はじめまして、ざく(@NAO85294160)と申します。
「公務員目指してるんだけど、国家公務員と地方公務員って何が違うのよ?」
「どっちがおすすめなの?」
こんな方向けに、私の体験をいろいろと参考にできるよう形にしたいと思い、ブログにまとめてみることにしました。
公務員試験対策!と書いてはいますが、お堅い感じはなるべく避けつつ、まったり、ざっくりと体験談を綴っていく感じです。
Contents
国家公務員に向いてる人
私は国家一般職(当時はⅡ種)試験に合格し、とある国の出先機関に勤務していたのですが、その時の経験をもとに国家公務員に向いている人をまとめると
・転勤が苦じゃない人
・ある程度、専門性のある仕事がしたい人
・住民、地域と深く関わる仕事は避けたい人
独断と偏見が入っているかもですが、大体これに該当する方は国家公務員系がおすすめです。
国家公務員は生涯転勤族!マイホームが建てずらい!
国家公務員はまず転勤を避けては通れません。国家一般職を例にあげてみると、例外はありますが、基本採用された官庁の管轄エリア内を異動とともに転勤し続けることになります。
なので、せっかくお気に入りの場所を見つけて、マイホームを建てたとしても、辞令がでて遠くに異動となれば、引っ越しせざるをえません。
所帯を持たれている方であれば家族全員で引っ越しになりますし、単身赴任をしなければ子供が学校を転校する事態も発生します。このような住環境の変化に抵抗のある方は、あまりおすすめできません。
国家公務員は専門家!自分の専門分野で働ける!
国家公務員はひとつの省庁に入れば、その省庁内での異動になるため、ある程度ひとつのジャンルを専門的に取り組んでいけます。さらに国税専門官や労働基準監督官などの国家専門職ともなれば、さらにその道のスペシャリストを目指せます。
これに対して、地方公務員はホント色々なことやってます。市役所を例にするなら、健康福祉、環境、観光と、あげたらきりがないくらいです。市役所はだいたい3~5年くらいをメドに、これらの部署を異動していきます。
よく言えば、様々なジャンルの仕事をたくさん経験できますが、悪く言えば何かひとつのジャンルを極めていくことができません。
国家公務員は地方公務員ほど住民と密接じゃない!
私たちが普段よく訪れる官公庁といえば、市役所だと思います。転入転出届けとか、婚姻届けとか、市役所って私たち住民にとってすごく身近な存在ですよね。
でも、国家公務員の官公庁ってパッと思いつきますか?身近な存在ですか?
つまりはそういうことです。市役所というのは対住民の最前線。よく言えば住民と一番密接であり、生の声が直接聞ける立場にいる。悪く言えば近すぎて、住民の様々な要望に答えていかなければなりません。
これに対して国家公務員は、特定職種の人や、業者を相手にすることが多いです。もちろん住民と接する機会はありますが、住民の細かな日常生活にまで入り込んでいくことは、ほとんどありません。
地方公務員に向いている人
私は国家公務員を退職した後に、とある市役所に勤めていたのですが、その時の経験をもとに地方公務員に向いている人をまとめると
・転勤がいやな人
・とにかく色々な仕事をしてみたい人
・住民、地域と深く関わる仕事がしたい人
上記のとおり、前述の国家公務員とほぼ真逆ということがわかりますね。
地方公務員は住居安定!実家パワーをフル活用!
市役所や県庁といった地方公務員は国家公務員と違い勤務地が市内、県内になりますので必然的に異動の範囲が狭くなります。
他市町村への派遣や、東京出張所に勤務などの、稀な例を除いて、本庁や支所勤務ということであれば、ほぼ住居は安定できます。バリバリ実家から通うこともできるはずです。
実は、私が国家公務員を辞めた一番の理由は、この転勤による住環境の不安定さでした。公務員である以上仕事は選べませんが、住む場所くらいは自由に選びたいですからね。
地方公務員はなんでも屋!いろんなことやれる!
市役所を例にあげれば、地方公務員は住民の日常生活、地域に関することであれば何でもやります。
私も市役所時代で環境の部署にいた時には、市民の通報で、小動物の死骸を回収しに行ったり、ハチの巣駆除に出向いたりと、市民の声があらばすぐさま出動していました。ホント、国家公務員の時に比べていろんなことやってたなーって思います。
いろいろな経験をして、自分に刺激を与え続けたいという方は向いているかもしれません。
地方公務員は地域住民と密接に関わる仕事!
こちらも市役所を例にあげると、地方公務員は住民の生の声が聞ける場所です。
住民の声に耳を傾け、地域の実態を知り、住民の生活を豊かにしていかなければなりません。
故にダイレクトに住民からクレームも言われることも多いです。私も、市役所勤務の初日からの初窓口でクレームを受けました。(;^ω^)イ、イキナリカヨ…
また、地域のイベントには積極的に参加していく必要があります。(土日に動員かかることも多い)台風や地震で避難所が開設されると、休日でも避難所に従事しなければなりません。
個人的に、市役所は国家公務員の時代に比べて慢性的に忙しいといった印象です。
まとめ
・国家公務員に向いている人→転勤OKで、専門性のある仕事がやりたい、住民、地域と深く関わる仕事は避けたい人
・地方公務員に向いている人→転勤NGで、いろいろな仕事がやりたい、住民、地域と深く関わる仕事をしたい人
以上、かなり大雑把ですが私の経験から国家公務員に向いている人、地方公務員に向いている人を分類してみました。
しかし、今の公務員試験は併願をされる方が多いです。これから公務員試験を受験される方は、どっちがおすすめ?というより、試験の日程がかぶらないなら地方、国家、両方とも受験することをおすすめします。
最終合格した後、どちらに進むべきか迷っている時の参考にしていただければ幸いです。