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公務員の面接・論文試験

公務員試験の集団討論対策!役割やコツを解説します!

「集団討論ってどんな試験なんだろう?

「集団討論のコツが知りたい」

「経験者の声を聞いてみたい」

こんな声にお答えいたします!

 

皆さんこんにちは!

ざく(@NAO85294160)と申します。

 

地方上級や市役所などの公務員試験では「個別面接+集団討論」という形式の面接試験が多くみられます。

特に集団討論を経験するのは初めてだという方も多いと思います。

個別面接はなんとなくイメージできますが、集団討論のイメージってなかなか湧かないものですよね?

でも、正直言って何もわからない状態で集団討論を受験するのはかなり危険!

よっぽど集団討論のセンスに溢れている方ならいいんですが、そもそも話し合いが苦手な人や初見の人はきちんとした準備をしておいた方が無難です。

 

というわけで、今回は集団討論を初めて受験する方へ、少しでも集団討論がイメージできるよう私の体験談を交えて話していこうと思います。

 

こむ
こむ
集団討論か~

どんな人と一緒になるんだろ?

私が足引っ張ったりしないか不安だな~

ざく
ざく
どんなメンバーとグループになるかは運次第だね~

だから基本的な集団討論の知識をつけるなど、やれることはやっておこう



公務員試験の集団討論とは?

集団討論とは5~10人程度の受験生を1つのグループにして、さまざまなテーマについて討論をさせる試験です。

試験本番は下記のようなイメージです。

 

 

上図のように面接官の前で受験生同士が討論をするという構造です。

基本的に面接官は試験開始と終了の合図をするのみ。

試験時間はだいたい60分程度。

討論するテーマとしては行政課題や話題になっている社会問題など時事に関連するテーマが多い傾向にあります。

集団討論は役割分担が大事

集団討論は最初に役割を決めるように指示されることが多いです(役割分担を支持されない場合もあり)

集団討論における役割とは

・司会

・書記

・タイムキーパー

この3つです。

 

それぞれの役割がやることは

司会…進行役であり皆の意見を聞きながら討論を円滑に進めていく。

書記…討論の中で出た皆の意見をまとめる。

タイムキーパー…討論の時間を管理し、時間配分通りに討論が進むようにする

役割がない受験生は意見をだしつつ、討論の流れをサポートしていくことになります。

役割なくても不利にはならない

司会、書記、タイムキーパーの役割が無いからと言って不利になるこはありません。

きちんと意見を発言しグループの討論に貢献できれば良い評価を得ることができます。

役割が無い人は討論を活性化させるというポジショニングを意識しつつ、積極的に意見を出していきましょう。

最終的にグループとしての答えを出す

集団討論のゴールは制限時間以内に与えられたテーマに対しグループとしての答えを出すことです。

最終的には司会が皆の意見をまとめて、その場で答えを発表します。

答えの発表を含めて制限時間以内に収めなければならないので、意見を出す、まとめるという作業をうまく時間配分してやっていく必要があります。

それぞれが役割を認識して討論を進めることが大事です。

集団討論のコツ

まずもって集団討論は他者を蹴落とす試験でもなければ、他者より優れていることをアピールするものでもありません。

皆で協力して結論をまとめる試験だということは常に頭に置いておきましょう。

この前提条件を踏まえた上でコツをいくつかご紹介します。

本番前にグループの人と話しておく

控室でグループメンバーと軽く談笑しておくと、本番でも討論しやすくなります。

だいたいの集団討論では控室があって、事前に同じグループの人と話す機会があります。

グループメンバーとは試験当日に初めて顔を合わせるものですが、何も会話しない状態で集団討論に入っていくと本番でも喋りづらくなってしまいますよね?

グループメンバーにこの辺のコツがわかっている人がいれば、積極的に話しかけてくれたりもします。

逆に自分自身がメンバーに声をかけてまわるのもいいですね。

 

喋る内容はは何でもいいんですよ。

自己紹介だったり、

「今日はどうやって会場まで来たんですか?」とか

「集団討論の練習はしたことありますか?」とか

「司会したことありますか?」とか

運動前のストレッチと同じです。皆と一通り会話して慣らしておくことが大事なんです。

できれば本番前に役割も決めておく

グループメンバーと談笑したタイミングで本番の役割も決めちゃいましょう!

