切なエピソードを交えているか?
自己PRや志望動機は自分にしかないエピソードを交えて書くと、より具体的でオリジナリティのあるものになります。
自分だけのエピソードは他の受験生と内容を差別化できるので、自分の過去を振り返って思い起こしてみましょう。
ただし、面接カードに書きたい自分の武勇伝があったとしても少し待ってください。
エピソードは何でも良いわけではありません。
前段でも話したように受験先の官公庁が要求している職務適正、それに関連するエピソードをピックアップして書きます。
例えば下記のようなものです。
・誰かと共同して何かを成し遂げたエピソード
・継続的に積み上げてきたエピソード
・困難を乗り越え、失敗を克服したエピソード
・自分が主体となって頑張ってきたエピソード
・自分なりに工夫したり、新しいことに挑戦したエピソード
こんな感じのエピソードがあれば長めに記述したいところです。
これらは社会人として、公務員として求められる職務適性を含んだものになっています。
自己PRや志望動機を書く際に、エピソードを交えてより具体的に伝えることは大事なのですが、意欲や職務適性をアピールできないエピソードはあまり使えません。
エピソードを書く上での注意点
エピソードを面接カードに書く上で、以下のポイントに気をつけましょう。
・エピソードに筋が通っているか?
エピソードに1本筋が通るようにまとめましょう。
もう少し具体的に言うと
自分の人生観と、自己PRや志望動機に整合性がとれるようにします。
これができていないと面接の質問に対して一貫性のない回答をしてしまいます。
面接官に「なるほど、だからこの人はこういう道を歩んできたのか~」
「こういうエピソードがあるんだな~」
と納得してもらえるものがベスト。
・明るい未来が感じれるエピソードか?
面接官に未来を見せれるような明るい表現でエピソードを書きましょう。
内向きな、殻にこもったような表現はマイナスを与えてしまします。
「将来こんなことにもチャレンジしたい」
「頑張って取り組んでいきたい」
このような前向きでポジティブな表現を使うようにしたいです。
・できるだけ最新のエピソードを選んでいるか?
面接カードに書くエピソードはできるだけ新しいものを選びましょう。
いきなり小学生の時に~とか、中学生の時に~とかいう話を書くと、面接官も反応に困ります。
昔のエピソードを使うにしても
「現在やっている○○は、小学生の時にやった○○がきっかけで、今でも続けている…」
こんな感じで順番を意識して書くといい感じです。
これだと、経験の積み上げや、継続性をアピールできますね。
・面接本番で質問される答えを用意しているか?
書いた以上は面接で質問されるネタになります。
なので
・書いたエピソードは押さえておく
・そのエピソードから想定される質問を作っておく
・想定される質問に対する答えを用意しておく
ここまでやっておくとさらに安心です。
また他の人にエピソードを見てもらって、質問してもらうのもいいですね。
意外に思いつかなったことが発見できるかもしれません。
何も考えずに書こうとしていた…
面接カード作成の流れ
ホームページなどでダウンロードする面接カードは問題ないですが、郵送で送られてきた面接カードは一枚しかないため、まずコピーを取ってそちらに書き込むようにします。
間違ってもぶっつけ本番でボールペン記入しないように!
というのも書き損じ、誤字、脱字をした場合に修正がきかないからです。
必ずコピーに下書きし、完璧にチェックしたものを原本に清書するという流れで作成しましょう。
面接カード作成から提出までのチェックポイント
面接カードは見た目で7割評価されるとも言われます。
なるべくバランスが取れた、美しい見た目に仕上げたいですよね?
というわけで書き方の基本的なルールをチェックしつつ、面接カードの記入をしていきましょう。
・ルールを守って書く
面接カード記入の際に指定されていること(ルール)は必ず守って記入するようにします。
よって記入上の注意はよく読んでから書き始めるようにしましょう。
例えば
苗字と名前は1マス空けるのに空けてないとか、”フリガナ”と書いてあるのにひらがなでフリガナを書いてあるとか、「ここは記入しないで」と書いてある欄に記入しているとか…
細かな所ですが、これも指定通り書けていないとみなされます。
「この人は言われたとおりに書類を作成できるか?」という所が見られていると思ってください。
・適切な筆記用具で書く
面接カードに「「ボールペンで」「鉛筆で」など筆記用具の指定がある場合はそれに従います。
特に何も指示がない場合は
・消えないボールペンまたはサインペンで書く
・色は黒で書く
・筆記用具は一つに固定して書く
この辺りを意識しておきましょう。
・字はハッキリと丁寧に書く
面接カードに書き込む字は以下のことに注意して書きます。
・細い線・薄い線の字で書かない
・字は丁寧に楷書体で書く
・字は一定の大きさをキープし、バランスを取りながら書く
・改行を意識してを書く(1結論で1段落のイメージ)
面接カードの枠がどれくらいかにもよりますが。そこは臨機応変にバランス調整をしましょう。
やはりコピーに下書きをするところから始めるべきですね
・枠からはみ出ないように、詰め込みすぎないように書く
面接カードの枠からはみ出した部分は評価されません。見た目も的にもマイナスポイントです。
なので
・枠からはみ出さないように書く
・詰め込みすぎないように書く
・行間を少し開ける気持ちで書く
余裕をもった文章で書くと、見た目もいい感じに仕上がります。
・空白や空欄を作らないように書く
空白や空欄を作るとやる気がないと見なされてしまいます。
わざと大きく字を書くことも、やる気のなさを見透かされるのでやめましょう。
こういうのでマイナス評価もらうのはもったいないので、何とか埋めますよ。
自己分析や、官公庁を研究したレポート、自分のエピソード
情報源は何でもいいのでとにかく埋めましょう!
空白・空欄=マイナスポイント
・出来上がったら読み直す
書き間違いや、書き損じを防ぐためにも出来上がったら必ず読み直してチェックしましょう。
間違いがある状態で提出するとアウトですが、この時点で気づけばセーフです。
できればご家族や友人予備校の先生など複数の人にチェックしてもらうといいですね。
公務員の職場でも、外部に渡す書類は複数の目でチェックしています。
自分では気づけなかった間違いを発見できることも多いのでオススメです。
・万が一書き間違えた場合は…
面接カードは下書きをしてから書くのが前提なので、基本的に原本の書き間違いはNGです。
しかし万が一、原本で書き間違いをしてしまった場合は以下の方法で修正します。
・面接カードが複数手に入るなら最初から書き直す
・砂消しで消せるなら用紙が傷つかないようにキレイに消す
・定規を当てた2本線で消す
ちなみに修正液は絶対ダメです!
これは押さえておきましょう。
・郵送する前にコピーをとっておく
できあがった完成バージョンの面接カードは、提出前に必ずコピーをとって保管しておきます!
繰り返すようですが、面接官はこの面接カードを使って質問の8割~9割を作ると言われています。もし本番の面接で…
「あれ?そんなこと書いてたっけ?」
こんな感じで、書いた内容を忘れると最悪です。
きちんとコピーを保管しておき、この面接カードから「何を聞かれるか?」「どう答えるか?」
こんな感じで想定問答を作り上げるといい感じです。
ティーチャー!自信作や!
チェックよろ!
その場で面接カードを書く場合の対策
受験先によっては試験会場で面接カードを記入する場合もあります。
官庁訪問の際に書く訪問カードはこういうパターンが多いと聞きます。
この場合は事前準備をしておくことが大事!
例えば過去の例などを参考にして面接カードを前もって作成しておくといいです。
うまくいくと本番で内容を書き写すだけになります。
ただし、面接カードの質問内容は変わるかもしれないので、あくまで過去の例はベースとしてとらえ、想定される質問内容を他にも用意しておきましょう。
また、過去の例が入手できない場合でも
自己PRや志望動機
趣味や特技
長所や短所
最近関心を持ったこと
志望先に対する質問
こういった定番質問は色々な官公庁の面接カードで聞かれる内容です。
想定できるものは事前に準備しておけるはずです。
面接を受ける前の練習だと思って、自分の中で情報を整理してみましょう。
注意することがたくさんあるんだね
適当に書いてしまうと、適当な人に見られる。
きちんと書けば、きちんとした人に見られる。
面接カードは受験生を映す鏡みたいなものだ。
というわけで、「面接カードの基本的な書き方」というテーマのお話でした。
今回はこの辺で終わります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!