事前に役割を決めておけば人選の時間を節約できますし、討論もスムーズに開始することができます。

特に司会は慣れた人でなければ難しい役割なので、なかなか決まらないこともあります。

メンバーに司会を買って出る人がいてくれればラッキーですね。

相手の主張を否定しない

集団討論は相手の意見を否定、論破して言い負かす試験ではありません。

相手を言い負かして自分の優位をアピールするものではありません。

私の経験上、こういった行動をとる人は典型的な落ちるタイプです。

そもそも集団討論で扱われるテーマって、明確な答えがないものが多いです。つまり人それぞれの考え方があって、どちらが正解とも言いいきれないというわけ。

それにも関わらず自分の意見の絶対性を主張し、他人の意見を真っ向から否定するような人はマイナス評価を受けてしまいます。

公務員として相手への思いやりや協調性が求められますからね。

場合によって対立するような意見も出てきますが、相手の意見を一旦認めた上で相手に配慮した姿勢を見せるように意識することがポイントです。

適度に軌道修正をする

討論が進むにつれテーマから逸脱した方向に向かうことがあります。

集団討論は最終的にテーマに対するグループの答えを出さなければゴールにならないので、皆の意見が飛び交う合間にゴールへ向かうように討論の軌道修正が必要になります。

意見が活発に飛び交うのはいいんですが、制限時間もあるのであまりテーマに関係のない論点は避けたいところ。

時折、皆の意見を軽くまとめ、討論の流れを本来のテーマに沿うよう働きかけると高評価を受けれます。

発言が少ない人を気遣う

意見をあまり出さないような、発言が少ない人を気遣う行為は高い評価を得ることができます。

発言が少ない人を尻目に討論をガンガン進めてしまうと、チーム全体の評価がマイナスになってしまうので要注意!

討論の場が苦手で発言できない人もいるので、そのような人に対してフォローしてあげるこことがポイントです。

お互いフォローし合う

同じグループのメンバーが言った明らかな間違いはそのままにせずフォローしましょう。

これは私の体験談ですが、ある集団討論の冒頭で単純なミスをしてしまいます。

完全にただの勘違いで、自分もすぐにミスしたと気づきます。

もう頭の中真っ白…「これは終わった…」と半ばあきらめていました…(;´Д`)モハヤコレマデ

するとここでメンバーの一人がすかさずフォローをくれます!

 

「ざくさんがさっき言ってたのって、正しくは○○ですよね?」(*^▽^*)ニパッ

「そ、そうですね…すみません後ほど訂正しようかと思っていました…」(;^ω^)セ~フ

 

なんとこれがきっかけで場が和み、討論がスムーズに進むようになりました。

私も挽回するべく積極的に発言&メンバーをフォロー!

そして結果的に私たちは合格することができました!

単純なミスをしてもあきらめる必要はありません。評価はあくまでグループとしての答えを出す過程と結果。お互いフォローし合って意見をまとめていきましょう。

明るくはきはきと発言する

これはもう面接のセオリーのようなものですが、集団討論中も明るい表情ではきはきと答えるようにしましょう。

それだけで面接官の印象も違ってきます。

討論中に意見が対立して、声のトーンが下がったり、表情が険しくなるとやっぱ良い印象は持たれません。

集団討論はグループメンバーと和気あいあいとした雰囲気で進めていくのがベスト。

盛り上がりすぎて答えがまとまらないのはNGですが、一人一人が明るい表情で積極的に発言をし、お互いを認め合いながらうまく意見が収束していくという流れが理想的だと言えるでしょう。

 

ざく
ざく
こういったコツを押さえておくだけでも集団討論の対策になるぞ

集団討論で落ちてしまう人

私の経験から集団討論で落ちてしまう人の特徴をあげてみます。

司会の役割を果たせなかった人

はっきり言って司会という役割はハイリスクハイリターンです。

うまくグループをまとめて役割を全うすれば、非常に高い評価を得ることができますが…

・制限時間以内に皆の意見をまとめることができなかった

・司会がうまくできず、途中で別の人に司会役を取られてしまった

こんな事態になってしまうとかなり絶望的です。自分はもちろんのことグループ全体の評価も下がってしまいます。

 

個人的な意見ですが、司会は少なくとも経験がある人がやった方がいいですね。

経験なしに見栄を張って司会の役割をするのはリスクが大きすぎます。

集団討論はグループで答えをまとめあげれば全員合格になることもありますが、逆に意見がまとまらないとグループ全員が落ちてしまうこともありえます。。

「高評価をもらって自分だけ合格してやる!」…みたいな協調性のない考えの人はまず落っこちるでしょう。

また、そんな人が司会をすると討論にまとまりが無くなってしまいます。

司会の経験や自信がない人は別の役割に着くようにしましょう。

自分の意見だけ主張し、メンバーの意見を否定する人

前段の集団討論のコツでも触れましたが、相手の意見を聞かずに否定ばかりするような人もマイナス評価を受けていしまいます。

これも私の経験ですが、過去にある市役所の試験で集団討論を受けていた時に、同じグループのある人(Aさん)がある特定の人(Bさん)の意見に食いつくように批判をしていました。

AさんはBさんが発言をするたびに、少し笑いながら…

A:「いや私はそれ違うと思います。」

A:「Bさんと違って私はこう思います。」

A:「え~でもそれって○○ですよね~」

みたいな感じです…(さすがに一言一句は覚えていませんが)

見かねた他のメンバー(Cさん)がBさんのフォローに着きます。

C:「Aさんの意見もよくわかります。でもBさんの意見も○○なところが良いと思いませんか?」

 

A以外:「グッジョブ!C!」

結果的にAさんは不合格、Bさんとフォローに回ったCさんは合格しました。

 

極端かもしれませんが、集団討論で低評価を貰いたいなら相手を批判したり、自分の意見を突き通せばいいです。

高評価を貰いたいなら相手の話をよく聞き、相手の意見を尊重する姿勢を見せましょう。

 

こむ
こむ
場の空気を読むことも大事なんだね~

 



集団討論対策

集団討論の対策としては以下のものが挙げられます。

・実践練習をする

・テーマに対する知識をつける

とくに実践練習をした方が身に付きやすいです。

集団討論は一度経験しておくだけでも大分違いますからね。

 

集団討論の練習は公務員予備校を利用するのが一般的。

ただし予備校生以外は利用できない場合もあるので、まずは公務員予備校に確認を取ったほうがいいでしょう。

参考までに大手公務員予備校のLECでは有料で集団討論の練習に参加することができます。

 

そして、集団討論で扱われるテーマは時事が絡むものが多いです。ニュースや新聞などから話題性のあるトピックや、時事に関する知識を取り込むようにしましょう。

市役所であれば自治体の抱える課題や、今力を入れている取り組みなどを押さえておくのもいいですね。

その際、文字の一言一句を覚えるのではなく、そのトピックに対しての意見や考えなどを自分の言葉で言えるようになっておくといいです。

まとめ

・集団討論とはグループで協力して制限時間以内にテーマに対する答えをまとめる試験

・集団討論のコツは
①本番前にグループと会話をし、司会などの役割も決めておく
②相手の主張を否定しない
③適度に討論の流れを軌道修正する
④発言が少ない人を気遣うなど、お互いフォローし合う
⑤明るくハキハキと発言する

・集団討論の対策は
①公務員予備校の実践練習に参加してみる
②討論テーマだ扱われる時事などの知識をつけておく

 

こむ
こむ
集団討論はどんな人とグループになっても協調性を忘れずに!…ってことだね

 

ざく
ざく
そういうこと。

公務員になった後も色んな職員と仕事をすることになるからね。

試験もしっかりとポイントを押さえて討論すれば結果はついてくるはずだ。